運気の良い財布に買換えたい場合、風水的に理にかなった過程を経て使い始めることでその金運のある財布の真価が発揮されます。運気ある財布でも入手の時期や取り扱い方でその風水効果は大きく上下することがあります。
またある程度風水術に慣れ親しんできますと、次は吉日の存在を気にされ実行に迷う方もいるでしょう。そこで、風水術の効果を期待通り(またはそれ以上に)得るための吉日に対する知識と、その賢い利用方法をご紹介します。
もくじ
チャンスが多く金運アップにふさわしい一粒万倍日
風水で比較的多く用いられる吉日としましては、一粒万倍日や天赦日、大安などがあります。その中でも一粒万倍日は月に4~7日程度あり、また他の吉日と重なる場合も多く、その運気アップの効果は想像以上のものです。
一粒万倍日に行うと良いとされることは、仕事始め、お店を開くこと、買い物、契約、新しいことにチャレンジすること等があります。お金に関わる行為、及びその他の行いの多くに効果があります(ただし借金や不正行為等を行うと逆に運気ダウンとなります)。
ところで暦には日付や曜日以外に「六曜」「二十四節気」などの記載がありますが、一粒万倍日はその中の「選日」に属しています。一粒万倍日は「一粒の籾が何倍にも成長し大きな利益をもたらす日」という意味があり、まさに新しい財布を使い始めるには最適です。
天赦日、大安、寅の日などの吉日も効果的
「天赦日、大安、寅の日、己巳の日、満月」等も吉日として最適なのと同時に、一粒万倍日と重なればより大きな金運アップが図れます。様々な吉日や古くから伝わる暦上の特別な日がありますが、ここではこれらの吉日に絞ってご紹介します。
「天赦日」は「天があらゆる罪を赦(ゆる)す最上の日」とされ吉日の中で最強の存在です。しかし年に5~6日しかありませんので一粒万倍日を中心に吉日を選ぶのが現実的です。ただ天赦日が近い場合は、一粒万倍日との重複に関わらず狙ってみるのがいいでしょう。
「大安」は日本ではおなじみの吉日として特に結婚式を挙げる日に選ばれますが、財布の買換えの際にも運気アップにつながります。大安は六曜の中で最も運気上昇の効果があり、適度な年間日数もあることから吉日選びの候補としたいものです。
「寅の日」は「虎が千里往って瞬時に千里還る」という言伝えから、出て行ったお金がまたすぐ戻ってくるという意味を持ちます。また寅のあの黄色い毛並がお金・金運を連想させ財布の購入のみならずお金に関する事柄全般に良いとされています。
「己巳の日」(つちのとみのひ)は十干十二支からきており、己は金を生み出すという土、巳は金運を上昇させるヘビのことです。金運アップに大変ふさわしく大きな効果が期待できますが、年間日数が少なくなかなか利用できないのが難点です。
「満月」はその月の神秘的な存在からいくつかの運気アップ効果を持ち、金運アップのパワーも秘めています。本項のような財布の買換えの場合以外にも、所有中の財布に金運パワーを注ぎ込むといった目的で選ぶのにも適しています。
これだけは避けた方がいい運気ダウンの日
吉凶の判断には、手軽な方法としては「六曜」や「暦注」(一部のみ)の記載をカレンダーで確認する方法があります。また高島式暦(高島暦)では、「六曜」「暦注下段」「選日」「九星」など多彩なジャンルに渡る吉凶等の情報を記載しています。
凶となる日の例ですが、「選日」では一粒万倍日以外は凶、または吉凶がハッキリしません(不成就日、十方暮、三りんぽうなど)。また「暦注下段」にある受死日や凶会日、十死日などありますが、高島暦を読めればその日付を正確に知ることができます。
また、九星気学における日破に当たる日も運気ダウンの日となりますので注意が必要です。こちらは自分の本命星やその巡回によって日付が変わり調べる手間がかかりますが、凶となる要因をより広範囲に知ることができます。
金運アップにつながる縁起のいい財布の選び方
吉日選びと同時に、運気アップにつながる財布の選び方にもいろいろなポイントがあります。全体的には金の気を連想させながらも、西や北西の気の引き締まった存在感のある財布が運気を上昇させる財布の特徴にあります。
まず色は黒・茶が最も無難なスタイルで、青はお金を冷静に判断し無駄遣いを防ぎます。黄色はお金の入りはいいですが出ていくのも早く、オレンジはお金をじっくり育みます。ピンクは恋愛で上手なお金のやりくりを促し、紫はお金についた穢れを払う効果があります。
財布の素材については革(牛革等)が望ましく、形は二つ折りよりも長財布が良いです。中のカード入れは8ヶ所で、黄色や金、ベージュなどの内装色が金運アップの秘訣です。またお金持ちの人が使っていた財布は金の気が強く残り中古品でも金運上昇が期待できます。
新しい財布の購入や使い始める日を選ぶ
実際の吉日選びですが、日数が多い一粒万倍日を中心に、他の吉日と重なっている日を探し効果を倍増させるのがポイントです。ここでは2018年を例として、特に希少な天赦日、寅の日、己巳の日と重複した日を探します。
一粒万倍日と天赦日が重なる日が、2月1日(木)、7月1日(日)、9月13日(木)です。寅の日と重なる日は、3月11日(日)、3月23日(金)、4月4日(水)、己巳の日と重なる日は6月6日(水)となります。
さらに一粒万倍日と天赦日と大安が重なる9月13日(木)があり、財布の買換えはもちろん他の運気アップにもぜひ活用したい日です。また一粒万倍日は単独ですが6月4日(月)、5日(火)、6日(水)、7日(木)と4日連続しているときもあります。
購入日や購入の予約だけを行う日、ネット通販でしたら新しい財布が届く日、使い始める日など色々と考慮すべきことがあります。その中で最も大切なのは「使い始める日」ですが、その他各実行日も吉日であればそれに越したことはありません。
春は「張る財布」、秋は「実り財布」で金運上昇
上記以外にも、「春は財布がお金で張る」「実りの秋で財布も豊かに実る」といった意味で春か秋に買換える事も金運上昇になります。実際の春と秋にあたる期間ですが、春は立春の2月4日頃から約1ヶ月間、秋は秋分の日の9月23日頃から約2ヶ月間です。
この春財布の期間ですが、一粒万倍日と天赦日が重なる日2月1日(木)を逃してもこの期間がすぐに訪れる形となり重宝します。また7日(水)、14日(水)、19日(月)、26日(月)、3月3日(土)は一粒万倍日と重複し、効果が倍増することとなります。
秋の実り財布の期間におきましては、その約2ヶ月間で10日程度一粒万倍日と重なります。一粒万倍日と天赦日と大安が重なる9月13日(木)という非常に貴重な日を逃しても、この期間で効果の大きい吉日が続きます。
吉日に行動ができるようにタイミングを合わせる風水術
せっかく吉日を調べても、仕事や家事でどうしても合わせるのが難しい・・・といったこともあるかと思います。そんな時はタイミングをうまくコントロールする風水術で流れを引き寄せることから始めてみてください。
風水術としては、「格子状のもの、物と物を合わせる」という意味を持つ東北の方位にカレンダーを飾る方法があります。インテリア風水として黄色いアイテムを西や東北の方位に飾り、金運の面からカバーする方法もあります。
また、ゴールド(色)にはタイミングを良くするパワーがあり、装飾品にゴールドのテイストを少し取り入れてみるのもいいです。ただし、ゴールドが持つそのパワーは強力なので、過度に使わずピンポントで取り入れることがポイントです。
まとめ
財布を買換えること1つを取ってみましても、実際に使い始める日によってはその後の金運が大きく変わってくることもあります。また、当然その財布に備わる風水的な金運度合いによっても、運気は変わってくるものであります。
そこで金運財布のパワーを正しく得るには、まずは何よりも使い始める「吉日選び」を重視することです。その中で一粒万倍日は特に金運アップにふさわしい性質があり、様々な吉日がある中でその高い選ばれやすさに優秀な側面があります。
新しい財布を選ぶのは楽しい作業だけれど、なかなか使い始める日のことまで考えるのは大変だなぁと感じることもあるでしょう。年間日数が多く、天赦日などと重なることもある一粒万倍日なら、ややこしいお日柄選びにおいてもその見返りは十分なものとなります。
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