ソウルメイトというと、「親友」や「運命の相手」のようなイメージがあるのではないでしょうか。確かに私たちが日常生活で使う「ソウルメイト」という言葉は、そのような意味で使われることが多いですし、それも間違いではありません。
しかしスピリチュアル的な観点からみると、少し違った意味、もしくは深い意味があるようです。今回はスピリチュアル用語として使う「ソウルメイト」とはどのような存在なのか、詳しくご説明していきます。
ソウルメイトとはどのような存在なのか?
まずソウルメイトとは一体どのような存在なのか、その基礎知識をつけていきましょう。
前述のとおり、日常的に使う言葉としての「ソウルメイト」は、とても気の合う親友だとか運命の相手だとかいう意味で使われています。
これ自体は全く間違いというわけではありませんし、スピリチュアル的な観点から言っても、それを意味することもあるのです。
ではそんなスペシャルな関わりのありそうな相手とはどういう存在のことなのでしょうか。くわしくみていきましょう。
ソウルメイトは文字どおり魂同士がつながる友達のこと
ソウルメイトとは、英語で書くとsoul mateとなりますが、つまりは魂同士がつながる友達のことです。魂同士がつながるとはどういうことかと言うと、精神世界でもしっかりつながっている、ただの友達ではない人のことです。つまりは宇宙レベルで関わりがある相手といったところでしょう。
それが「親友」や「運命の相手」という形で現実世界では現れることもあるので、その解釈は間違いというわけではないのですね。
友達というとたくさんいるでしょう。しかしスペシャルな関わりのある相手となると、もっと深くつながったような、たとえ離れていてもその存在を感じることができるような、そういう魂・精神的な世界でつながっているその人のことを言うのです。
それだけ強くつながっていますから、誰が宇宙次元で関わりのある相手なのか感じたり見つけたりすることは難しいことではありません。
恋愛上のソウルメイトは運命の人のこと
「運命の人」という部分に絞っても考えてみましょう。宇宙次元で関わりのある相手がもしも異性だった場合、もしくはあなたが恋愛感情を持てるような相手だった場合、それが私たちが言う「運命の人」というのに当てはまることになります。
もっと簡単に言えば、私たちは宇宙の次元で関わりのある相手とそういった間柄になった場合に、その人のことを「運命の人だ」と感じるということです。
これは魂の友達達とはそれだけつながりが深く、お互いに何かスペシャルなものを感じることを意味しています。
ですから運命の人のことをソウルメイトと呼ぶのも、あながち間違いではありません。しかし、イコールではないということを覚えておきましょう。ソウルメイトという言葉には、もっと広い意味があるからです。
過去生でも来世でも関わることになる相手
この魂同士がつながった友達は、今現在生きているこの人生だけではなく、過去生でも来世でも関わっている相手です。私たちの体には過去生・来世というような区切りがありますが、魂にはそんな区切りはなく、ただずっと存在しています。
そのことを考えると、何度違う肉体を持って生まれ変わったとしても、毎回関わりができるのは当然ですよね。肉体が変わったからといって魂の縁が切れるわけではないからです。
しかも毎回なんらかの深い関わり方をすることになるでしょう。
とは言え、魂レベルでは強くつながっているものの、現実世界では大きな距離があったり、あまり関わることのできない間柄だったりすることもあります。
距離的な面では、その距離を超えても出会うことになりますが、家庭環境・国家間の問題・宗教的な問題などで関わることのできない間柄だったりしても、何らかの関わりを持つことになるので、そこでジレンマが発することもあるようです。
ソウルメイトは1人には限られず性別も問わない
ここまでの説明でなんとなく気づいている人もいるかもしれませんが、宇宙次元で関わりのある相手は1人に限られているわけではありません。またお互いの性別も関係ありません。
あるときは同性で生まれて親友として過ごすかもしれませんし、ある時は異性として生まれて恋愛したり、結婚したりすることもあるでしょう。
複数人いるため、たとえ男女の間柄としてつきあったとしても死ぬまで一緒とは限らず、別れてしまうこともあるでしょう。そしてまた他の宇宙の次元で関わりのある相手とそういった間柄になることだってあるのです。
その間他の宇宙の次元で関わりのある相手と友情を育んでいることもあります。
「唯一無二の親友」や「運命の人」というのは、実は1人に限られているものではありません。ですからもしも運命を感じる相手と別れることになっても、他にも運命を感じる相手が現れるでしょうから心配する必要はないのです。
「魂の友達」ソウルメイトの特徴とは?
魂の友達であるソウルメイトがどんな存在かわかったでしょうか。もしかしたら、今のあなたの交遊関係上で、この人が宇宙の次元で関わりのある相手だと思う人が思い当たったかもしれませんね。
宇宙次元で関わりのある相手との間に感じる感情には特徴がありますから、実はソウルメイトを見つけることは難しいことではありません。
では具体的にはどういう感じたり、どんな間柄が築けていたりしたらその人が魂の友達だということになるのでしょうか。その特徴についてご紹介します。
なぜか昔から知っている感じがする
もしもあなたの魂の友達に出会えたら、なぜか懐かしい感じがするでしょう。まるで昔から知っているような、会ったことがあるような感じがするはずです。
そういった感じがするために、宇宙の次元で関わりのある相手宇宙の次元で関わりのある相手にあったら「運命の人」だと一瞬にして思ってしまうことがあるのですね。初めて会ったにも関わらず、とても強い縁を感じるはずです。
これは別に異性にだけ感じるものではなく、同性にも感じるものです。しかし同性に感じた場合は、その人が同性ということもあり「運命の人」と感じるのではなく、なんとなくとても気が合いそうだと感じるでしょう。
初めて会う同性に対してそんな風に感じたら、その人が宇宙次元で関わりのある相手である可能性は非常に高いです。
この感覚はデジャヴュのような感覚ですから、明らかに他の人に対する感情とは異なるはずです。そのため、比較的簡単に宇宙の次元で関わりのある相手を発見できるのが、初対面での印象ということになります。
離れていても強いコネクションを感じる
あなたがもしも宇宙の次元で関わりのある相手と友人関係、または恋愛関係にある場合、たとえ距離がかなり離れていても強いコネクションを感じます。そばにいないのにも関わらず、そばにいるように感じたり、遠く離れているのに、同時に連絡をしようとしたりなんてことも起きます。
魂レベル・精神世界では距離が離れていることは関係ありません。また距離が離れているからといって、宇宙の次元で関わりのある相手と縁が切れるということはないのです。
人生において、一時的に連絡が途切れたりすることはあるかもしれませんが、なぜだか数年開けて連絡をしても、まるで時間なんて開いてなかったように感じるでしょう。
魂同士がつながる、ずっと昔から関わりのある相手なので、それは当然のことです。なぜだか不思議と距離が離れても疎遠になっても、また仲良くできるという人がいるなら宇宙次元で関わりのある相手である可能性が高いでしょう。
相手の世界観を理解することができる
人というのは、それぞれがそれぞれの世界観の中で生きています。ですから相手の世界観が理解できなかったり、相容れなかったりすることもあるでしょう。実際、そういうことで人間関係に問題を抱えることもあるはずです。
しかしそれが宇宙の次元で関わりのある相手となると、全く異なります。まるでそれが自然であるように、相手の世界観を理解することができるのです。むしろ世界観が同じだったり、近かったりということを感じることもあるでしょう。
相手の世界観を理解できるため、大きな喧嘩をすることはありませんし、話が合うと感じます。すべてを説明しなくても、あなたの考えをわかってくれたりすることもあるでしょう。それは世界観、つまり考え方が似ているからです。
そういう人に出会えたら、その人が宇宙次元で関わりのある相手だとわかってしまうわけです。
笑いのツボが完璧に一致している
笑いのツボが完璧に一致で、常に同じことに対して笑える相手というのは、そうそういませんよね。しかしそれが宇宙の次元で関わりのある相手ともなると、びっくりするほど笑いのツボが一緒で、あなたがおもしろいと感じたことをわかってくれないなんてことがないくらいです。
同じギャグを見て笑い、同じ出来事を見て笑い、あなたが言った冗談すべてにウケてくれるなんて人がいれば、それは笑いのツボが一致しているということになります。
よくよく周囲を見渡してみてほしいのですが、そんな風に笑いのツボが合致している人は、珍しいはずです。
これは前項の「世界観を理解できる」という話と似ています。もしもあなたがすでに笑いのツボが同じだと感じる人に出会えているなら、その人は宇宙次元で関わりのある相手かもしれません。
自分や家族の誕生日が同じか近い
なぜだかお互いの誕生日が一致していたり、家族の何人かの誕生日が似ていたりするということもあるでしょう。そういう風に生まれた日が同じか近い者同士、そして家族にまでその傾向があるというのも、宇宙次元で関わりのある相手の特徴です。
宇宙の次元で関わりのある相手だと、現実世界でも関わりをつくることになるため、どうしても同じ年代に生まれて来る必要があります。そして同世代だとなお関わりが持てるようになりますよね。
ですから宇宙次元で関わりのある相手は比較的誕生日が近くなりがちなのです。
その中でも、特に結びつきが強い者同士なら、自分たちの生まれた日が同じだけではなく、家族の誕生日まで一致する部分があるでしょう。
ちなみにこの誕生日については、あなたの宇宙次元で関わりのある相手全員に現れる特徴ではありません。なぜなら宇宙レベルで関わりのある人というのは、複数人いますし、それぞれどういった関わりがあるかは違うからです。
道に迷ったときなど必要なときに現れる
あなたが困ったとき、これからの人生の道に迷ったとき、苦しいときなどに、必ず現れてくれる人はいないでしょうか。普段はそれほど密に交流をしていなくても、なぜかそういう時に限って、たくさん連絡が取れるようになったり、会えるようになったりする友人。もしもそんな人が思い当たるなら、その人はあなたを助け、導いてくれるタイプの宇宙次元で関わりのある相手です。
魂同士がつながる友達は複数人いますから、あなたとそれぞれの関わり方は違うのです。あなたとずっと寄り添って同じ方向を向いて生きていく宇宙次元で関わりのある相手もいれば、あなたを導いてくれる人、そしてあなたが導く人もいます。
もしもあなたが辛いときに、必ずなぜか連絡が取れるようになる相手がいるなら、それはあなたのことを導いてくれる人だと判断することができます。
さみしいことに、あなたがこの宇宙のことについて理解し、誰もいなくもて幸せを感じられるようになったとき、この宇宙次元で関わりのある相手はあなたの世界から姿を消してしまうこともあります。
波長があって一緒にいることが自然に感じる
ソウルメイトは宇宙の次元で強い関わりのある相手です。ですから波長が殆ど同じなのです。そうすると、お互い反発することなく、スッと相手のことを受け入れられます。ですから一緒にいることが当然のように感じるのです。
これはたとえ現実世界では、しばらく会えていなかったとしても同じことです。久々に会っても、なぜかその人といることを、当たり前のように感じるでしょう。
現実世界で会えていなかったとしても、魂ではつながっているということは、本来の次元では常に会えているような状態だからです。
どういう意味かわからないという人は、「宇宙」という点に注目してみましょう。本来の私たちは宇宙の中にただ存在しているだけです。そこで強いつながりがあるということは、常に会っているのです。
それが現実世界に投影されるか投影されないかは、あなたの望みや状況によりますが、そういうわけでいつ会ってもそれが当たり前のように感じられるのです。
離れようとしても離れることができない
宇宙次元で関わりのある相手は複数人いるので、それぞれに違った役割・関わり方があります。そしてその中でもとくに結びつきの強い宇宙次元で関わりのある相手となると、離れようと思ってもなかなか離れることができません。
そもそも離れようという風に思うことも殆どないでしょう。しかし現実世界での状況から、どうしても離れなければならないことになったとしても、なぜかその後また近くにいることになってしまうのです。
まるでそうなるのが宿命なのではないかと感じるほどに、強いパワーでそのように人生が動いてしまいます。
それほど強く、宇宙次元・魂同士でのつながりを感じるような相手は、間違いなくソウルメイトです。
私たちがポジティブな意味で「縁がある」と表す相手というのは、その殆どが実は宇宙次元で関わりのある相手なんですね。
ソウルメイトとツインソウルの違いとは?
ソウルメイトの他に「ツインソウル」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。そしてこの2つにはどういう違いがあるのか、疑問に思ったこともあるかもしれません。
言葉だけを見れば、なんとなく似た意味がありそうですよね。「ソウル(soul)」という部分がかぶっているように、ツインソウルもまた、魂レベルで関わりがある人のこととなります。
ではソウルメイトとツインソウルは具体的にどう違うのでしょうか。その違いについてご説明します。
ツインソウルとは「双子の魂」のこと
ツインソウルは文字どおり「双子の魂」ということになります。あなたの魂の双子といったところでしょうか。あなたの魂の片割れとも言えるでしょう。
魂の双子と言われても、ちょっとピンとこないかもしれませんから、目に見える現実世界での話を例にとってみましょう。
私たちが「双生児」という人たちのことを考えてみましょう。特に一卵性双生児の場合は、基本的に同じDNAを持っています。魂の双子・魂の片割れは「双子」と言っても、この一卵性双生児と似ています。つまりは、宇宙次元での一卵性双生児という感じです。
魂の段階や、波長、波動、そういったものがすべて同じ相手というとイメージしやすいかもしれませんね。ともかく、そういった相手のことをツインソウルという言葉であらわすのです。
ツインソウルはソウルメイトの中にいる
ではこの魂の双子と魂の友達には、どんな違いがあるのでしょうか。実は魂の双子・魂の片割れとは、ソウルメイトの種類を言い分けたものになります。つまり宇宙次元で関わりのある相手の中でも、特につながりが強く、まるでお互いに同じような存在であるかのように感じる人が、魂の双子・魂の片割れということになるのです。
ですからこの2つは全く違うものというわけではないのですね。
魂の双子を探したければ、宇宙次元で関わりのある相手の中から探すことになります。まるでもう1人の自分を見ているような感じがしますから、普通の宇宙次元で関わりのある相手とは違うということは肌で感じ取れるでしょう。
とくに誕生日の一致や、さまざまなものに対する好みや見解が似通っていると、その人は魂の双子・魂の片割れである可能性が高くなります。
ソウルメイトは複数いるがツインソウルは1人
ここまでも触れてきているように、ソウルメイトというのは基本的に複数人いるものです。またそれぞれ、あなたとの繋がり方も異なるため、その全員を見てみるとバラエティに富んでいるように感じるでしょう。
しかしツインソウルは1人しかいません。そして実は異性に限定されます。前述で魂の双子・魂の片割れを一卵性双生児のようなものだとご説明していますが、それは魂のDNAのようなものが一致しているということであって、性別が同じというわけではないのです。
あなたにとっての対となる人だと考えると、物事には陰陽があるように、魂にもそういったものがあり、現実世界に生まれ出てきたときには、お互いの性別が異なるという風に現れます。
ちなみに異性だからといって必ずしも恋におちるというわけではありません。そういうことは多いようですが、その後別れてしまうことも多くあります。どちらかというと、永遠に一緒にいるような関わりになることは少ないようです。
ソウルメイトとは何もしなくても出会えている
ここまでの説明で、自分のソウルメイトと会ってみたい!と思った人もいるかもしれません。しかし実はあなたはもうその人と会えているはずなのです。
ただ意識して周りを眺めたことがないために、気づいていないだけで、必ず誰もが自分の魂の友達と会えています。
なぜなら何もしなくても、ソウルメイトとは宇宙次元での繋がりがあるので、勝手に出会ってしまう運命にあるからです。
ですから幼少期のころは別にしても、それなりに年齢を重ねている人なら必ず複数の宇宙次元で関わりのある相手に出会えてきているでしょう。
もしも宇宙次元で関わりのある相手に会いたいと思うなら、じっくりあなたの人間関係を観察してみましょう。どこかで大きな影響があった人、一緒に成長してきている人、なぜだか何度も何度もくっついたり離れたりを繰り返す人、そんな人がいたらその人たちがあなたの魂の友達なのです。
まとめ
今回はソウルメイトについてどういった存在で、どんな特徴から見極めることができるのかをご紹介しました。自分の宇宙次元で関わりのある存在について、心当たりができた人もいるでしょう。
もしもすでにあなたのそばにいる宇宙次元で関わりのある相手に気づいたのなら、その存在はあなたにとって非常に大事な存在です。会えたこと、存在してくれることに感謝するようにしましょう。
そんな宇宙次元で関わりのある存在と、もしも恋におちることができ、そしてそのまま結婚して人生を共にすることになったのなら、それもとても素晴らしいことですね。
あなたと波長がぴったりの相手ですから、居心地よく生活することができるでしょう。
現実世界、そして今世で出会う宇宙次元で関わりのある相手とは、たとえどんな間柄であっても、あなたに安心と成長をもたらしてくれる存在です。きちんと意識して接することができれば、今以上の幸せを感じることができるようになるでしょう。