反抗線・謝りま線は謝りません、譲りません、曲げませんという三拍子そろった性質を備えている手相線です。この手相線を持つ人は意志が強く、信念と理想のために自分を貫きます。そのため、他者の意見を汲めず、自分の意見を曲げられず、ワンマンな人、独断的な人と敬遠されることもあります。他者との衝突が多くなる傾向もありますが、ストイックにひとつの物事を突きつめる集中力が強くいので特定の分野の成功者になる可能性が高いでしょう。
もくじ
【手相占い】反抗線・謝りま線の位置や基本的な意味とは?女性・男性の違いは?
反抗線・謝りま線の位置は「第2火星丘」と呼ばれる位置に斜め上に横一直線で刻まれます。強固な信念を持ち、屈強な精神力を持っている傾向が強く、権力にも屈しません。一度は圧力に屈することがあっても反骨精神が折れることはなく、不屈の気持ちで下剋上を果たします。男性に反抗線・謝りま線がある場合、自己主張が強く束縛や支配を毛嫌いするため、組織しゃ集団では目上との折り合いが悪いこともあります。しかし、一度リーダーの地位に着くと周囲を引っ張っていく存在になるでしょう。女性が反抗線・謝りま線の手相がある場合、結婚すると恐妻家になりやすい傾向があります。命令されることを受け付けないため、配偶者に対して反発しやすいでしょう。相手の意見に耳を傾けて素直さを心掛けると余計な衝突を避けられるでしょう。
反抗線・謝りま線が現れる場所とは?第2火星丘から始まり小指の下で終わる
反抗線・謝りま線が現れる場所は、第2火星丘から始まります。短い線が斜め上に向かって伸び、基本的に感情線の下で終わります。「第2火星丘」は小指の下、感情線のすぐ真下の部分を指し、「守備・防御」「忍耐」「反骨心」を司ります。反抗線が「謝りま線」「ライバル線」とも呼ばれる理由は「反骨精神が強い」ことが最大の特徴です。反抗線と同じように第2火星丘から伸びる線に「忍耐線」があります。こちらは薬指か中指まで弓なりになりますが、反抗線・謝りま線は弧を描きません。また、「職業線」と呼ばれる手相線は頭脳線まで伸びるため、短い反抗線とは区別して判断します。職業線と違い、反抗線は短く斜め上に伸びる濃いめの直線です。
仕事線とも言われる仕事熱心な人の線でもある
反抗線・謝りま線は短い線ですが、「仕事線」とも言われる仕事熱心な手相線は水平に長く伸びるのが特徴です。反抗線と仕事線は同じだとする解釈と、別物とする解釈とがありますが、ここでは同じ手相線として解釈します。仕事線はひとつの物事や分野に熱中して成果を出す能力があります。集中力が群を抜いているため、研究分野や芸術・芸能関係の業界で才覚を発揮します。不屈の忍耐力を備えているので困難にも挫けません。欠点は、仕事を優先するあまり家庭や大事な人をないがしろにする傾向が見受けられます。反抗線・謝りま線の意味も兼ねているので、目上の人間や周囲との軋轢を生むこともあります。しかし、誰と衝突しようとも己の目標を叶えるために自分の意思を貫くでしょう。
反抗線・謝りま線の見方・見るべきポイント?線の長さ・短さ
反抗線・謝りま線の見方には線の短さ、長さも大事なポイントです。第2火星丘から小指または薬指を越える長い反抗線・謝りま線は法律の分野に縁が深い手相線と見ます。「訴訟線」とも呼ばれていますが、実際に訴訟に発展するわけではありません。長い反抗線・謝りま線は群を抜いた正義感や信念を貫く頑固さ、悪や不正に屈しない精神力、困難に自ら挑んでいくバイタリティが旺盛なことを現します。理想主義とも取れる姿勢に周囲から反発をされることがあっても決して自分の考えを曲げない、譲らないでしょう。また、謝ることもありません。正しいと思ったことをとことんまで貫きます。短小の反抗線は周囲への反抗心が芽生えと判断します。自分の生き甲斐や正義を見つけたり、他人とたびたび衝突することもありますが、まだ信念や理想は不安定です。確固たる自分の正義や信念を見つけたとき、ぐっと反抗線・謝りま線が伸びるかもしれません。
反抗線・謝りま線が長い場合は訴訟線と呼ばれる
反抗線・謝りま線が長い場合は訴訟線と呼ばれます。濃くて長い反抗線・謝りま線を持っていると法律関係の仕事に就くとされている手相線のため「訴訟線」と言います。法律の業界に適性があるという特徴以外は通常の反抗線・謝りま線の意味と変わりません。「訴訟線」の基本的な意味は、正義感にあふれ忍耐力があることです。自分の意思を曲げない強さと、悪や不正や権力に決して屈することなく自分の信念を貫く意思の強さがあります。ときには周囲からは頑固で融通が利かないと敬遠されることもありますが、どんな圧力にも膝を折らず、正義を主張して困難に打ち克ちます。
反抗線・謝りま線が短い場合は反抗心の芽生え!
反抗線・謝りま線が短い場合は理想が高くなり信念が固まってきたと見ます。反抗線・謝りま線は基本的に短い線で現れますが、それよりも短い場合はまだ反抗心する場面が限られているでしょう。謝らない、譲らない、曲げないといった特徴が見え始めた段階です。それは自分の信じるべき道や信念が見え始めてきた兆しですが、まだ定まっていません。自分の仲の正義や貫くべき理想を見つけたり、いざ戦うべき時期が到来すると短い反抗線・手相線がぐっと伸びる可能性があります。他人からは煙たがれるかもしれませんが、ストイックにひとつの物事を追求することにかけては群を抜くことを現すため、短くとも生き甲斐を見つければさらに反抗線・謝りま線が発展していくでしょう。
反抗線・謝りま線の見方・見るべきポイント?線の濃さ・薄さ
反抗線・謝りま線のを正しく読み解くために、線の濃さや薄さも重要な点です。反抗線・謝りま線が濃いほどに自己中心的で協調性に欠けます。融通が利かなくなり、他人の意見を聞き入れません。自分が間違っていたとしても正しいと信じて疑わないため謝罪はしません。自分を抑えつける存在には食って掛かるようになり、信念や理想を貫こうとします。反抗線が薄い場合は、協調性があるため周囲との摩擦はそれほど頻繁には起こりません。内心では反発心が芽生えますが、表立ってかみつくということはせず、裏で愚痴をこぼしたり不満を漏らす程度で済ませるでしょう。また、反抗線・謝りま線が薄い場合はいつの間にか消えていることもあります。
はっきりと濃く表れている時は意思が強く頑固
反抗線・謝りま線がはっきりと濃く表れている時は意思が強く頑固と見ます。基本的に反抗線・謝りま線は濃くはっきりと刻まれる場合が多い線です。守備本能が強くなり、周囲との協調性に欠けます。自分の意見を曲げることはまずありません。他人の意見を聞き入れて譲ることも強い信念に反するとして頑として受け入れません。絶対的に自分が正しいと信じているため、謝罪などとは無縁になります。たとえ孤立しても自分の信念や正義を貫くことを選ぶでしょう。仕事に対しても情熱を注ぎ、物事を深く鋭く追求する集中力を発揮するため、研究分野や得意な領域で大きな成果を収めるでしょう。
薄く表れている時、周囲との衝突は少なく消えることもある
反抗線・謝りま線が薄く表れている時は周囲との衝突は少ないでしょう。現在は反抗線・謝りま線が刻まれていても時間が経過すると消えることもあるので、他の手相線との兼ね合いで判断します。はっきりと濃い反抗線・謝りま線と異なり、内心では頑固さや反抗心が芽生えていても正面切って反抗することは少ないでしょう。納得出来ないことも飲み込む融通さがありますし、信念を意地でも通そうとする頑固さは控えめな傾向があります。親しい人には愚痴や自分の考えを熱く語ることもありますが、実際には反発することはなくその場を収めます。また、仕事に対する生き甲斐や意欲の低下も現れていると見ることもできるため、信念がゆらぎはじめたりスランプに陥っていると見ることもできます。
反抗線・謝りま線が無い場合は柔軟で臨機応変
反抗線・謝りま線が無い場合は柔軟で臨機応変です。協調性もあり、周囲とぶつかって問題に発展することは少ないと言えます。信念や理想を曲げられない、間違っていても謝れない、意見を譲れないといった頑固さはないので人間関係は円満なほうでしょう。しかし、他の線との兼ね合いもありますが、反抗線・謝りま線がない場合は忍耐力が欠けることもあります。また、生き甲斐と呼べるものがない場合もあります。困難に立ち向かう意思の強さはあまり強くない現れかもしれません。
反抗線・謝りま線の見方・見るべきポイント?左右の手の違い
反抗線・謝りま線の読み方には左右の手の違いがあります。左手の手相線は常に変わりやすく、自分自身の運命の歩み方で変容しやすい性質があります。一方、右手の手相線は生来的な能力や性格、祖先や家系から受け継いだ性質が刻まれています。左手に反抗線・謝りま線がある場合、人生を注ぐほどの生き甲斐を見つけたり、譲れない信念を持つことで現れることがあります。経験を積む中で頑固さが培われていくと人の話を聞かない頑固者、偏屈な人という性格に変わってきたために、反抗線・謝りま線が現れることもあります。右手の反抗線・謝りま線は生まれつき手に職を持つ才能を秘めていることを示します。また、幼い頃から強い信念を貫くような環境に置かれるかもしれません。
反抗線・謝りま線の見方・見るべきポイント?他の線や丘との関係
反抗線・謝りま線では他の線や丘との関係を見て判断することもあります。反抗線・謝りま線から「太陽線」が出ている場合、不屈の闘志と精神力で成功をつかむ手相線と見ます。第二火星丘から伸びる反抗線・謝りま線から枝分別れして、薬指の下の盛り上がった「太陽丘」に伸びる線を「太陽線」と見ます。太陽線は地位や名声を意味します。意志がとても強い反抗線・謝りま線と太陽線がある場合、反抗線・謝りま線の性質を活かすことで大きな成功を収めることを意味しています。しかし、他人に対して厳しくなり、目下の人からは煙たがられたり疎まれることもあるでしょう。意志薄弱な人や優柔不断な人にたいして特に当たりが強くなる傾向が出ます。他人の性格を考慮して優しさや配慮を持つと現状が改善されることもあります。
反抗線・謝りま線の見方・見るべきポイント?線の形状や状態
反抗線・謝りま線の見方には線の形状や状態があります。基本的に反抗線・謝りま線は斜め一直線に感情線に向かって伸びます。その反抗線・謝りま線の先端が上向きになっていると、凄まじい反抗心を秘めていることを示しています。烈火のごとき反抗心があるため、自分が攻撃されたと感じると言い返さないと気が済みません。目下や目上に関係なく徹底的に戦うことを選びます。人間関係では衝突が避けられなくなるため、とても攻撃的な性質があることを自覚したほうが良いでしょう。
まとめ
反抗線は悪い面を取り沙汰されることが多い手相線ですが、裏を返せば何者にも負けない意思の強さ、信念の高さがあるという線でもあります。権力に屈しず、正しいと思ったことを貫く気高さがあるため、法律関係の仕事にも適性があります。ただ、ややもすると周囲との反発を招きやすいことは否めません。協調性を養い、柔軟性を身につけると反抗線・謝りま線が手相にある人でも人間関係で苦労する場面を減らせるでしょう。また研究職にも向いているので、独立独歩で自分の人生を切り開いていく傾向があります。人の意見に耳を貸すよりも研究対象の声をつぶさに聞こうとし、偏屈で融通が利かないと言われながらも大きな実績を残す可能性を秘めています。その道のプロフェッショナルになるのも夢ではありません。