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ヘリオトロープの花言葉や由来|色別(白色・紫色)の意味から怖い意味まで丸わかり

ヘリオトロープの花の特徴や名前の由来

ヘリオトロープの特徴といえば、何といっても甘いバニラのような香りで、その花びらから抽出したオイルは香水にも使われています。紫色や白色の小さい花が集まって咲きます。名前は、ギリシア語で「太陽に向かって」という言葉から来ているようです。

ヘリオトロープの花言葉の意味とその由来とは?

≪ヘリオトロープの花言葉≫献身的な愛

ヘリオトロープの学名は「太陽に向く」という意味です。ひところは、いつも太陽の方向を向いて咲く花だと思われていたようです。花言葉「献身的な愛」は、この花の誕生に関わるギリシャ神話に由来します。太陽神アポロンに向けた水の精クリティの愛の話は、最初は恋焦がれ、そこからねたみ心が生まれ、自分の行動から悲劇的展開になってしまいます。クリティの最後の姿を汲んだのこの花言葉の中の「愛」は、深い後悔と痛惜が込められているのではないでしょうか。

≪ヘリオトロープの花言葉≫太陽

ヘリオトロープは英語に表記し直すとHeliotropeです。そしてギリシャ語のHeliosは太陽を意味し、tropeは回転を意味します。つまりこの二つの言葉を合わせてヘリオトロープ(Heliotrope)となりました。であれば、花言葉の太陽は分離してたHeliosをそのままつけたということなのです。

≪ヘリオトロープの花言葉≫甘い香り

パープルの小花がくっついて咲くハーブ、ヘリオトロープ。花からは、芳香漂う精油が取れます。バニラを想像させるような甘く優しい香りを持ち、せっけんや香水のにおいをつける香料としても用いられてきました。そんな花の特徴から、花言葉は「甘い香り」といいます。

≪ヘリオトロープの花言葉≫熱望

ヘリオトロープは紫色の小花が密に咲き目をひきます。この花を知っている人なら、鼻を近づけその芳香を嗅ぐでしょう。和名は木立瑠璃草や香水草とも呼ばれます。涼やかな花を見ても想像しがたいですが、花言葉には「熱望」があります。由来はギリシャ神話で、恋焦がれその想いのあまり悲惨な展開を迎える話です。ヘリオトロープの「熱望」には、その危うさや、強い想いを抱く苦しみも秘められているといえるでしょう。

≪ヘリオトロープの怖い花言葉≫悲恋

その芳しい香りが香水にもなり、しとやかな美しさで園芸でも人気のヘリオトロープ。花言葉には「悲恋」があります。水の精クリティは恋に破れ、悲しみの果てにその姿はヘリオトロープになったといいます。この話はキンセンカの誕生話という説も有力です。ヘリオトロープは南国ペルー原産でヨーロッパに入ったのは18世紀なので、ギリシャ神話に登場する可能性は低いのです。ですが、もとは水の精と考えるとヘリオトロープが適任に思えますね。

≪色別≫紫・白色のヘリオトロープの花言葉

ヘリオトロープは熱帯の花で、甘い芳香が魅力です。色は紫が主ですが、白もあります。花言葉は色に関わらず共通となっています。ペルー原産のものは香りが強いですが花色は薄め。現在はヨーロッパ産の品種の鉢植えや苗が多く出回っていて、こちらはより見ごたえのある濃い紫の大振りの花、正式にはビッグヘリオトロープといいます。咲き終わり加減の花は早めに摘み取ると長く咲き続けるので、世話焼き好きのガーデナー向きかもしれません。花だけ集め乾燥させポプリにしてもいいですね。

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