もくじ
ルピナスの花の特徴や名前の由来
ルピナスは、マメ科ルピナス属の植物の総称で、南北アメリカとヨーロッパに約300種が分布しています。古くは食料や肥料として利用され、日本には明治時代に導入されました。現在は主に観賞用として楽しまれています。花は、直立した花軸に蝶の形をした花を密につけます。この花の付き方がフジの花を逆さまにしたように見えることから、和名をノボリフジ(登藤、昇り藤)といいます。また、手のひらのような葉の形から、ハウチワマメ(葉団扇豆)とも呼ばれます。花色には、黄・赤・桃・紫・青などがあり、春から夏にかけて開花します。
ルピナスの花言葉の意味とその由来とは?
≪ルピナスの花言葉≫生きる喜び
ころんと丸い小さな花が、天を目指すように並んで咲くルピナス。色味も鮮やかでフォルムも可愛らしく、元気で明朗な印象を与える春の花です。そんなルピナスは「生きる喜び」というぴったりの花言葉を持っています。春はいのちが生まれる季節。ルピナスはいのちあることのよろこびをおしえてくれる花と言えるかもしれません。
≪ルピナスの花言葉≫夫婦円満
ルピナスの中でも、白色の花には、「いつも幸せ」「常に幸福」「母性愛」と言った意味の花言葉があります。その中に「夫婦円満」というものがあります。これはかつて、薬用の効能が信じられていたときに、食べると「想像力を高める」「夫婦の愛情が高くなる」というものがありました。そこから転じて、「夫婦円満」が付けられています。
≪ルピナスの花言葉≫若返り
日本では観賞用として親しまれているルピナスですが、海外では花後につくたくさんのさやから取れる豆を食用とする品種も栽培されています。この豆には大豆に匹敵するたんぱく質や脂肪が含まれており、アンデス地方では古くから食べられているそうです。この栄養価の高さがルピナスの「若返り」という花言葉を生み出すきっかけになったのかもしれません。
≪ルピナスの花言葉≫想像力
ルピナスの花言葉には明るくポジティブなものが多く、そのいくつかはかつて食用とされていたことに起源があるそうです。「想像力」という花言葉もそのひとつ。古代ヨーロッパではルピナスを食べると幸せな気分になったり、想像力が高まるなど、当時は薬効があると信じられていました。現在一部の海外では、毒性を抜いた上で、特定の品種の種を食べるそう。大豆のアレルギーのための代用食品としても用いられるそうです。
≪色別≫白色のルピナスの花言葉
小さな花が鈴なりに上に向かって咲き、変わった形の葉も個性的なルピナス。現在では観賞用として人気ですが、古代のヨーロッパ人はなんと食べていました。なんでも心を明るくしたり、イマジネーションが高まるという迷信があったそう。「常に幸福」という花言葉も、その俗信からつけられました。
≪ルピナスの花言葉≫常に幸福
ルピナスは、北アメリカと南ヨーロッパ原産のマメ科の植物で、小さな蝶のような形の花が茎に集まり咲き上る姿が特徴です。そんなルピナスには「いつも幸せ」という花言葉があります。豪華な花の咲き方とパッと目を引く美しい色合いは、確かに見る人の幸福感を高めてくれるものですが、この花言葉の元々の由来は、花の見た目よりも、ルピナスが古代ヨーロッパで食用として利用されていた歴史にあるようです。その時代、ルピナスにはハーブのような精神面への作用が信じられており、ルピナスを食べると「心が明るく幸せになる」「想像力が高まる」「表情が豊かになる」などと言われていました。見ても食べても幸せなイメージの花、ルピナス。「いつも幸せ」という幸せを象徴する花言葉が付いたのも納得できますね。
≪色別≫黄色のルピナスの花言葉
あなたはルピナスという花を知っていますか?暖かい季節になると花公園などで観ることができます。また観賞用としても有名です。このルピナスには白色や黄色、紫色など多くの種類があります。今回は黄色のルピナスの花言葉「多くの仲間」を紹介します。多くの花びらをつけることからもこの花言葉には納得ですね。
≪色別≫赤色のルピナスの花言葉
赤いルピナスの「珍奇」という花言葉は、その花色から付けられました。青や白、ピンク系の優しい色合いが多いルピナスの中で、はっきりとした赤系統の色はとても個性的。普通と変わっていること、風変わりなさまを表す「珍奇」。花言葉自体も中々お目にかかれない珍しさです。
≪色別≫青色のルピナスの花言葉
青いルピナスの花の色は、聖母マリアのイメージカラーのような優しい色合いです。そして、360度周囲を見渡すような花々は、まるで母親が優しく見守っている眼差しであるかのようです。そのような印象は「母性愛」という花言葉がピッタリです。
≪色別≫ピンク・オレンジ・紫色のルピナスの花言葉
春から初夏の花、ルピナスは別名「昇り藤」。小さな花が下から上へ、藤の花を逆さまにしたように咲きます。うちわのような葉から「葉団扇豆(ハウチワマメ)」と呼ばれることも。荒地でもたくましく育つことから、ラテン語でオオカミを意味する「lupus(ループス)」が語源で、種類も沢山あります。花言葉は「想像力」「いつも幸せ」「貪欲」。古代ヨーロッパでは、花が咲いた後につくタネを食べると想像力が膨らむと信じられていたそうで、薬草として扱われていました。