もくじ
モミの花の特徴や名前の由来
モミ。そう、あのモミの木です。モミ=クリスマス=外国の木といったイメージが強いですが、日本でも北は東北~九州・屋久島にまで、全国に日本の固有種が分布する常緑針葉樹なんですよ。どちらかといえば寒さに強いので寒冷地がお好みだそうです。名前の由来も、風に揺れる姿が揉み合ってみえるから、天皇の御座所に多く置かれ「臣の木(おみのき)」と呼ばれていたから、など諸説あります。枝にいっぱいの毛虫がぶら下がっている・・そんな花を咲かせます。
モミの花言葉の意味とその由来とは?
≪モミの花言葉≫高尚
真冬でも枯れることなく緑の葉を保つモミは、その様子から北欧では昔から聖なる木と信仰されていたそうです。クリスマスツリーとして使われるのは、それが由来だとのこと。そんなモミはその気高さから、「高尚」との花言葉がつけられています。真っ白な世界になる雪国では、針葉樹のモミは生命力あふれる存在だったのでしょう。モミがいかに大切にされていたのか、よくわかる花言葉です。
≪モミの花言葉≫昇進
日本ではクリスマスツリーとして有名なモミノキですが、このモミにも黄緑色の花が咲くので花言葉がついています。その一つは「昇進」。モミの別名「樅」のラテン語「アビエスabies」はもともと「abeo(高く伸びて地から離れる)」という言葉からきたそうで、その上へ上へ伸びるイメージからつけられた花言葉のようです。職場の方へのお祝いにメッセージと一緒に一枝添えると粋ですね。
≪モミの花言葉≫時間
モミは緑の小さな花を咲かせ、その花には「時間」という花言葉があります。樹齢千年を超えるような木も存在する長命の木であることが由来です。また、モミの学名はラテン語で「永遠の命」を指す「Abies」と言い、時間という花言葉を連想させます。
≪モミの花言葉≫永遠
クリスマスツリーとして有名なモミノキにもモミの花が咲くので花言葉がいくつかあるのですが、その一つは「永遠」。これは学名の「アビエスabies」がラテン語で「とこしえの命・永遠の命の源」という意味があるところからきているようです。常緑樹で冬の雪の中でも力強く葉を茂らせ、生命力あふれる姿からもこの言葉は想像できますね。モミの葉や樹脂・精油から作られるモミ製剤を使っている人たちは実年齢よりも若々しいというロシアの学者の説もあるとのことで、モミには実際に命の源となる成分があるのかもしれません。
≪モミの花言葉≫真実
クリスマスツリーと言えばみなが思い浮かべる木がモミの木です。深々と降る雪に鮮やかな緑。そのコントラストは厳かな、冷たく澄んだ空気を感じさせます。そのモミの木の花言葉は「真実」です。堂々とした体躯に、人は皆、秘めたる真実を語るのでしょうか。