2021年は「子丑天中殺」の一年。「天中殺」と聞くと縁起が良くないイメージがありますが、いったいどんな悪いことが起きてしまうのか、不安になってしまう人もいるでしょう。
この記事では、そんな子丑天中殺の人の2021年運勢や一年をどう過ごせば良いのかのアドバイスなどを詳しく解説していきます。
アドバイスを参考にすれば、天中殺の期間もネガティブになりすぎず、平和な気持ちで過ごせますよ。また、他の干支の天中殺を知りたい人は、以下のリンクをチェックしてくださいね。
もくじ
子丑天中殺はどんな人?素直で明るい楽天家!
子丑天中殺は素直で明るく社交的な性格で、いつも人の輪の中心にいるタイプです。楽天的かつ物事をポジティブに捉えるため、悪いことが起きてもあまりくよくよしないのが特徴です。
また、生まれながらの「初代運」の持ち主で、自分が初代となって一から築き上げていく力が強く、親や目上の人の力を借りずに成功する人が少なくありません。
そんなふうに年上の人からの力を得にくい一方で、年下の人には色々助けてもらえる星まわりです。そのため、ある程度年齢を重ねて、年下の人や目下の人が増えた頃に成功する子丑天中殺の人も。そうした理由から、子丑天中殺の人は「大器晩成」とも言われています。
そもそも天中殺とは?運が味方についてくれない時期
「天中殺」とは、算命学において「天が見方をしてくれない時期」と言われ、四柱推命では「空亡」、六星占星術では「大殺界」とも呼ばれています。
この天中殺は12年周期のうち2年間、男女問わず誰にでも必ずやってくる期間です。天中殺の期間中は、不思議と意に反して物事が動くことが多く、そのせいで「災いが起こりやすい時期」と言われることも。
天中殺の時期は積極的に動くことは控え、大人しく過ごすことが吉とされています。災いが起こりやすいといっても、落ち着いて過ごせば、心身ともにゆったり休める良い充電期間になりますよ。
子丑天中殺の期間はいつまで?気になる運勢もチェック!
子丑天中殺の期間は「子年の立春~翌々年の節分」です。近くで言うと「2020年2月4日~2022年2月3日」がこの期間にあたります。
子丑天中殺は2020年から始まり、2021年で2年目。12年周期の中で天中殺の期間である現在は「幸福な未来に向けて着実に努力を重ねる時期」。
2020年~2021年にかけての努力の成果が、2022年以降目に見えて現れるように。天中殺を抜けたあとはじわじわと運気が高まり、2023年には結婚や就職のチャンス到来!自分が理想とする環境で、イキイキとその力を発揮できるようになるかもしれません。
そのまま運気の良い流れに乗ることができれば、2024年~2026年は経済運が上昇し、お金の不安が払拭され、心の安定にもつながるでしょう。2027年~2028年は、やや停滞気味の時期で、これまで健康面や対人間関係などで後回しにしてきたことがあれば、それらの問題が表面化しやすくなります。
ただし、それを乗り越えれば運気の高まりが最高潮に!2029年や2030年は、何をしても上手くいく黄金期に突入します。未来に訪れる黄金期でしっかりチャンスをものにするためにも、2021年の今を着実に乗り越えることが大切です。
そんな2021年はどんな運勢で、どんなことが起こるのか、続く部分で詳しくご紹介していきますね。
子丑天中殺の2021年全体運は?迷いや不安が生じやすい一年に
2021年は、子丑天中殺の人にとって、予期せぬ事態が立て続けに起こる一年。これまで仲の良かった相手と喧嘩をしてしまったり、対人関係のトラブルに巻き込まれてしまったりと、良好な関係を築いてきた相手とすれ違いを感じてしまいそうです。
これにより、普段はポジティブな子丑天中殺の人も「どうしてだろう?」「何がいけなかったのかな?」と、悩んでしまうかもしれません。とはいえ、2021年はあれこれ考えすぎるとかえってストレスになってしまいがちに。
不安や迷いを感じた時は、体を動かしてリフレッシュすると良いでしょう。スポーツでガッツリ汗を流すのも良いですし、運動するのが難しい時は、簡単なストレッチやマッサージでもOK。
自分から周囲に働きかけるよりも受け身の姿勢を意識することで、次第に状況が好転していくでしょう。
天中殺の賢い過ごし方!自分磨きに没頭しよう
【天中殺はこうやって過ごそう】
・自分から動くのは控えめに、受け身の姿勢で過ごす
・資格取得の勉強など、自分の能力や才能を磨く
・健康的な生活を心がけて体調を万全に整える
・ボランティアなど人のためになることをする
天中殺の時期は、自分から周りの人に働きかけるのではなく、相手の動向に合わせる「受け身の姿勢」がツキを呼びます。
また、周りの人と協力し合うよりも、自分一人でコツコツ物事に取り組むのが吉。特に自分の魅力や才能など、精神面の充実を図ると良いですよ。資格取得の勉強や、趣味に没頭することがこれにあたります。
さらに天中殺の時期は、健康面が不安定になりやすい時期。こうした期間だからこそ、普段よりも健康にいっそう気を付けたいものです。早寝早起き、バランスのとれた食生活、適度な運動はもちろん、健康診断を受けて体の状態をチェックするのもおすすめですよ。
そして天中殺は、自分よりも周りのためになることに時間を使いたい時期。ボランティアなどの奉仕活動などに背局的に取り組んでみると、天中殺の時期も運気が安定しやすくなるでしょう。
天中殺の期間中にやってはいけないこと
【天中殺にやってはいけないこと】
・引っ越しや転職、結婚など人生の転機になること
・海外旅行など未知の場所や物事に挑戦すること
・家の建築や車の購入など大きな買い物をすること
天中殺は、新しいことを始めても途中で挫折してしまったり、うまくいかなかったりしやすい時期です。そのため、引っ越しや転職活動など、生活環境が変わることはあまりおすすめできません。
結婚を考えている人も反対する人が現れるなど、二人の間に障害が生まれる可能性があり、天中殺の時期を過ぎてからにした方が良さそうです。
また、新しい物事を始めたり、未知の場所に出向いたりするのにも不向き。天中殺の時期に海外旅行に行くとトラブルが起きやすい可能性が。ただし国内旅行は良く、現状に行き詰まりを感じている人にとって、良いリフレッシュになるでしょう。
さらに、家や車、家具や電化製品など高額の買い物もおすすめできません。万が一購入したとしても、すぐに壊れてしまったり、不良品に当たってしまったりする可能性があります。大きな買い物は、なるべく天中殺を過ぎてから行うのが良いですよ。
そして、天中殺の時期は衝動買いをしてしまいやすい時期でもあります。いつも以上にお財布の紐をしっかり閉めて、買い物をする時は「本当に必要なものか」をしっかり判断しましょうね。
2021年子丑天中殺が気を付けるべき「月」
天中殺には、今回ご紹介している12年周期のうちの2年間に渡る「年天中殺」以外に、12か月のうち2ヶ月間(月天中殺)、12日のうち2日間(日天中殺)のペースで巡ってくるものもあります。
月天中殺は十二支を12か月周期で数えた時「子の月」と「丑の月」に該当する月、日天中殺は十二支を12日周期で数えて「子の日」と「丑の日」にあたります。
2021年は子丑天中殺なので一年を通して気を付ける必要がありますが、その中でも月天中殺に入る12月(子の月)と1月(丑の月)は特に注意。新しい物事を始めるのはなるべく控えめにして、自分磨きに専念することをおすすめします。
2021年・子丑天中殺が注意すべき「日」
一方、2021年に子丑天中殺の人が気を付けたい「日天中殺」の日は以下の通りです。
【2021年の日天中殺カレンダー】
1月:4日(月)、5日(火)、16日(土)、17日(日)、28日(木)、29日(金)
2月:9日(火)、10日(水)、21日(日)、22日(月)
3月;5日(金)、6日(土)、17日(水)、18日(木)、29日(月)、30日(火)
4月:10日(土)、11日(日)、22日(木)、23日(金)
5月:4日(火)、5日(水)、16日(日)、17日(月)、28日(金)、29日(土)
6月:9日(水)、10日(木)、21日(月)、22日(火)
7月:3日(土)、4日(日)、15日(木)、16日(金)、27日(火)、28日(水)
8月:8日(日)、9日(月)、20日(金)、21日(土)
9月:1日(水)、2日(木)、13日(月)、14日(火)、25日(土)、26日(日)
10月:7日(木)、8日(金)、19日(火)、20日(水)、31日(日)
11月:1日(月)、12日(金)、13日(土)、24日(水)、25日(木)
12月:6日(月)、7日(火)、18日(土)、19日(日)、30日(木)、31日(金)
上記の中でも、月天中殺と重なる「1月」「12月の各日には要注意。たとえそれまでの期間が順調であったとしても、油断せず落ち着いて生活することを心がけましょうね。
子丑天中殺が2021年を幸せに過ごすためのアドバイス
子丑天中殺の人が、2021年をもっと幸せに過ごすために意識してほしいのが「ふとしたサインを見逃さない」ことです。
2021年の全体運でもお話しましたが、この一年は天中殺の影響によって周りの人とコミュニケーションをとるうえですれ違いが起きてしまいやすい時期。
すれ違いが起きる時は、身の回りでちょっとした異変を感じるでしょう。日常生活の中で「あれ?」と思うことがあれば、それが天中殺のサインです。
ほんの些細な異変ですが、サインを感じたら、見逃さず周りの人たちとこまめにコミュニケーションをとるようにしてみてくださいね。話している途中でお互い勘違いしていることに気付いたり、誤解が解けたりと大きなトラブルを避けられるでしょう。
2020年以降の天中殺一覧
天中殺の種類 | 期間 | 注意事項 |
子丑天中殺 | 2020年・2021年 12/7〜2/3 | 不満が募りやすい時期。無理に物事を推し進めようとせず、受け身の姿勢でいることが吉を呼び込みます。 |
寅卯天中殺 | 2022年・2023年 2/4〜4/3 | 運気が低迷気味。体調を崩しやすいので、休息をしっかりとりつつ、物事には優先順位をつけて行動すると吉。 |
辰巳天中殺 | 2024年・2025年 4/4〜6/4 | 休息期のため、新しいチャレンジは控えめに。目標や将設計を見直すと運気が整います。 |
午未天中殺 | 2026年・2027年 6/5〜8/6 | 人気運が高まる半面、頼まれごとも多くなりがちに。自分の器を考えてバランスよく引き受けるのが◎。 |
申酉天中殺 | 2028年・2029年 8/7〜10/7 | 経済運や対人運に恵まれるが、礼儀・礼節を疎かにしてしまうとトラブルの原因になるので注意。 |
戌亥天中殺 | 2030年・2031年10/8〜12/6 | 過去にこだわらない姿勢が大切。前向きでいられれば、仕事や恋愛が大きく前進するでしょう。 |
上記のように、子丑天中殺を含めて全部で6種類の天中殺が、12年周期で巡ってきます。ぜひ注意事項を参考にして、天中殺をどう過ごせば良いのかをチェックしてくださいね。
子丑天中殺の2021年は「周りの人との関わり」を見直す一年!
2021年は、子丑天中殺の2年目にあたる一年。明るく社交的で、周りの人たちと楽しい関係を築ける子丑天中殺ですが、この一年は対人関係のトラブルが起こりがちに。
日常生活の中で感じた違和感を見逃さず、周りの人たちとこまめにコミュニケーションをとることで、トラブルを回避できるでしょう。
また、ボランティアなど人の役に立つ行動や、資格取得といった自分の能力や才能を伸ばす行動をすることでツキが舞い込みやすくなります。天中殺といっても、必ず悪いことばかりが起きるわけではありません。
天中殺は不安や不満が溜まりやすい時期ですが、月天中殺や日天中殺にも気を付けつつ、アドバイスを参考にすれば、2021年を平和に過ごすことができますからね。