風水

運気のバイオリズムが金運アップに影響を与える複雑なメカニズム

気の流れは、一定の場所にとどまることなく、方々に移ろいやすい性質を持っています。特に金運は多くの方が意識する運気であり、占術が発展していったその背景には金銭や利得獲得の予測需要が絶えなかったからです。

そこで、この不安定感をバイオリズムの発想で理解し、同時に運気アップの風水術を施すことでその不安定さを和らげることができます。ここでは、風水と密接な関係にある九星気学を例に、多面的な考察や活用法をご紹介していきます。

まずは九星気学の基本や仕組みを知る

「九星気学」は、自分の九星(生年月日により区分)に干支や陰陽五行の要素を組み合わせた占術です。6世紀頃の中国にて相性や方位の吉凶などを判別するために生まれましたが、後に家相などを占うことにも使われていきました。

九星気学では自分の九星により本命星や月命星を算出し、年運・月運・日運及び時間ごとの運気を占います。これらの運気は刻々と変化をし続け、一定の箇所にとどまることがなくまさに運気のバイオリズムそのものです。

バイオリズムは時間的な性質の運気ですが、方位ごとの吉凶の変化は場所の運気に関することであります。時空を占うその守備範囲の広さは大変すばらしいものですが、その運気の複雑な変遷が吉凶を判断する際の難しさでもあります。

年や月のバイオリズムは大きな影響力がある

九星気学の難解な性質におきましてこれだけは見逃せないというものが年運と月運です。年運は文字通り1年の運気、また月運もその期間の長さから必ずチェックすべき運です。日々の運気や吉日もそれより大きなスケールの運気の影響を逃れるのは難しいものです。

また、九星気学で大きな影響を与えるものとして暗剣殺方位(暗剣殺)、五黄殺気方位、水火殺方位、歳破・月破の方位があります。これらは全ての人に共通する大凶方位で吉方位と重なっていても凶となり使うことができません。

本命星ごとの吉凶の変化をつかむのが基本ですが、その複雑なルールや通常の風水術とのバランスもあります。そこで上記のように大きなパワーがある運気を覚えバイオリズムの大まかな進路を把握することに努めるのが賢明です。

バイオリズムによっても影響を受ける金運アップ風水術

上記で大まかにご説明しましたが、九星気学は本当に気の流れそのものを扱う占術です。また特に多くの人の関心や欲望が強い金運は、この気流による影響力を無視できません。さらにその人間の強い意識が念や気流となって逆にバイオリズムを刻むこともありえます。

風水術自体も影響を受け思うような効果がなかったり、やり方を間違えたり、吉日のパワーに恵まれなかったりなどもあり得ます。各風水術をしっかりと再現性をもった手順で行ったのにうまくいかないことがあれば、バイオリズムの影響を考えてみるのもいいです。

お金のことは殊更に思いが強い方もおりますが、その時自ら負の念を出しているケースも少なくありません。その場合バイオリズムによる一過性の低運気だと気付かず運気低下に拍車をかける事になりますので、冷静さを取り戻すのが先決です。

全体運と金運は連動しない場合がある

先ほどの九星気学の話で年運と月運の影響力を取り上げましたが、こういった規模の大きい運が好調でも金運は注意が必要です。全体的な運気が上昇し生活全般をトータルで承認できたとしても、それは個人的な範疇でのお話なのです。

金運は他者の思念もあり予測が難解な一方、個人の心のトータルな満足度は別な次元です。お金に固執しないで、独自の幸せの形を許容できる時が年運バイオリズムの好調期です。バイオリズムが好調であってもお金のことだけはいつも気を引き締めているべきでしょう。

昨今でも政治の世界では無くならない汚職や賄賂、仮想通貨に関わる不正事件など後を絶たないものです。世界が平和になってもこういった金銭欲だけは未だに多く存在し金の気は四方八方落ち着きなく漂っているものです。

バイオリズムの下降期こそ風水術で運気を補強

何らかの形で現状がうまくいっていない、風水術をやっているのに納得できない状態が続いているという場合もあります。そんな時でも風水術を絶えず実行することに尽きますし、風水術が途絶えた途端にもっと大きな悪い波が来るかもしれません。

お金でいつもカリカリしてしまう、頭がお金のことでいっぱいだという場合は、その心理的な負担も悪い運気の現れです。それならば金運アップの風水の他に、ラベンダーやゴールドのものを南西に配置し、根気を養う風水術もいいです。

ラベンダーやゴールドは厄を払うパワーがあり、根気や粘りを司る南西に置くことで苦しさに負けないメンタルを育てます。また心理状態や落着きを司る北にピンクやオレンジのアイテムを置くなどして金運以外の側面からフォローを入れるのも効果的です。

年中行事はバイオリズムの古の知恵

初詣や七夕、盆踊りなど今でも様々な年中行事が存在しますが、これも実を言えば年間のバイオリズムの調整的役割があるのです。かつての人たちは今よりも断然自然との関わりが深く、気の流れにも敏感だったのではないかと考えられます。

初詣は前年までの気の流れに1度チェックを入れ、新しい年には新しい気が入ってくるのでその心構えを整えます。秋の盆踊りは、労働の疲れで体力運の東やメンタル運の南西の気が低下したそのタイミングで開催され、運気補充の役割を果たします。

また正確な暦や情報の入手が容易でなかった時代、定期的に訪れる年中行事は1年の心と体のペース配分を考える手段でもありました。長い1年を無計画に過ごすのではなく規律を設定し生活することで過剰な労働を抑えたり、安心して余暇を楽しんだりしました。

まとめ

バイオリズムは時間的な運気の盛隆を表し任意の行動の成否に大きな影響を及ぼします。一方で金運は、全体的なバイオリズムが良くても安易に同じように扱わないことが重要です。世界中に漂うお金への欲求は運気や時代に関係なくその姿を捉えるのが難解だからです。

ただ、そういった場合でも理性を失わず金運に正面から向き合っていくことがこれからの時代は大切です。気や星が、いつどこへ行こうとすべては神様の意志であり、その意向にはなんとしても沿っていかないとなりません。

その意向に沿うとは、バイオリズムに従い、全力を出してもいい時と我慢をした方がいい時をしっかりわきまえることです。お金との関わりは特にその意向に沿うことが必要であり、結果として大きなダメージを受けることなく好機を待つことができるのです。

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