花言葉

ハナズオウの花言葉や由来|色別(赤色・白色・ピンク色・黄色・青色)の意味から怖い意味まで丸わかり

ハナズオウの花の特徴や名前の由来

ハナズオウは漢字で「花蘇芳」と書きます。赤紫色の花が、同じマメ科の植物である「蘇芳」の染料で染めた色に似ていることから名付けられました。春に花を咲かせる落葉低木で、花後はハート形の愛らしい葉をつけ、房のようになる豆果は熟すごとに緑色から黒褐色に変化します。樹皮も美しく、一年中目を楽しませてくれる花木です。

ハナズオウの花言葉の意味とその由来とは?

≪ハナズオウの花言葉≫豊かな生涯

ハナズオウはマメ科のため、一度にたくさんの花を密集し春ごろに咲かせます。やがて夏から秋にかけて実となり種を付け、冬ごろに熟し、そしてまた春を迎えるのです。この春夏秋冬の様子や、葉がハートの形をしていることから、「豊かな生涯」という花言葉が付けられたと言われています。

≪ハナズオウの怖い花言葉≫裏切り

ハナズオウの花言葉「裏切り」は、キリストを裏切ったユダが、自分のやったことを悔いてこの木で首を吊って死んでしまったことによります。そして、裏切り者の死に場所になった屈辱によってハナズオウの花はこの紅紫色になったのだといいます。人に贈るにはちょっと注意が必要ですね。この話に出てくるのは西洋ハナズオウで大きく育ち、日本でよく見かけるのは中国原産のものでより小型に成長します。

≪ハナズオウの花言葉≫不信仰

ハナズオウの木は、キリストを裏切った後にユダが命を絶った場所となりました。そのため、花言葉はハナズオウのそのものの特徴や印象から派生するものではなく、裏切り者のユダを表現する花言葉が付けられています。「不信仰」もそのユダに由来して付けられました。信仰とは、神や仏などを信じること、人を信じ敬うことを意味します。ユダはその対極にある象徴のような存在ということでしょう。

≪ハナズオウの花言葉≫疑惑

赤紫やピンクの、蝶に似た可愛らしい花を枝いっぱいに咲かせるハナズオウ。その姿に似つかわしくない「疑惑」という花言葉を持っています。イエス・キリストを裏切った使徒・ユダが自ら命を絶った場所にハナズオウの木が生えていたそうです。不穏な花言葉は聖書に由来するのですね。

≪ハナズオウの花言葉≫エゴイズム

ハナズオウの花言葉の多くは、新約聖書に登場する裏切り者のユダを表しています。ユダはお金が欲しいために、キリストを悪く思っている司祭に彼を引き渡しました。その結果キリストは処刑されることになります。花言葉「エゴイズム」は、自分本位、利己主義的な考え方を指し、ユダが自らの利益だけを求めて行動してしまったことを表しています。

≪色別≫赤紫・赤・ピンク・紫・ピンク・白色のハナズオウの花言葉

ハナズオウはマメ科の落葉低木です。春に枝を包むように咲く花、丸っこい葉と、マメ科らしい実がなり、一年を通して変化を楽しめます。花色は紫から赤、ピンク、白とありますが、色による花言葉の違いはありません。キリスト教にちなんだ怖い花言葉もありますが、東洋では一斉に花咲く様子が喜びのシンボルとしてとらえられています。

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