花言葉

レンゲソウの花言葉や由来|色別(赤色・白色・紅紫色・紫色)の意味から怖い意味まで丸わかり

レンゲソウの花の特徴や名前の由来

古くから緑肥として田植え前の田んぼに植えられていた「蓮華草(レンゲソウ)」は中国原産で、かわいいピンクの花を咲かせるマメ科ゲンゲ属の植物です。都会ではほとんど見られなくなりましたが、昔は子どもたちがこの花でかんむりを作ったりしてよく遊んでいました。蓮の花に似ているところから「蓮華」の名前がつけられた他に、田んぼ一面に咲いている様子が紫の雲が漂っているようにも見えるところから「紫雲英(ゲンゲ)」とも呼ばれています。蜂蜜の蜜源植物としても利用されていましたが、年々レンゲの栽培が減少しているため希少なものとなっています。

レンゲソウの花言葉の意味とその由来とは?

≪レンゲソウの花言葉≫心が和らぐ

春を告げる野の花のひとつとして知られるレンゲソウ。その根っこには薬効成分があり、原作国である中国では胃腸や肝機能障害、解熱作用やがんなどの病気に対する抵抗力を高める漢方薬として古くから利用されています。花言葉の「心が和らぐ」は、そんな生薬としての癒しの効果が由来であるとも言われています。

≪レンゲソウの花言葉≫春の訪れ

春になると、田んぼや野原に濃いピンクの花を咲かせる、蓮華。この花の花言葉は「春の訪れ」。シンプルですが、「草花の開花で季節を知る」という、春の里山の様子がよく現れた、情緒あふれる花言葉だと思いませんか?これから訪れる季節に胸をときめかせる、そんな希望に満ちた花言葉です。

≪レンゲソウの花言葉≫あなたと一緒なら苦痛が和らぐ

春になると野原一面に紅紫色の小さく可愛らしい花を咲かせるレンゲソウ。そんなレンゲソウの花言葉は「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」です。確かに辺り一面に咲いた紅紫色の、素朴で可愛らしいレンゲソウを眺めていると、心がホッと和み、癒やされていくような効果がありますね。

≪レンゲソウの花言葉≫私の幸福

レンゲソウの花言葉は「私の幸福」です。レンゲソウには田んぼの消毒など薬の効能があることより生まれた花言葉です。日差しが気持ちよくなってくる春。新緑の野原には気持ちが温かく感じる淡いピンクのレンゲソウで染め上がっています。見ているだけでほっとできるので、幸せになってほしい人に贈るとよいでしょう。

≪レンゲソウの花言葉≫無邪気

レンゲソウの花言葉「無邪気」は、かつて一面にレンゲソウが咲き広がる中を遊ぶ、子どものころの原風景と結びつくような気がします。この花を編んで花冠を作った思い出のある人もいるのではないでしょうか。ギリシャ神話にも、蓮華の花をつみにいく姉妹の話がでてきます。蓮華の花は良い蜜源になり、ミツバチにとってもパラダイスだったでしょう。化学肥料のなかった時代、緑肥や牛のえさに利用するため、レンゲソウの種がまかれたのでした。

≪色別≫赤、白、紅紫、紫色のレンゲソウの花言葉

マメ科のレンゲソウは、蓮の花に似た様子から「蓮華(レンゲ)草」と名付けられました。江戸時代より前の文献には登場しないことから、その頃に中国から移入されたものと考えられています。かつての日本の水田にはふつうに見られていた春のレンゲソウの花。その根に根粒菌と呼ばれるバクテリアを共生させ、彼らに大気中の窒素分を固定させる役割を持たせ、やせた土地でも育つことができます。人間はそれを利用し、田植えを始める前にレンゲソウを土にすき込んでしまえば自然の緑肥となりますが、近年は化学肥料が台頭して面倒もかからず、肥料としてのレンゲソウの需要は少なくなっているようです。また、花色は通常紫色で、個体ごとの変異があり色の濃淡は様々、まれに白色。ハスが仏の花ということから忌み嫌ってゲンゲという別名もあり、蜜が取れることから養蜂家には重宝されます。

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