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2020年の一粒万倍日カレンダー解説

暦の上で、その日の吉凶などの運勢を表すものを暦注といい、その中のひとつに一粒万倍日というものがあります。一粒万倍日は非常に縁起が良い開運日とされているので、この日にさまざまなイベントや行事を組み込む人が絶えることはありません。

今回は一粒万倍日の意味、2020年の一粒万倍日、この日にやった方が良いこと、やらない方が良いことなどを、徹底して解説します。一粒万倍日のことをよく知ると、開運日を見事に味方につけた行動スケジュールを立てられるようになるでしょう!

一粒万倍日とは?大安に並ぶ縁起の良い日

初めて一粒万倍日という言葉を目にした人は「ひとつぶ…ん?」と読みに困ったかもしれませんね。この言葉、正式には「いちりゅうまんばいび」「いちりゅうまんばいにち」と読みます。

「一粒万倍」の意味は「わずか一粒の籾(もみ)であっても、何万倍にも実る稲穂になる」です。「ほんの小さなもの(こと)から始めたことでも、何倍にも成長する」と捉えることができるので、新しいことを始めるのにもってこいの縁起の良い日だとされています。

2020年の一粒万倍日はいつ?毎月4~7回あります

2020年の一粒万倍日の日付は以下の通りで、ひと月に4~7日はあります。大安と重なる日を赤文字、仏滅と重なる日を青文字で記します。

1月:10(金)、13(月・祝)、22(水)、25(土)

2月:3(月)、4(火)、9(日)、16(日)、21(金)、28(金)

3月:4(水)、7(土)、12(木)、19(木)、24(火)、31(火)

4月:6(月)、15(水)、18(土)、27(月)、30(木)

5月:12(火)、13(水)、24(日)、25(月)

6月:5(金)、7(日)、8(月)、19(金)、20(土)

7月:2(木)、14(火)、17(金)、26(日)、29(水)

8月:7(金)、8(土)、13(木)、20(木)、25(火)

9月:1(火)、6(日)、9(水)、14(月)、21(月・祝)、26(土)

10月:3(土)、9(金)、18(日)、21(水)、30(金)

11月:2(月)、14(土)、15(日)、26(木)、27(金)

12月:10(木)、11(金)、22(火)、23(水)

一粒万倍日が大安と重なると効果が倍増します

大安は、暦注として暦に示される六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)の中のひとつで、「大いに安し」という意味から、何事を行うのも吉とされています。大安は、おそらく最もメジャーな開運日で、多くの人が「大安=開運日」と認識しているでしょう。

そして暦においては、一粒万倍日と大安という両方の吉日が重なる日があります(前項目の赤字で示した日付)。一粒万倍日が年間60日ほどある中、大安と重なる日は2020年では10日あります。

ふたつの日はどちらも縁起が良い開運日ですので、同じ日に重なれば開運効果は倍増です!新しいことに取り組む際、最高のスタートを切ろうと思ったら、ぜひ「一粒万倍日×大安」の日を選ぶと良いでしょう。

一粒万倍日が仏滅と重なると効果は半減してしまう

仏滅とは、先に紹介した六曜の中で最も縁起が悪い凶日だとされています。「仏も滅する」と言われる日で、入籍や結婚式などのお祝い事にはNGで、葬儀などの弔い事には適していると認識されています。

そして、暦の上では一粒万倍日と仏滅が重なる日が存在するわけですが、その場合は一粒万倍日の開運効果は半減してしまうとのこと。2020年ではこのふたつが重なる日は12日あります。

そもそも、太陽の影響により決められる一粒万倍日と、月の影響で決められる仏滅では、基準となる物差しが異なります。そのため、ふたつを別物と考えてまったく気にしない人がいるのも事実。

ただ、やはり「最も縁起が良い日」と考えた場合に、仏滅と重なる日を避ける人は多いでしょう。

まずは一粒万倍日にやってはいけないことを知ろう

一粒万倍日は縁起の良い日ではありますが、この日にやってはいけないこともあります。なぜなら「ひとつの小さなことが何倍にも大きくなる」という意味から、マイナスのことをするとそれも巨大化してしまうことにつながるからです。

ここでは、一粒万倍日にやってはいけないことの代表的なものを紹介します。開運日ではありますが、「嬉しくないこと」や「望まないこと」が膨れ上がらないように、あらかじめよく知っておいてください。

一粒万倍日にローン契約してしまうのは避けましょう

一粒万倍日に避けたいこととして「ローン契約」があります。それは、「ローン返済が後々苦しくなる」「金利などで損する」「ローンを組んだ後に別の出費も必要になった」につながるかもしれないからです。

ローンを組むとしたら、どちらかというと車や家などの高額なものを購入する場合でしょう。しかし、滅多に組まない高額なローンほど万倍に膨れ上がるようなことがあっては大打撃ですよね。

一粒万倍日にローンを組んだからといって、それがどのように膨れ上がっていくかはわかりません(わかれば苦労はしません)。ただ、運・縁起というものを少しでも信じるなら、一粒万倍日でのローン契約は避けておきましょう。

一粒万倍日に借金をしたら万倍に膨れあがる可能性アリ

一粒万倍日に借金をしたら「気づいたら返済額が何倍にも…」という事態を招く可能性があります。借金にはローン契約以上の金利が付きますから、借入金額が高ければ高いほど返済は大変なものになっていくでしょう。

また、借金の返済が苦しくなってくると、その借金を返すために次の借金をするという悪循環を招きかねません。お金を借りる感覚がマヒしていってしまうこともあり、借金が膨れ上がってから後悔しても間に合いません。

もし借金が必要になった場合でも、可能な限りの少額で、可能な限りスピーディーに返済したいものです。あらゆるケースでのリスクを最小限にしたいなら、一粒万倍日に借金をすることはやめておきましょう。

一粒万倍日の離婚やケンカは円満に終わらない

一粒万倍日にケンカになりそうになったり、離婚話が持ち上がりそうになったりしたら、円満解決はしにくいかもしれません。なぜなら、ケンカや離婚などはマイナスエネルギーを発しやすく、マイナスが膨れ上がれば、まとまる話もまとまらなくなるからです。

ケンカなどをした際に「雨降って地固まる」という考え方もありますが、地が固まらないくらい激しいぶつかり合いになることもあります。些細なことから始まったケンカが絶縁状態までに発展してしまうこともあるのです。

また、相手がいないところでの「悪口」もNGですので気をつけてください。一粒万倍日には、「ちょっとしたこと」がちょっとでは済まない可能性が大。謝ったくらいでは済まない事態に発展してしまう可能性もあります。

一粒万倍日に入院するとなかなか退院できないかも

一粒万倍日に入院すると、病気やケガの治りが遅くなり、退院が長引くとも言われます。それは、「小さなことを大きく膨れ上げる作用」が、病気・ケガに作用してしまうかもしれないからです。

ただ、緊急のものであったり医師の指示があったりするものは、もちろんそちらを最優先にしなければなりません。もし、入院日を選べたり身体にそれだけの猶予があったりする場合は、一粒万倍日を避けて入院日を決めると良いでしょう。

また、病気やケガを治す上で「病は気から」という考え方もあります。一粒万倍日での入院を避けた方が治る気力が湧いてくるようでしたら、ぜひ他の日を入院日に選ぶことをおすすめします。

一粒万倍日のクレジットカードはケースバイケース!

一粒万倍日のクレジットカード使用は、避けた方が良い場合と、避けなくても良い場合があります。その理由は、クレジットカードを使う人の意識の持ち方で、一粒万倍日の作用の仕方が変わってくるからです。

まず、避けた方が良いケースは「今、お金が足りないから止む無くカードで買おう」というもの。お金がないのに買うということは借金と同じですから、その「借金状況」を膨らませるということにつながります。

一方、避けなくても良いケースは「お金はあるけれど、払い方としてラクだからカードを使っておこう」というものです。カード使用は借金などではなく便利さからくるものですから、カードでスムーズに清算している状況が膨らんでも、何も問題はないのです。

また、参考までに「リボ払いはNG」「カード契約はNG」「一括払いはOK」と覚えておいてください。

そんな一粒万倍日に是非やったほうが良いこと

一粒万倍日には避けた方が良いことがある一方、ぜひやった方が良いこともあります。その例は以下の通りです。

  • 宝くじの購入
  • 入籍または結婚式
  • 納車
  • 財布の新調
  • 大きな買い物
  • 出産
  • 開業・開店
  • 金庫の購入
  • 開運グッズの購入

一粒が万倍にもなると言われる開運日ですので、その運気は遠慮なく活用させてもらいましょう。

ここでは、一粒万倍日にぜひ行動に移すと良いことをたっぷり紹介します。すぐに実践できるものから、人生にはそう頻繁にできなそうなことまであります。

当選率アップ!一粒万倍日に宝くじを買おう

小さな一粒が大きく膨れ上がると言われる一粒万倍日に、宝くじを買うことは運を味方につけることにつながります。宝くじ当選には「運」は非常に大事でしょうから、まずは購入日を一粒万倍日に選びましょう。

もちろんすべての人からではありませんが、「一粒万倍日に宝くじを購入して高額当選を果たした」という声は良く聞きます。「ふと思いついて、その日(一粒万倍日)に買ったら当たった!」という人が多いようです。

一粒万倍日に買えば、絶対に当たるなどという保証はどこにもありません。しかし「縁起が良い日」と「そうでない日」があるなら、縁起が良い日を選んだ方が間違いなく、当選率アップが期待できるでしょう!

結婚が決まってるなら一粒万倍日に入籍!

一粒万倍日に「入籍する」「結婚式を挙げる」ことも、ぜひおすすめします。なぜなら、結婚(入籍)するときの最高に幸せな気分が、一粒万倍の作用のおかげで何倍、何万倍にも大きくなるかもしれないからです!

人生の中で結婚する日というのは、0回、1回、2~3回以上の人がいるでしょうが、そうそう頻繁にあるものではありません。その数少ないタイミングで日取りを選ぶとしたら、やはりとても縁起の良い日がいいですよね。

結婚式や入籍の日は、当人同士の生涯における大切な記念日になりますし、後から日付をズラすことは困難です。「婚姻届けをいつ出そう…」と思ったら、一粒万倍日を選んでおけば間違いありません。

一粒万倍日に納車するのは縁起がイイ

車の購入を決めた際、納車日を一粒万倍日に選ぶのはとても縁起が良いです。仕事や家庭で新しい便利な車を使い始めるタイミングとしては、とてもおすすめの吉日です。

車を購入する機会は、個人差はあれど「毎月・毎年」ではなく、数年~数十年という人の方が多いでしょう。それだけ長くお付き合いする車ですから、使い始めの納車日は縁起が良い日に設定したいものです。

車は安全運転を心がけることはもちろん第一ですが、それでも不慮の事故や故障もないとはいえません。新しい車での無事故と無故障を願い、より快適で安全な運転につながることを期待するなら、納車は開運日(一粒万倍日)にしましょう!

金運招来!一粒万倍日に新しい財布を使おう

よく新年に財布を変えると良いと言われることもありますが、新年以外では一粒万倍日も財布の新調にはおすすめの日です。なぜなら、財布の使い始めに入れたお金が、いずれ万倍にもなって返ってくることが期待できるからです。

また、一粒万倍日の効果は、財布だけでなくお金に関するもの全般に及ぶとされています。財布以外では金庫や開運グッズの購入、銀行口座の開設なども吉です(借金に関連することは、借りたお金を膨らませてしまうのでNG)。

ただ、お金を目にしたりお金に触れたりと、毎日最も頻繁にお金の存在を思い出させてくれるのは、おそらく財布です。「そろそろ買い替え時かな…」と思ったら、一粒万倍日を選んで財布を見に出かけましょう!

大きな買い物は一粒万倍日にするのが最適!

一粒万倍日は、お金に関係することとして「大きな買い物をする」のにも最適。買い物のために借金をすることはNGですが、「自分の持っているお金を動かす」にはとても縁起が良い日です。

考え方としては、一粒万倍日に財布の中の1,000円、10,000円を使うと後々何倍にもなってお金が返ってくるというようになります。お金を溜め込むのではなく循環を良くすることで、再びお金が巡ってくるということです。

ただし、お金が増えて戻って来ることを期待して「浪費」をすることはおすすめしません。「いつか手に入れたいと思っていた〇〇を買うお金ができた!」というときなどに、一粒万倍日にスパッと買ってしまうというお金の使い方がおすすめだということです。

一粒万倍日に出産!誕生した子は強運の持ち主

一粒万倍日は、事始めにとても縁起が良い日ですので、その日に生まれた子供はまさしく強運の持ち主になるかもしれません。開運日に生まれたということは、それだけで「運を味方につけている子供」と言えるのではないでしょうか。

ただもちろん、陣痛が来ているのに一粒万倍日を待って出産を遅らせるようなことはしないでください。あくまで、生まれた日が一粒万倍日だったら「嬉しいね!」「ついてるね!」ということです。

自分がこの世に生まれる日というのは、当たり前ですが生涯に1日しかありません。その1日が見事に縁起の良い開運日でしたら、生まれたことだけでも素晴らしいのに、さらなる祝福が上乗せされたようなありがたい気持ちになれますね。

一粒万倍日と似ている?天赦日も最高の開運日です

一粒万倍日と似たような印象を持たれやすい、「天赦日(てんしゃにち)」という開運日も存在します。一粒万倍日は年間60日ほどありますが天赦日は年に6~7日しかないので、非常にレアな開運日だと言えます。

天赦日とは「天がすべてを赦す(ゆるす)日」「最高の大吉日」であり、何を行なっても良い日だとされています。このふたつの開運日で迷った場合は、優劣を決めるのではなく「より自分の目的にマッチしている」と感じる方を選ぶと良いでしょう。

一粒万倍日と天赦日が重なる2020年6月20日がヤバイ

一粒万倍日と天赦日が重なる「大開運日!」とされるヤバイ日が、2020年にはあります。その日はわずか2日で、もうすでに過ぎてしまった1月22日(水)と、これから訪れる6月20日(土)です。

2020年に残された「ヤバイ大開運日」は1日だけですので、大切な行事は可能な限り、6月22日に照準を合わせることをおすすめします。開業、転職、宝くじ購入、引っ越し、納車、結婚、入籍、財布の購入など、今のうちから計画を練っておきましょう。

もちろん何が何でも無茶をして、6月22日に予定を詰め込む必要はありません。ただ、この日を逃して後で後悔している自分を想像してしまうとしたら、「本当に大切だと感じること」は6月22日に集約させましょう!

まとめ

何かをスタートさせるときに最初の第一歩はとても肝心ですから、その始まりの日として一粒万倍日を選ぶことは非常におすすめです。なぜなら、すべてのことにおいて始まりの日というのは「その1日」しかないからです。

「縁起」や「運気」というものは、それを信じない人や否定する人にはプラスには働いてくれないかもしれません。一方、開運日や吉日といったものを心から信じ、感謝の思いを持つ人には、想像以上の追い風を吹かせてくれることにつながります。

大事なスタートを切るときには一粒万倍日を選ぶことをおすすめします。そこで始めたことは、たとえ小さなことであっても、きっといつか万倍になって返ってくることでしょう!

 

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