もくじ
カンパニュラの花の特徴や名前の由来
カンパニュラは「釣鐘」を意味するラテン語が名前の由来となっています。和名は「フウリンソウ」。その名の通り、まるで鐘のようにふっくらとした丸みを帯びた形をしているのが特徴です。世界中でその姿を楽しまれており、300種類以上のカンパニュラが存在します。色や咲き方は種類によって様々ですが、青や紫、白の花をつけるものが多いです。寒さに強く育てやすいので、好みの品種をタネから育てるのも人気の花です。
カンパニュラの花言葉の意味とその由来とは?
≪カンパニュラの花言葉≫感謝
カンパニュラはあるギリシャ神話に登場します。それは金のりんご園の番人をしていたカンパニュールという女性のお話。ある日彼女はりんごを盗もうと侵入してきた兵士に気がつきます。銀の鈴を鳴らして助けを求めますが、甲斐なく兵士に殺されてしまうのです。それを知った女神フローラは、彼女を鐘の形の花に変えてその死を悼んだそうです。カンパニュラの花言葉「感謝」には、命を賭して大事なものを守ってくれた女神の気持ちが表れているのですね。
≪カンパニュラの花言葉≫誠実な愛
カンパニュラの花言葉は「誠実な愛」。凛とした姿の花にぴったりの花言葉です。青や紫が多い印象のカンパニュラですが、大切な人への贈り物には白いカンパニュラで誠実さをアピールするのもいいかもしれませんね。恋人への花束といえばバラが定番ですが、すっきりとしたカンパニュラで大人の趣を演出するのも素敵です。
≪カンパニュラの花言葉≫共感
「共感」という花言葉を持つカンパニュラ。「釣鐘」が名前の由来となっている花です。まるで鐘の音が響き合うように、心が共鳴しあう…そんな想いが込められているのでしょうか。友人へのお祝いはもちろん、誰かを元気づけてあげたい時にそっと差し入れたい花ですね。
≪カンパニュラの花言葉≫節操
カンパニュラと言う花は、ベルの様な形をしています。そのことから、カンパニュラの花言葉は、教会の教えから来ているものもあります。その花言葉の一つが”節操”です。節操とは、一つに節義を守っていくこと、二つ目に自分の信じる信念・主義を変えない、貫くことを意味します。生きていくためには、節義は欠かせないもの、ベルの形に合っている花言葉ですね。
≪カンパニュラの怖い花言葉≫悲哀
命を落とした女神がその身を変えたと言われているカンパニュラ。金管楽器のような釣り鐘型が特徴的です。「悲哀」という花言葉は、女神の悲劇的な結末から付けられたのでしょうか。風に揺れる花々が寂しそうな音を奏でているようです。
≪カンパニュラの花言葉≫後悔
ギリシャ神話の下級女神、ニュンペーのカンパニュールという美しいリンゴ園の番人が、半旗した兵士たちに命を奪われてしまいました。花の女神のフローラがその死を悼んで、カンパニュールを鐘の形をした美しい花に変えた、という神話があります。その神話から、カンパニュールの花は守れなかった命の花と呼ばれるそうです。守れなかった命、その後悔を残さないためにも、「今までのありがとう」を伝えるのときに、とても素敵な花だと思います。
≪色別≫紫、ピンク、青、白色のカンパニュラの花言葉
カンパニュラは、まるで鐘のようなユニークな形をしている花です。花の色もたくさんあって、紫・ピンク・白・青など鮮やかな色が揃っています。ですが、花言葉は色による違いは無く、「感謝」と「誠実」です。教会にある鐘のような形が神聖なイメージを与えるので、これらの花言葉が付けられたのだとされます。