花言葉

ガマの花言葉や由来|色別(黄色・緑褐色)の意味から怖い意味まで丸わかり

ガマの花の特徴や名前の由来

ガマは水草の植物で、その花は穂のようにふわふわとした花が密集して茎に付いています。ススキの穂が綿状になったようなイメージです。ガマは漢字で書くと「蒲」。これは、朝鮮語のカムからきていて、材料という意味があります。ガマの葉を使って敷物などを作っていたといわれています。

ガマの花言葉の意味とその由来とは?

≪ガマの花言葉≫従順

ガマの花言葉には、子どものように無邪気な「従順」や「素直」という意味があります。この由来といわれているのが、日本昔話のひとつである「因幡(いなば)の白うさぎ」の神話です。この神話で登場する白うさぎは、とても従順で素直だったため、兄弟たちにだまされたり、だまし返そうとしてだましきれずに逆にサメに皮をはがれてしまったり…最後には親切なだいこくさまの言うとおりに、がまの花を摘んでその上に寝転がったといわれています。

≪ガマの花言葉≫素直

ガマの花言葉「素直」は、日本の神話「因幡の白ウサギ」に由来していると言われています。この物語は、因幡国に渡ろうした白ウサギがサメを騙して海の上に並ばせ渡っている時にサメに騙したのばれて皮をはがれ痛がっている時に、素戔嗚尊の言うことを素直に聞いて、ガマの穂綿に体を横たえたという例えに由来しています。

≪ガマの花言葉≫救護

ガマはユーモラスな見た目を持つ植物です。「救護」という意外な花言葉があります。大きなソーセージのようにも見えるこの花、花粉やふわふわの綿毛は薬としても用いられてきました。ふわふわの綿毛は傷にもきくとされ、れっきとした薬草としても珍重されてきました。ユーモラスな見た目からは意外ですが、頼れる存在なのです。

≪ガマの花言葉≫慈愛

ガマの花は、円注形の穂で夏期の水辺でみかけます。花言葉は慈愛といい、これは神話の因幡の白兎に由来しているのです。傷ついた白兎を気の毒に思った大国主命が、真水で洗った体をガマの穂に転がせば治ることを教えます。穂黄と呼ばれる生薬として扱われガマは、擦り傷や止血剤として使われていたので慈愛という花言葉が相応しい植物です。

≪ガマの怖い花言葉≫無分別

因幡の白ウサギの神話で、大国主命(おおくにぬしのみこと)は、皮をはがれたウサギにガマの穂の上に寝転んで手当てするように教えます。ウサギは助かりましたが、そもそもウサギがけがをした原因は、浅はかにもワニをだましたり、よく考えもせず人の助言に従ったから。ガマの花言葉は「無分別」。考えが浅いこのウサギにちなんだものです。

≪ガマの花言葉≫慌て者

ガマは日本列島の水辺に広く分布しています。丈は150?から2mにもなる大きな植物で、雄小穂と雌小穂があり、ソーセージのような茶色の穂が印象的です。雌小穂は実が熟すと破裂し、中からもろもろと綿のような実がたくさん出てきます。見る間に白い綿が泡のように出てくるその様子は、まさに「慌て者」の花言葉を思わせます。

≪色別≫黄色 緑褐色のガマの花言葉

水辺で自生するガマは、黄色や緑褐色の円柱形の穂をつける植物で、色別による花言葉はありません。花言葉は、素直・従順・無分別・慈愛など多くあって、どれも日本神話の因幡の白兎に由来しているのです。一例を上げると素直や従順というのは、スサノオノミコトの助言を受け入れて、傷つけられた体をガマの穂に横たえたことに発します。

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