もくじ
福寿草の花の特徴や名前の由来
春の訪れを告げるお正月の花としてのイメージも強い福寿草。5センチ足らずの明るい黄色い花を咲かせます。元日草、朔日草という別の名もあります。日本の山林に自生していますが、昔から観賞用に親しまれた古典園芸植物でもあります。
福寿草の花言葉の意味とその由来とは?
≪福寿草の花言葉≫幸福
春の訪れを告げる鮮やかな黄色の可憐な花、福寿草。別名は「元日草」とも言い、新年を祝うお花として、お正月飾りにも使われています。その漢字からも連想されるように、福寿草の花言葉には縁起の良い、素敵なものが多くあります。その中でも「幸福」は、シンプルに名前にピッタリの花言葉ですね。
≪福寿草の花言葉≫長寿
七福神の一人、福禄寿から名前をいただいた福寿草。その花言葉は福禄寿が司る「長寿」です。この縁起の良い花言葉のために、松竹梅とともに正月飾りとして使われていますが、本来は2月頃から咲き始める花で、正月に合わせるため早めに栽培されているそうです。
≪福寿草の花言葉≫繁栄
新春の花、福寿草。いにしえより、来る春を人々に知らせ、山の木々や野の草がよみがえり、新しい命を育むことを祝う花として愛好されてきました。このよき花、福寿草の花言葉は「繁栄」です。福寿草の咲く春になり、木や草が生い茂っていくように、人の世も繁栄してほしい、という願いのこもった言葉です。
≪福寿草の花言葉≫豊穣
黄色くて小ぶりの花が特徴的な「福寿草」には、アイヌ伝承として「豊穣」という花言葉があります。福寿草は春一番の雪解けが始まる時期に咲くため、これから始まる一年の五穀豊穣を願う気持ちが込められていますね。
≪福寿草の花言葉≫悲しい思い出
明るいイメージの「福寿草」には「悲しい思い出」という暗い意味の花言葉があります。なぜ暗い意味かというと、ギリシャ神話に?猪に殺されてしまったアドニス(福寿草の属名)の流した血から花が咲いた”という悲しいエピソードがあるためです。国や地域によって花言葉の意味が異なるのは、とても面白い発見ですね。
≪福寿草の花言葉≫死の危険
早春に太陽のような明るさの黄色い花をつけるキンポウゲ科の福寿草。縁起物の花として親しまれていますが、じつは、全草に毒のある、毒草です。毒性は強く、危険です。ほかの、食べられる野草と外観が似ていることもあり注意が必要です。福寿草には「死の危険」という花言葉もあるのです。
≪色別≫黄色 オレンジ色の福寿草の花言葉
めでたい名前が付けられた「福寿草」は2月~5月にかけて咲き誇ります。よく見かけるのは黄色ですが、中にはオレンジ色や白っぽい福寿草もありますね。色の違いで花言葉が変わることはないようです。すべての色に「永久の幸福」や「幸せを招く」といった、幸せいっぱいの意味が込められています。