もくじ
プリムラの花の特徴や名前の由来
寄せ植えなどで人気の高い「プリムラ」はサクラソウ科で、その可愛らしい花の形からセイヨウサクラとも呼ばれています。本来常緑多年草ですが、日本では高温多湿の夏の気候に弱く夏越しが難しいので、一年草として11月から4月にかけて冬の庭を華やかに彩ってくれます。日本に自生しているのは約20種ですが、販売されている品種は主に「ジュリアン」「ポリアンサ」「マラコイデス」「シネンシス」「オブコニカ」の5種。終わった花がらをまめに摘み取るとたくさんの花が咲き長持ちします。
プリムラの花言葉の意味とその由来とは?
≪プリムラの花言葉≫青春のはじまりと悲しみ
日本名でサクラソウのプリムラは、その名の通り4月から5月に咲きます。そして6月、初夏を迎えるころにはきれいな花が嘘のように枯れてしまうのです。そのように、きれいに咲く姿が一瞬の時のような、短い春の姿を青春に重ねて、青春のはじまりと悲しみ、という由来があるようです。
≪プリムラの花言葉≫青春の恋
早春に花開き、春の到来を告げるサクラソウ科の植物プリムラ。寒いうちから咲き出し、夏を待たず花の命を終えるこの優しい姿の花の花言葉は「青春の恋」です。プリムラは甘く、切なく、儚く去っていく若き日の恋の思い出をそっとささやきかけてくれるのです。
≪色別≫赤色のプリムラの花言葉
赤色のプリムラの花言葉は「美の秘密」。他の花がまだ咲いていない12月頃から、真っ赤で力強い花を咲かせる姿は、どこか神秘的な印象を与えます。見た目にも印象的な赤いプリムラは、花束に加えても存在感が強く、よりミステリアスな魅力を演出してくれるのです。
≪プリムラの花言葉≫後援のない功績
プリムラは早春のまだ雪が残るころに先んじて花を咲かせる植物です。積もった雪の中で黄色や紫など様々な色の花を咲かせます。花言葉の「後援のない功績」はそんな早く咲いてくれるプリムラに感謝を込めてつけられたのでしょうね。
≪色別≫紫色のプリムラの花言葉
早春の庭先を鮮やかに彩るプリムラ。紫色のプリムラは「信頼」の花言葉を持ちます。紫色は、いにしえの時代より、西洋でも東洋でも、高貴な色と言われてきました。また、癒しの効果があるともいわれています。見る人に頼もしいと思わせてくれる可憐な花で紫色のプリムラ。この花を贈られたら、お互い確かな信頼で結ばれることでしょう。
≪色別≫ピンク・白・オレンジ色のプリムラの花言葉
学校の花壇でもおなじみのプリムラは、白・ピンク・オレンジなどカラーバリエーションが豊富です。どの色にも共通して「青春のはじまり」「青春の恋」といった若々しい花言葉があります。色違いによる花言葉は無いとされています。これは、まだ寒い12月頃から他の花に先駆けてプリムラが開花することに由来しているのです。そのため色の違いによる個々の花言葉はプリムラにはありません。