手相

手相の基本|初心者でも分かるイラストで手相の見方を解説

手相と聞けば、一般の人は真っ先に「手の線の占い」と思い浮かべると思います。手相とは一般的によく知られている占いの1つで、その人の性格から才能までをみることができる占いでもあります。

しかし、手相とは何か、と聞かれると詳しく答えられる人は中々少ないのではないでしょうか。手の線を見て判断する占いというざっくりしたイメージしかないと思います。

今回はそんな「手相」について、基本的なことをご紹介していきます。

手相とは何?手の線から分かることとは

ではまず初めに、「手相とは何か?」というところをご紹介します。手相は、手の線や手のひらの肉付きなどに着目して個人の性格から才能、運勢などを判断する占いです。占いの基本となるのは「手の線」と「手のひらの部位(丘)」の位置関係であり、占い師によって見方が変わることもあります。

手相は元々古代インド発祥の占いであり、インドから中国へ、そして易学を取り入れられて日本へと渡ってきた占いです。東洋の手相、西洋の手相などそれぞれの流派があり、日本でも様々な流派が存在しています。

手相でわかることは多岐に渡りますが、基本的なものは「運勢」や「健康」、「才能」や「性格」などとなっています。細かい部分では「恋愛運」や「結婚運」、さらに「成功運」、「仕事運」「金運」など、その人が持つ人生を細かく占うことも可能となっています。

手相の見方の基本

続いては、手相の見方の基本についてご説明していきます。手相は手のひらにある「線」と手のひらの各部位である「丘」の位置関係を見て判断します。一般的に濃く入っている線から薄く入っている線、細いものから太いものまで別々の意味を持っていると考えられています。

基本的な線としてほとんどの人が持っている手相と、個々で持っていたり持っていなかったりする線があります。さらに手相は日々変化するものとして考えられているので、今日なくても明日あることもあります。見方は基本的に各丘と縦横斜めの線を見て判断します。

さらに右手で見る場合と左手で見る場合で意味が変わってきます。右手は一般的に生まれた後、自分自身の力で身につけた力、後天的な意味を持ち、左手は生まれつき持った才能や力、先天的な意味を表しています。

基本線一覧

ここからは、基本的な手相とされている「基本線」というものを見ていきます。基本線はいくつかありますが、代表的な3つはほぼ全ての人が持っているとされている線であり、個々で長さや濃さが違う線でもあります。では、その線がどのようなものなのか、下記でご説明します。


生命線

感情線

知能線

運命線

太陽線

財運線

結婚線

基本的な手相として「7つの基本線」という線が存在します。この線は基本の線ということで、その人が持っている性格面や頭の良さ、さらに人生という大きなものを表す手相として見られるものとなっています。それこそが基本と言われる7つの線です。

基本線は基本とされている線であり、個人そのものを表している線と考えられています。細かい部分を表すのではなく、基本的な事柄を示している線とも考えられていて、持っていたり持っていなかったりする線ではなく本来人に備わっている線と言えます。

代表的な補助線一覧

上記では7つの基本線をご紹介しましたが、ここからは「補助線」というものをご紹介していきます。補助線はその名の通りの補助を示す線であり、ここでは代表的な補助線をいくつかご紹介します。


金星帯

社交線

希望線

リーダー線

引き立て線

直感線

障害線

幸運線

手相は600種類以上存在していると言われており、その中でも上記で記載した「7大基本線」以外は全て補助線となっております。補助線とは基本線を補助するという意味を持っており、手相では基本線と補助線に分けられています。

上の表では代表的な補助線を挙げましたが、一般的にあまりピンと来ない名前かと思います。補助線は基本線に接していたり密接に関している線として挙げられるものであり、多くはその人の成功や気質、また才能などを表しているものが多いと考えられています。

そもそも補助線というのは、名前の通りの補助の役割を表しており、基本線に交わったり、密接しているものが多数あります。障害線も補助として捉えられており、一般的には悪い意味を表しますが、基本の線に交わることで補助と呼ばれております。

基本の線以外は全て補助の線となっていますので、その人それぞれの能力や努力で表れるか表れないかが決まっています。

丘一覧

続いては手のひらにある部位を指す「丘」についてご説明します。丘は手のひらの各部位を表しており、手相では重要な位置を表しています。線との関係性を見る上では欠かせないとされているのがこの丘です。丘と呼ばれる9つをここではご紹介します。


木星丘

土星丘

太陽丘

水星丘

第一火星丘

第二火星丘

金星丘

月丘

地丘

手相では、手に入っている線を「川」、盛り上がっている手の部分を「丘」と呼んでおり、そこから「丘」と名付けられました。丘はそれぞれに星の名前がついており、その人が持つ性格面を大きく意味していると考えられています。

丘と呼ばれる場所は9つあり、それぞれに意味を持っています。手相の線と同じで丘にも意味があり、線の終点が丘にかかることで意味が変わる手相もあります。丘とはそもそも、手のひらの見た目の部分が盛り上がっているところから「丘」と呼ばれるようになりました。

古くから手相の線は川の流れをイメージし、手のひらの盛り上がりを丘に例えることで、大地や自然の流れを表しているのが手相であると言われています。丘には星の名前が使用されていますが、星の位置なども丘に関係していると言われており、そのため星の名がつけられたとされています。

手相で未来を見るならどちらの手?

ここからは「手相で未来を見るならどちらの手?」ということについて見ていきます。手相は右手、左手で線の入り方や現れ方が違います。さらに右手と左手で同じ線があっても、意味が変わってくると言われています。

一般的に右手は自らが培った能力や力の意味を持ち、左手は生まれ持った力の意味を持っていると言われています。この先のことや、未来を占いというのであれば右手で占うのがいいと考えられます。もちろん左手でも占えないこともありませんが、少し意味合いが変化します。

左手と右手はどっちの手を見るべき?


手相には、右手と左手を占いことができますが、実際にどちらの手を占えば一番良いのか?又どっちの手を見るべきなのか?と疑問に思われたことはありますでしょうか。手相にあまり詳しくない場合は必ずと言っていいほど迷う項目だと言えます。

基本的に、手相を見るときは聞き手を使って占うことが多いとされています。多くの場合は右手であり、自らの努力で培った力を表している手を見ると、先の未来が細かく判断できると考えられています。利き手の逆の手は、生まれ持った潜在能力を表しているので、基本的には利き手を使います。

近い将来のことがどうしても知りたいという場合には、利き手(一般的には右手)を使用して見ると詳しく掘り下げて知ることが出来ます。流派によっては左手と右手の両方を見る場合もあるようですが、ご自身で調べて見る場合などは、利き手を使用するといいでしょう。

流年法の見方

「流年法」という言葉をご存知でしょうか。流年法というのは「どの年齢で何が起こるのか?」ということを見ることができる方法なのです。手相を見る人はこの流年法を使って、その人の努力が実る年齢や結婚できる年齢、また何かが起こる年齢を読み取ることができます。

一般的に流年法は起点を0歳として数え、線の終わりを100歳と考えます。流派によっては80歳や90歳という読み方もありますが、基本は100をベースとしています。年齢を導き出すにはその線の視点と終点をうまく0から100で割ると読み取れます。

明確な年齢を読み取るには相当な実績を積み上げる必要がありますが、ざっくりと読み取るのは簡単です。起点から終点までの真ん中を50歳として見ると一番わかりやすいと言えるでしょう。

手相は変わることがある?

手相はずっと同じではありません。毎日手相を見ている人はわかるかもしれませんが、手相は毎日変化するとも言われています。もちろんすぐに変わらない場合もありますが、変化しない手相はありません。つまり手相は変化し、その度に運も変わるのです。

何が手相の変化に繋がるかというと、健康で例えるなら、日常生活の生活習慣を見直すことでより健康に繋がり、手相が変わって健康を示す線が現れると考えられます。また成功や仕事に関する部分で自身の努力次第で大きく変化するものもあります。

逆に怠惰な毎日を送っていれば、以前は成功する線が出ていてもそれが消えてしまうことがあります。つまり手相は自身の頑張り次第でいくらでも変えることができるということです。あくまでも手相は現在の頑張りを表すものということになります。

手相を変えて運気をアップ!

手相を変えることができるというのを知らない人はおそらくたくさんいらっしゃると思います。勝手に変化するものではなく、自身の頑張りや努力、日々の生活や人間関係によって徐々に変化していきます。自分で操作できるわけではありませんが、良い方向へ持っていくことは可能です。

自身の頑張り次第では、この先良い運気を得ることも可能であり、夢を成功させたり、良い出会いに恵まれることも考えられます。今の手相を知って、自分がどうすれば良いのかを判断することがまず第一歩になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「手相」というものの基本を見ていきましたが、意外に知らないことも多かったのではないかと思います。手相は基本的な線から補助線、また丘と呼ばれるもので構成されています。それぞれの線の位置によって意味が異なり、自身の運勢を表しています。

良い手相もあれば悪い手相もありますが、どの手相に至ってもこの先自分がどのように歩むべきかを考えるためのものだと言えます。たとえ悪い手相であっても、先に悪いことが起こると身構えていれば、自身の行動で変えられることや防ぐこともできると言えます。

手相はある意味での作戦会議とも捉えられるので、自分自身の頑張りや努力を後押しするためのものと考えると良い未来が待っていると言えるでしょう。

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