人生において大成功を収めた人や大富豪となる人。そんな人の手に現れるのが「成り上がり線」と呼ばれる手相です。この手相は全体で9パーセントの人しか持っておらず、大変珍しい大吉相としても知られています。
言葉通り、起死回生を意味するこの手相は、どん底からの大逆転をも可能にする人生に大きく影響している手相ともいえます。全ての手相において言えることですが、性別や線の特徴などによってそれぞれみるべきポイントは違ってきます。
このページでは、成り上がり線の見方を様々なパターンを見ながら詳しくご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
【手相占い】成り上がり線(千金紋)の位置や基本的な意味とは?女性・男性の違いは?
成り上がり線は、親指と人差し指の間から、中指の付け根に向かって緩くカーブしながら伸びている手相です。この線が表すことは、今まで積み重ねた努力が実を結ぶことや大金が舞い込んでくるなどの吉兆の前触れとして知られています。
その人の生き方次第で後天的に授かることもあり、努力を惜しまず何事にも一生懸命に取り組む人に多くみられる手相です。
特に仕事運が上昇し、男性なら大きな仕事や大役を任されるなど、一気に高みへと登りつめるチャンスが訪れやすくなることを示しています。
女性についても仕事運上昇はもちろん、玉の輿に乗れるタイミングを意味するので、恋愛にも積極的に行動する指針となります。
しかし、訪れる数多くのチャンスを逃さず、成果へと繋げられるかどうかは、自分の行動力と努力次第です。
成り上がり線(千金紋)が現れる場所とは?生命線の起点から始まり中指の付け根で終わるのが一般的
この手相の現れる場所を詳しく説明すると、親指と人差し指の間、生命線の起点から中指の付け根に向かって伸びるゆったりとした湾曲線です。
線の始まる場所と終わる場所で、全く違う手相になるので注意して探してくださいね。
生命線の起点からぐーんと上向きに伸びていく線は、まさに成り上がりを表現しているようで、見ているだけで人生に立ち向かう力強さを与えてくれるような手相です。
また、持つ人の特徴としては、逆境に立ち向かえる人であり、カリスマ性やポジティブな考え方を併せ持つ人。
つまり、幾度となく試練を乗り越えて来たであろう、たたき上げの経営者や、芸能人などによく見られる手相の1つでもあります。
目の前の大きな壁から一歩後ずさりした時、この手相が現れたなら、逆にあなたの人生が好転するチャンスが巡ってきたと言えるでしょう。
成り上がり線(千金紋)の見方・見るべきポイント?線の長さ・短さ
成り上がり線の長さは、その効力の恩恵を受けられる強さを表し、長いものほどより強くその力を授かっていることになります。特徴としては、長い線は湾曲が深く、たっぷりと緩やかな曲線を描きながら中指付け根まで到達しているものです。
そして短い線は、生命線の始まりからまっすぐと直線を描き、中指の付け根まで到達していない線のことです。成り上がり線が短い場合、運気の向上もそれ程ではなく、努力が中々実を結ばず、歯がゆさから憂鬱になってしまうことも。
しかし、成り上がり線があるのとないのとでは大きく違います。行動次第では、短い成り上がり線もグンと伸びる可能性があるので、目標に向かって努力しようとする気持ちを持つことが大切といえます。
具体的に線が長い・短いで、どんな違いがあり、それぞれでどういう行動をとれば良いか、詳しくご紹介していきます。
成り上がり線(千金紋)が長い場合は少ない努力でも結果が得られる
まさしく成功はすぐ目の前といえるでしょう。少々の努力には見合わないほどの大きな成果が得られるチャンスが、次々と舞い込んでくる暗示です。
さらにプラスで精一杯の努力を惜しまず取り組んだとすれば、その成果よりも益々良い結果を運んで来るでしょう。
また、相当な強運も持ち合わせているので、運が試されるような挑戦をしようか迷っている人は、絶好のチャンスといえます。
自分の手に長い成り上がり線が現れたときには、大きな決断をしてみるのも大いにありです。
そして線の長さは効力の長さも表しており、その力の影響を受けられる期間が十分にあることを示しています。
コツコツと努力を積み重ね、常に目標に向かい続けようとするならば、長期的な成功を納めることも不可能ではありません。
成り上がり線(千金紋)が短い場合はその恩恵も少ない!
成り上がり線が短い人は、チャレンジ精神や負けん気が強く、とても行動力に溢れたアグレッシブな人であることを表しています。
しかし、線の長さは運気の強さ。短いということは運気もほどほどで、たとえ血の滲むような努力をしていたとしても、結果が全くついて来ないという可能性もあります。
成り上がり線が短い人は、モチベーションを高く持つ人が多いので、やって来るチャンスを逃すことはないでしょう。ですが、行動に移すときには「タイミング」を見極めるという事を忘れないでください。
必死の努力が実を結ばず、空まわりしてしまうことにもなりかねません。
成り上がり線(千金紋)の見方・見るべきポイント?線の濃さ・薄さ
線の長さと同様、現れている成り上がり線が濃い・薄いでも、その効力は違ってきます。ただ、線の長さの場合は「運気」に寄るところが大きいのですが、濃さの場合はその人の「モチベーション」に関わる要素が強いといえます。
ですので、運気が良い、悪いを判断するために見るのではなく、今の自分がどういう心情で物事に取り組んでいるかなどの判断材料として、とても役に立ちます。
そこから自分の行動指針を見なおし、より成功を掴みやすい行動が取れるように改善していくことも可能です。手相は運気だけではなく、今の自分の状況をタイムリーに表しています。
これは成り上がり線だけにいえることでは無いので、この記事をきっかけに、ぜひ色々な手相を調べてみてください。
はっきりと濃く表れている時は努力が必ず実を結ぶ暗示
成り上がり線が濃く現れている場合は、あなたが相当な努力をした証。これまでの行動が全て報われ、大きな成功を必ず掴めることを表しています。どん底から一気に頂点まで駆けあがれる、まさしく「成り上がり」を強く暗示しています。
始めはその急激な状況の変化に戸惑いを感じるかもしれませんが、掴んだ栄光はあなたに大きな幸福と喜びをもたらすでしょう。そしてメンタルもかなり強化されているので、逆境に強く目の前の壁が高ければ高いほど、挑戦したいという気持ちが強まる傾向にあります。
薄く表れている時はハングリー精神も低下する
線が薄いということは、成り上がり線が持つ効力自体も薄まっている、という意味になります。運気も通常と変わらず特別良いわけではないので、運任せの行動は謹んだ方が良いでしょう。
また、ハングリー精神や一発逆転のような発想も弱くなっていることを表しているので、目の前にそびえ立つ高い壁から逃げ出したくなってしまうことも。
ですが、手相は自分の行動次第で良くも悪くもどんどん変化して行きます。気持ちを強く持ち、困難にも立ち向かう姿勢を心がける事で、線が太くなり、ビッグチャンスを掴みとれる可能性も大いにありますよ。
成り上がり線(千金紋)が無い場合はペンで書き足してみる
手相は日々、変化をしていくものです。行動次第では2~3ヶ月ほどで様変わりすることもあります。まず、「運気の良い手」を作る基本的な行いとして、手をマッサージすることがあげられます。
運気が良い人やお金持ちの人の手を見てみると共通点があり、それは手のひらが分厚く、ふかふかと柔らかい。そして少ししっとりとした潤いのある手をしているという点です。
元からそういう人もいるのですが、毎日マッサージをしたり、ストレッチをしたりすることで、徐々に運気の良い手に近づくこともできるようです。
そして、欲しい手相を「金色の水性ペン」で書くことも効果的なようです。日々その線を意識して行動できるようになるので、よりその手相が出やすくなるといわれています。
成り上がり線(千金紋)の見方・見るべきポイント?左右の手の違い
手相は利き手が現在から未来を表し、利き手ではない方が元々持っている資質や過去の運勢を表しているといわれています。
もし、両手に成り上がり線があった場合は、生まれ持った努力家の性質と強力な運気により、生涯その効力を受けられるということになります。
利き手だけにあった場合は、積み上げてきた努力が報われ、大きな実績を残したり、大金を得たりするなどの前ぶれを表します。
利き手ではない方にあった場合、生来の気質である努力を惜しまない性格が成功をもたらしますが、その成功は人生に大きな影響を与えるほどのものではないでしょう。
そして元々コツコツと努力できる人なので、無理なチャレンジやリスクは冒さないため、目の前のチャンスを逃してしまうことがあるでしょう。
成り上がり線(千金紋)の見方・見るべきポイント?他の線や丘との関係
成り上がり線とよく似た手相も複数あり、よく間違われるのは「火星環」と「マネージメント線」という手相です。火星環は、第一火星丘(親指から生命線の始点までの間)と呼ばれるとこから始まり、中指の付け根まで伸びている線です。
この手相は、最悪の状態から脱却できる、強い闘争心や決断力があることを意味しています。
マネージメント線は、生命線の起点と人差し指の間から始まり、右向きに伸びる線のことです。この線が表すのは、人を動かす力に優れ、自分はサポートに回るだけでも大きな成果をあげられることを示します。
また、これらの手相は成り上がり線と同じで「木星丘」を通る線となります。木星丘は、人差し指の付け根の膨らみ部分のことで、「向上心」を司る場所です。ここを通る線が多ければ多いほど、それに伴い野心や野望も大きくなるといわれています。
成り上がり線(千金紋)の見方・見るべきポイント?線の形状や状態
手相の形状は複数パターンがあり、その違いにより暗示していることも大きく変わってきます。まず、成り上がり線がギザギザにガタついている場合、努力の先にある成功に不安を抱いていたり、一歩踏み切る自信がなかったりなど、消極的な思考になっていることを表しています。
このままでは折角の強い運気も報われず、チャンスが目の前を通り過ぎてしまいかねません。もし、成り上がり線がギザギザであった場合は、成り上がろうとする強い意志を持って行動を起こせば、綺麗な一本の線につながるでしょう。
他に、線が鎖状になっている場合。これは頑張りすぎが影響し、精神が疲弊していることを暗示しています。放置しておくとプレッシャーに押しつぶされてしまったり、気力が低下してしまったりする可能性もあります。
時には一息つき、冷静な角度から自分の行動を見つめなおすことも必要です。
まとめ
成り上がり線は、困難において必死に努力を続けてきた人に現れる大変珍しい手相であり、その人に幸福が訪れる事を予兆する大吉相です。
現在、大きなプロジェクトに関わっている、ずっと成し遂げたい夢があり、それに向かって努力をしている。そんな人は、ぜひ自分の手を見て成り上がり線を探してみてください。
手相は、今の自分を写す鏡であり、未来の自分のためにできる行動を考える指針にもなります。
日々、目標に向かって走りきるという気持ちを忘れず、何事にも一生懸命に取り組むことによって、あなたの手にも、このありがたい手相が現れる日が来るかもしれません。
また、この手相が現れた際には、決しておごることなく、今まで支えてくれた周りの人への感謝の気持ちを忘れないことです。それが運気を持続させる鍵であり、さらに大きな力を授かることができますよ。