そのぱっと見だけでも何か特別で神秘的、スピリチュアルな印象を受ける六芒星。映画やアニメなどに出てくる魔法陣の真ん中に、この図形が描かれているのを見かけたことがある人も多いでしょう。
この記事では六芒星の意味や、それが持つ未知のパワー、日本と海外における六芒星の在り方などについて詳しく紹介します。何気なく見ていた六芒星に隠されていた驚くべき力を知ることができるでしょう!
もくじ
六芒星の意味は?「陰と陽」「光と闇」など相反の象徴
六芒星は、正三角形と逆正三角形が重なり合った形をしており、三角形の外側の各先端を結ぶと正六角形(ヘキサゴン)となります。他の呼び方は、星型六角形、六線星、六角星、ヘキサグラムなどです。
ここでは、この正三角形と逆正三角形が持つ意味や、自然界に存在する六芒星(六角形)について解説していきます。図形の形が持つ意味と謎を理解すると「そうだったんだ!」と深くうなずけることでしょう!
六芒星を作る逆三角形▽は「霊的レベル」の世界を表す
六芒星の一部を形成している逆三角形は、上辺を天(宇宙・霊的世界)と捉えると、下にある地球に向けて影響を及ぼすかのように先端が伸びています。このことから、逆三角形は「霊的レベル(人でいうと精神)」の世界を表しているといえます。
霊的レベルとは、
- 目に見えない世界
- 心や精神・魂
- 5次元以上の世界
- 宇宙意識
- 潜在意識
- 神の世界
などと共通の意味合いもあり、それぞれと言い換えることができるかもしれません。
図形に逆三角形が組み込まれているということは、霊的レベルの世界の重要性を表しています。地球という3次元の世界で生きる上で、目には見えない「心・精神・宇宙意識・スピリチュアル意識」が大切だということです。
六芒星を作る正三角形△は「物質レベル」の世界を表す
六芒星の一部である正三角形は、2次元の平面上では「安定」のために最も理想的な形です。底辺は地に足がついている(グラウンディングしている)ことから、「物質レベル(人でいうと肉体)」の世界を表しているといえます。
物質レベルとは、
- 目に見えるもの
- 手で触れられるもの
- 3次元以下の世界
- 地面・大地
- 顕在意識
- 身体・肉体
などのことで、住まい、衣類、食べ物、お金などもすべて物質です。この三角形は、肉体の健康や生きていくために必要なモノ(あるいはお金も)の重要性を意味しています。
逆三角形と三角形が重なることは、火と水、男性と女性、天と地、光と影、陰と陽、受動と能動などを象徴します。「表裏一体のもの同士」が調和・融合するという深い意味につながるということです。
六芒星つまり六角形はこの自然界に多く存在する
六芒星の外側の突起を結んだ六角形は、実は私たちが見たことがある自然界の中に数多く存在しています。雪の結晶、ミツバチの巣、カメの甲羅、昆虫の眼、つくしの先端などが代表的です。
六角形が、ひとつではなく多数集まって敷き詰められている状態のことを、ハニカム(ハチの巣)構造といいます。ハニカム構造は、衝撃に対する強度に優れた「最も安定する空間構造」だと言われています。
自然界に存在しているものが、強度を意識してあえて六角形を採用しているとは考えられないですから、不思議であり謎です。おそらく六角形であることは特別なことではなく、自然界にとっては極当たり前の「自然な」ことなのでしょう。
六芒星が持つ恐るべき効果と神秘のパワーとは?
自然界にも当たり前のように存在する六芒星(六角形)には、実は神秘のパワーが秘められていると言われています。そのパワーは、私たちの生活の中のさまざまな場面で恐るべき効果を発揮しています。
ここでは、六芒星が持ついくつもの「不思議で驚きのパワー」を紹介していきます。今ままで六芒星をあまり身近に感じなかった方でも、今日からすぐにこのパワーを活用することができるようになるでしょう!
六芒星は封印を解く力や高い魔除け効果がある
六芒星が魔法陣の中に描かれていることがよくあるのは、この図形に「封印を解く力」「強力な魔除け効果」があるためです。この図形のおかげで、宇宙エネルギーを集めて秩序やバランスを整えると共に、エネルギー増幅という強大な効果を得られます。
また六芒星は、線に一切切れ目を入れることなく一筆書きができます(1本のヒモやロープでも図形を作れます)。線に切れ目がないので、「魔」を結界に閉じ込めたり、結界の中に「魔」を入れないようにもできるのです。
さらに、線と線が交わる部分は「目」になると言われます。悪魔や悪霊は「目」を非常に怖がるので、六芒星にいくつもある「目」には、邪悪な存在を近寄らせないという絶大な効果があるのです。
六芒星の中心に願い事を書けば実現できるらしい
六芒星を紙に書いて、さらにその中心に願い事を書くことで、願いが実現する効果も多くの人が実感しています。願い事をただ思っていたり白いページに書いたりするよりは、図形の中に書いた方が願いのパワーが増幅するということです。
願い事の書き方としては「〇〇したい」「〇〇になりますように」というのはおススメしません。「〇〇します」というはっきりとした言い切りの形か「〇〇できました」のような、すでに願いが叶った状況を書くのが良いですね。。
ただし、願い事を書いたにも関わらず、「どうせ叶うわけがない」「できるはずがない」と考えていては効果は半減してしまいます。六芒星を信じ、書いた自分も信じていれば、願いが叶う方向に必ずや作用してくれるでしょう!
六芒星の中心に「飽きた」と書くと不気味な事が起こる
六芒星の中心に願い事ではなく「飽きた」と書くことは「決してしないように!」と忠告しておきます。「しないように」と言われるとしたくなるのが人間の心理ですが、しかし、この「飽きた」はやめておきましょう。
「飽きた」は「今の世界に飽きた」「地球で生きることに飽きた」という意味と同じです。別の言い方に変えると「今の生活(人生)にはもう飽きたので、どこか別の世界へ行きたい(連れて行ってください)」となります。
この図形の真ん中に「飽きた」と書けば、そのエネルギーはより増幅され、目に見えない邪悪な存在に目を付けられないとは限りません。六角形のパワーは計り知れませんから、間違ってもマイナス・ネガティブなことには使わないことです。
六芒星を部屋に飾れば幸運を引き寄せられる
六芒星は、その中に願い事を書くだけでなく、図形を描いたものや形をしたものを部屋に飾っても幸運を引き寄せます。部屋の壁に掛けたり、見えるところに置いたりしておくと良いでしょう!
六芒星があるところには宇宙のパワーが呼び込まれ、空間はエネルギーのバランスが整えられることに。すると、その部屋にはプラスのエネルギーが流れ込み、空間も良くなる上にそこにいる人にも良い影響をもたらします。
「体調が良くなった」「よく眠れるようになった」「嬉しいことが続いた」という人はとても多いです。いいことがあったときに図形に感謝すると、また更なるいいことが連鎖反応のように起きてくるでしょう!
六芒星にはなんと恋愛成就の効果もあった
六芒星があるだけでそこにはプラスでポジティブなエネルギーが流れ、それは恋愛成就にも効果アリです。 すべての運気が上昇に向かいますので、もちろん恋愛運もその例外ではありません。
この図形の代表的な効果としては、魔を退ける、神のご加護を受ける、天や宇宙の恵みを受けるなどがあります。しかしさらに、正三角形と逆三角形が「男性と女性」を表すことから、「愛」にも効果があるのです。
2つの三角形(男女)が重なり合うことで、その真ん中に「愛」を意味する輪(六角形)ができます。ですので、恋愛成就に関しても、六角形の神秘のパワーは必ず力を貸してくれることでしょう。
日本での六芒星は?陰陽師は実は五芒星
六芒星は、ユダヤ教がこの図形を神格化していた事実は確認できていませんが、17世紀以降「ユダヤ人を表す記号」として知られるようになりました。日本においては、六芒星と、それに似た五芒星をさまざまな場所で目にします。
ここでは、日本ではどんなところに六芒星(そして五芒星)を見かけるのかを紹介します。おそらく、意外なところにもある図形の存在に「へ~、そうだったんだ」と思わされることでしょう。
日本の六芒星は「籠目紋」と呼ばれて伊勢神宮が有名
古代の日本では、「魔除け」として六芒星と五芒星(星型の五角形の形)が使われてきました。あの有名な陰陽師や仏教と結びつきが深かったのは五芒星で、神道や他の民間信仰の中では六芒星がしばしば使われていたようです。
日本では六芒星のことを、竹で編んで作られた籠の形に似ていることから「籠目紋(かごめもん)」と呼びます。ちなみに・竹で編んだ籠のことを「目籠」といい、たくさんの「目(竹が交わる部分)」が魔除けになるとされていました。
この籠目紋は、伊勢神宮の周辺と伊勢神宮に縁がある神社でよく見かけますが、それが何故なのかはわからないそうです。もちろん、魔除けや邪気を祓うため、結界として聖域を守るために使用されていたことは間違いないでしょう。
日本の神社や寺を線で結ぶと六芒星が浮かびあがる
日本各地にある神社やお寺を線で結び、それを空中から見下ろすと、六芒星の形が見えてくるという不思議な事実があります。六角形を意識してそれら神社仏閣を建てたという絶対的な証拠はありませんが、その場所を目の当たりにすればそうとしか思えないでしょう。
代表的なものとしては、
- 伊勢神宮を含む関西地方にある巨大六芒星(五芒星も)
- 伊達政宗が隠したという仙台地方の六芒星
- 徳川幕府が造った日光周辺の六芒星
など。まさしく、その土地全体に大きな結界が張られていたということになります。
手のひら程度の大きさの六芒星を見ることもあれば、高く空中に上昇しなければ確認できないものがあるのも神秘的。いずれにしても、古代から「見えないものに対する信仰心」が確かにあったことがわかります。
海外でも重要視される六芒星は英語でヘキサグラム
六芒星は世界各地に存在し、国旗のデザイン、存在のシンボル、西洋における魔除けなどにも使われています。六角形を英語にすると「ヘキサゴン」で、六芒星を英語にすると「ヘキサグラム」です。
ここでは、六芒星が海外では特にどのような存在として広まっているのかを紹介します。「世界」においての六芒星の捉えられ方も知ることができて、反対にミステリー的な興味が深まっていくかもしれません。
六芒星はユダヤのシンボル「ダビデの星」として超有名
六芒星は、世界的にはユダヤ教またはユダヤ民族のシンボルである「ダビデの星」として非常に有名です。ただ、ユダヤ教が生まれた紀元前1280年頃から、この図形が間違いなくあったとは確認されていません。
一説によると、古代イスラエルのダビデ王の「David」の最初と最後の「D」の文字(ヘブライ語だと「Δ」)を2つ重ねたのが由来だとも。ユダヤ人の国「イスラエル」の国旗にも六芒星が青く描かれています。
しかし六芒星は、ユダヤ教だけが独占的に使用していたマークではありません。キリスト教では「創造の星(Star of creation)」、日本では「籠目紋」と呼んでいますから、今現在においては、世界的な「魔除け」と考えても良いでしょう。
あのフリーメイソンのマークにも六芒星が刻まれている
知る人ぞ知る、あのフリーメイソンのマークにも六芒星が刻まれていることはとても有名です。全世界に支部を持ち、社会的地位が高い会員で構成されている秘密結社「フリーメイソン」もこの図形に注目していたわけです。
そのシンボルマークには、他に「ユダヤ教の三日月」と「キリスト教の十字架」が描かれています。これら3つをひとつのマークの中に収め、あらゆる宗教の壁を乗り越えて、皆がひとつになることが重要だとフリーメイソンは伝えていました。
さらに、アメリカの1ドル紙幣には、フリーメイソンのシンボルでもある「プロビデンスの目」が描かれており、そこにも六芒星が隠しマークとして入っています。フリーメイソンとこの図形には絶対的なつながりがあるとしか思えません。
悪魔崇拝は六芒星ではなく逆五芒星!その違いは?
六芒星のようなマークを見ただけで「オカルト?」となる人もいるかもしれませんが、六芒星は「理想的な生命の在り方」を象徴したもの。一方それに対しては、悪魔を象徴する「逆五芒星(五芒星を逆さまにしたもの)」というものがあります。
六芒星も五芒星も魔除けとして用いられますが、逆五芒星は海外では「デビルスター」とも呼ばれるサタンの象徴。五芒星を逆さまにしたデザインは悪魔の顔を表し、地獄から悪魔を招喚する黒魔術を行う際に欠かせないものとされています。
「ただのマーク」と考える人もいるかもしれませんが、そこにマイナスのエネルギーが発生することは、ほぼ間違いないでしょう。逆五芒星デザインのネックレスやグッズ、タトゥーなどを見かけることもありますが、使用することはまったくおすすめしません。
まとめ
今回は、不思議で神秘的なマークである六芒星の意味や効果、使われ方などについて詳しく紹介しました。六芒星を何となく知っていただけだった方も、これからはその秘められたパワーを活用すれば、もっと幸せを引き寄せることとなるでしょう。
ただ、六芒星をマイナス事に用いると「負のエネルギー」をも大きく増幅させてしまう作用があります。ですので、ネガティブで否定的な思いを込めて使わないように十分気をつけてください。
六芒星は、その使い方次第で私たちの人生にたくさんの幸運と喜びをもたらしてくれます。あなた自身が日々プラスのエネルギーで包まれるように、ぜひこれからも六芒星を大いに活用しましょう!