もくじ
ジギタリスの花の特徴や名前の由来
ジギタリスは存在感のある花で、下向きの鐘のような花を多数塔のように連ねて咲かせます。草丈は大きいもので2メートル近くにまでなるので、花壇では後方に植えられることが多いです。花の形が似ているとして「指」を意味するラテン語がジギタリスの由来です。英名Foxgloveから日本ではキツネノテブクロの名でも有名です。こちらも花の形から連想されたのですがかわいい名前ですね。全草に猛毒があるので気を付けてください。開花期は5~6月です。春の花が一斉に咲き終わりひと段落するころこの花が花壇を彩ってくれます。
ジギタリスの花言葉の意味とその由来とは?
≪ジギタリスの花言葉≫熱愛
ジギタリスはかつて強心剤の材料として日本でも使われていました。一方で、心臓に障害を引き起こし、頭痛やめまいをもたらす毒草としても知られています。どきどきくらくらさせハートを強くし、しかし過ぎれば破滅にも繋がりかねない。そんな性質が『熱愛』という花言葉を人々に想起させたのでしょう。
≪ジギタリスの花言葉≫隠されぬ愛
ジギタリスには多くの品種がありますが、どの種類も長い軸に沿ってたくさんの花が咲くという特徴を持ち、『隠されぬ愛』の花言葉通りにとても目立つ姿をしています。自らをきらびやかに彩るところから、この花言葉がイメージされたのかもしれません。
≪ジギタリスの花言葉≫誠心誠意
「不誠実」という少々不名誉な花言葉を持ちながら、「誠心誠意」という真逆の花言葉も持つジギタリス。心臓を治す薬効=心が強くなるという連想や、毒にも薬にもなりうるという二面性から、不誠実な面もあれば誠実な面もある、とのイメージがついた結果、この花言葉がつけられたのでしょう。
≪ジギタリスの花言葉≫青春
ジギタリスの最盛期は5月~7月の、人々が活発になる時期。切り戻しをすればまた花を咲かせる、生命力の強い花です。エネルギッシュに何度も咲くジギタリスに若さを感じて、「青春」という花言葉がつけられたのでしょう。身近に飾れば、きっとジギタリスのエネルギーを分けてもらえますよ。
≪ジギタリスの怖い花言葉≫不誠実
ギリシャ神話の全能神ゼウスは、妻ヘラが嫌な仕事を放り出してサイコロ遊びしていたことを怒っていました。ある日彼女が誤って地上に落としたサイコロを、ゼウスがジギタリスの花に変えたことが由来です。不誠実とは、ヘラの遊び癖のことを指しているのですね。
≪色別≫紫、白、ピンク色のジギタリスの花言葉
ジギタリスで最もポピュラーで見かけることが多いのは白やピンク、紫色の花を咲かせるプルプレアです。品種によっては黄花もありますし、ごく小型にしか成長しないものもあるので手軽に寄せ植えにも使えます。どれも筒状の花びらの内側に斑点があるのがチャームポイントですが、毒があるのと関連してこの斑点を怖いと感じる人もいるようです。花色別の花言葉はありません。イギリスでは野生化していて、地方によって「妖精の帽子」など様々な呼び名で呼ばれています。