もくじ
月桂樹の花の特徴や名前の由来
月桂樹は地中海沿岸から西アジア原産のクスノキ科常緑高木です。オリンピックのマラソン優勝者に贈られる月桂冠に使われる樹として有名ですが、今では香りの強い葉を乾燥させたものが香辛料のローリエとしても人気が高いですね。実も香りが高いのでオイルとして利用されます。花は葉の影に隠れて存在感が薄い印象ですが、淡い黄色の小さな花が固まって春に咲きます。日本名は中国の月の影を表す「桂の木を切る男の姿」が由来で、この樹が日本に渡来した際、香りや姿が桂の木と似ているところから「月桂樹」とつけられたそうです。
月桂樹の花言葉の意味とその由来とは?
≪色別≫黄、白色の月桂樹の花言葉
月桂樹は、その葉を乾燥させたものが、ローリエやローレル、ベイリーフという名前で、料理の香りづけに広く使われています。欧米では観賞樹としてトピアリーにされてもいます。ですが、花のほうはあまり注目されないようです。雄株は黄色、雌株は白の、小さなポンポンのような花を多数咲かせますが、花色別の花言葉はありません。
≪月桂樹の花言葉≫輝ける将来
ギリシャ神話に出てくる月桂樹は、神聖な樹木とされています。月桂樹の葉を使って作られた冠は月桂冠と呼ばれ、勝利したときに栄光のしるしとして与えられました。月桂樹の花言葉は、「輝ける将来」です。月桂冠を与えられた人はとても輝いており、明るい未来が待っています。
≪月桂樹の花言葉≫勝利
月桂樹はクスノキ科の高木です。その葉は、独特の芳香をもっています。むかしから、太陽の神、アポロンの樹ともいわれてきました。スポーツや芸術で秀でた人を称えるため、月桂樹の葉のついた、やわらかい枝で作られた冠が贈られたともいわれます。花言葉は「勝利」です。
≪月桂樹の花言葉≫栄誉
月桂樹の花言葉「栄誉」は、勝者に与えられる、月桂樹の枝を編んだ冠、月桂冠からきています。その歴史は、古代ギリシアにさかのぼります。紀元前のギリシアでは全土を挙げての祭、ピューティア大祭がありました。そこでは歌や詩を競い、勝者にはアポロンとダフネの物語に由来して、月桂冠が与えられたのです。
≪月桂樹の花言葉≫栄光
月桂樹にある花言葉である『栄光』の由来は、古代ローマに遡る事になります。太陽神アポロンが頭にかぶっている事(これは彼に関する物語が発端によるもの)が定番であるので、神の木であるとされています。よってアポロンの祭儀(ピューティア大祭)は勿論のこと、戦で勝利を収めたときやローマの将軍が凱旋を行う時などに月桂樹が使われていました。これらの事から、花言葉の一つとして「栄光」がある訳です。