もくじ
ボケの花の特徴や名前の由来
ボケは、庭木や盆栽などで昔から好まれている、和のおもむきたっぷりの花です。バラ科の低木で、瓜(ウリ)のような見た目の果実をつけます。木につく瓜、木瓜、モケ、ボックワなどと呼ばれていたものが、なまって「ボケ」となったのではないかと考えられています。鮮やかな赤や、桃色、白色など、さまざまな色の花を咲かせます。
ボケの花言葉の意味とその由来とは?
≪色別≫赤、白、ピンク色のボケの花言葉
ボケはバラ科の低木で、丸みのある花を多数咲かせます。枝に鋭いとげがあるものが多いですが、ないものもあります。日本には平安時代には中国から入ってきており、以来、本州以南で、日当たりのいい土手などで自生のボケも見られます。大正期にボケブームがあり、品種に広がりができたそうです。花色は、赤、白、ピンク、また、オレンジもあります。花びらに絞り状に色が入ったり、咲きはじめから時間で色が変化したりと多彩で、マニアがいるのも頷けます。色別の花言葉はありません。
≪ボケの花言葉≫平凡
ボケの花言葉「平凡」の由来となるような明確なエピソードは確認できません。ボケ属は日本と中国で3種ほどしかなく、花言葉も、ボケの分布地域で考えられたのではないかと推測できます。ボケにはぱっとしない印象でもあるのでしょうか。でも実際はそんなことはありません。現在、品種は200以上あり、庭植えや盆栽に仕立てられたりして親しまれています。
≪ボケの花言葉≫先駆者
ボケの「先駆者」の花言葉には歴史上の人物である”織田信長”にまつわる花として、有名です。開花時期が2月~4月と一番乗りの春を先取りしているボケの花を先駆者として例えているようです。先駆者の意味には先がけや開発するという意味もあります。
≪ボケの花言葉≫妖精の輝き
ボケの花言葉にはとてもかわいらしいものかあります。それは「妖精の輝き」とてもロマンチックですね。早春から咲き始め5月まで次々花が見ごろを迎えるボケ。春の優しい日差しの下でボケを眺めるとまるで妖精の羽ばたきが見えるようです。ボケの丸い花びらの隙間から妖精が顔を覗かせそうな雰囲気が漂ってきますね。
≪ボケの花言葉≫早熟
ボケは漢字で「木瓜」と書き、カリンを小さくしたような丸い実ができます。「早熟」という花言葉の由来は定かではありまあせんが、ボケの実は黄色に熟し、枝に直にくっついたように実ります。香りがあり、カリン同様、果実酒にすることもあります。また、枝をよく伸ばしますが、低木に収まります。きれいに見せるためには剪定しましょう。早熟という言葉に関係すると思われるようなボケの性質を挙げてみましたが、早熟の花言葉にふさわしいような成長の早い植物は他にたくさんある気がします。