もくじ
イカリソウの花の特徴や名前の由来
春に、うすい赤紫の花を咲かせるイカリソウ。白や、桃色や、黄色い花を咲かせるものもあります。日本各地の山林に自生する山野草です。船のいかりを吊り下げたような、独特な花の姿からこの名前があります。葉の形も美しく、園芸植物としても親しまれています。
イカリソウの花言葉の意味とその由来とは?
≪イカリソウの花言葉≫旅立ち
イカリソウの花は、ちょっと複雑で、繊細な形をしています。よく見ると、舟やボートのいかりに似ているのです。「いかりをあげる」という慣用句があります。船出のためにいかりを引き上げることから、新たな物事にむかってことを始める様子をいいます。イカリソウの花言葉は「旅立ち」です。
≪イカリソウの花言葉≫君を離さない
初夏に山や林をいろどって咲くイカリソウ。その花は、船をしっかり港にとどめておく海具、イカリにそっくりな、とてもおもしろい造形をしている植物です。海に沈みこんで海の底をしっかりととらえ、船が漂って流れていくのを防ぐイカリの働きから、花言葉は「君を離さない」。束縛もまた、愛であるのでしょう。
≪イカリソウの花言葉≫人生の出発
イカリソウの花は、花びらのつけねが長く後ろに伸びた独特な形をしています。花の名前の由来は、その形が船の碇に似ていることからつけられました。また、花言葉もこの船の形が由来で、港から船が出ることから「人生の出発」です。
≪イカリソウの花言葉≫新たな人生
イカリソウには「新たな人生」という花言葉があります。船を停泊させておくのに用いる錨(いかり)に似た花を咲かせることから、新たな目的にに人を運んで行く船を思わせる花言葉があるのです。船に乗って新たな人生のスタートを切るイメージを彷彿とさせます。
≪色別≫白、ピンク、赤紫、黄色色のイカリソウの花言葉
メギ科イカリソウ属の植物は独特の形状の花を咲かせます。4枚の花弁それぞれに距(きょ)と呼ばれる器官がついていて、吊り下げられて下向きに咲き、四方に伸びる距のついた花の様子を、船が停泊する際に使用する錨(いかり)に見立ててイカリソウと名付けられました(距には蜜が入っていて、受粉のために虫を利用する目的で存在しています。ランやスミレなどにもあります)。花色は、一般的なイカリソウは紫色、トキワイカリソウでは白色、キバナイカリソウでは黄色、など。