算命学

天報星(てんぽうせい)の男女別の運勢と初年期・中年期・晩年期の運気

天報星は人間の一生を十二の発達段階に分けた一番最初の時期、胎児期にあたります。命が芽生え育っていく時期なので変化は凄まじいです。十二段階の中でも最も形態が変化する時期でもあり、変転変化の星とも言われます。

この時期はどんどん成長していきますが、まだ人としての意識は未発達です。そこから天報星は弱星、そして時期は前世の時代とも呼ばれています。

そのためどんな環境でどんな人達と出会い、学んでいくかかが運気上昇のポイントとなります。

天報星(てんぽうせい)男女別の総合運

この星の人は男女問わず多芸多才の才能に恵まれています。持って生まれた好奇心の強さから色んなことにチャレンジします。

天報星は「胎児の星」のため性別はまだない状態です。あえて男女別で見ていくと、男性は周りが思いも付かないようなことを思い付きチャレンジしていく冒険者のようなタイプの人です。女性は普段は静かに静観、でも必要な時には力を発揮して自ら動いていくタイプの人となります。

天報星は母親の胎内に宿った小さな生命が日々進化している状態を表しています。これから様々なことを吸収して進化していく前段階と言えます。そのため天報星の人は真っ白な状態から何でも吸収し、何でも受け入れることができます。好奇心も旺盛で色んなことに興味を示しチャレンジしていくのもこの星の特徴の一つ。

ただ星が持っているエネルギーが低めですから、継続する力が弱く長続きしない傾向もあります。周りから見ると言うことや行動が変わりやすい人に見られることもあるかもしれません。

天報星の人は同時に複数のことをこなす才能も持っていますが、一つのことを掘り下げていく方が一芸に秀でた人になれます。好奇心の赴くまま色々なことにチャレンジして、これと言うものを見つけた時、元来持っている吸収する力と器用さを活かして才能を発揮することができるでしょう。

【初年期】左肩に天報星(てんぽうせい)が入る時

初年期に天報星が入る人は、様々なことに興味が移りチャレンジを繰り返します。

この星の人は本来、好奇心が強くチャレンジすれば何でもできてしまいます。ただこの時期は何をやっても満足できず、1つのことに集中して打ち込むことが難しい時期でもあります。

天報星の人は何でも器用にこなす才能を持っているため、こなした分だけ経験と知識が蓄積される有識者。ただある程度できるようになると満足してしまうため器用貧乏に終わりがちです。

この時期に辛抱強く1つのことに集中することができれば中年期以降に必ず実を結びます。「一生続けていきたい!」と思えるようなものを見つけられるかが中年以降に花を咲かせるポイントになります。

【中年期】左足に天報星(てんぽうせい)が入る時

この時期には大きな変化が起こり、さまざまな好機が訪れる時期となります。

例えば仕事では転職や起業、今までとは全く違う職種へのシフトなど。変化の時期になるため不安や心配を感じたりもするでしょうが、思いのまま進むことが飛躍のカギになります。今までは前進のみだったはず。慎重さも併せ持つようになった成長の表れと捉えることができますが、自分らしさに蓋をするとなかなか実力を発揮できません。

プライベートでは恋愛や結婚、引っ越しなどの変化が起き安い時期です。恋愛は今までは積極的ではなかった場合も、この時期に入り積極性が出てきます。この人!と思える相手に出会ったら、積極的にアプローチすることができるように変化しているはずです。

積極的に進んだ結果悪い方に転ぶこともありますが、そう言う時はきっぱりとあきらめ気持ちを切り替えて再チャレンジすることで状況が好転するでしょう。

天報星は変転変化の星、変化を柔軟に受け入れ成長につなぐ力を持っています。乗り越えた後はきっと更なる飛躍が待っているはずです。

【晩年期】右足に天報星(てんぽうせい)が入る時

晩年期に天報星が入る人は、年齢を重ねても好奇心は衰えることがなく、やりたいことが果てしなく出てきます。

年を重ねても好奇心を失わない若々しさ。好奇心のまま行動する積極性もあるので晩年期も忙しくなりそうです。人生の最後に向けて、夢を追い続けようとするため静かな老後とは無縁になりがち。

忙しくても、達成してきたことに対して焦点を当てることができれば、満足感や幸福感を感じることができます。それまで培ってきた縁に対して改めて感謝を感じ日々を過ごすことで、人々に囲まれた心豊かな時期となるでしょう。

2つ以上天報星(てんぽうせい)が人体図に入る時

2つ以上天報星はある人は変転変化の運気が強くなります。型通りの人生を歩むことは少なく、「動乱の英雄」と呼ばれます。

天報星は望む望まざるにかかわらず変化に翻弄される傾向にあります。その分、波乱に強くフットワーク軽いのが特徴です。自ら転職や引っ越しを繰り返し、環境の変化を楽しむことで運気が上昇するタイプなので、転勤の多い仕事が適職と言えるでしょう。

十大主星との組み合わせ

天報星と玉堂星

天報星と玉堂星の組み合わせを持つ人は頭の回転が速く賢い人です。

天報星は胎児の星のため、何でも吸収していくことができます。興味を持ったことは上手にこなす才能も持っているため、興味の数だけ身に付けることができ多芸多才となります。玉堂星は知性の星で学ぶことがとにかく好きな星。

この2つが合わさることで好奇心の赴くまま情熱を持って探究し、学べることを楽しいと感じ、さらに学んだことを活用していくのが得意となります。

天報星と司禄星

天報星と司禄星の組み合わせを持つ人は堅実家で逆境にも強い人です。

天報星は好奇心が旺盛で色んなことに興味を持つ星。それは視野が広く色んなことが見えているためでもあります。そして司禄星は堅実な星です。特に家族を大事にし、貯金や倹約するのが得意。

天報星の広い視野を持って興味を引くものを見つける才能と、司禄星の堅実に金銭管理ができる才能が合わさると商売上手になります。

天報星と牽牛星

天報星と牽牛星の組み合わせを持つ人はスポーツ全般が得意な人になります。

牽牛星は一歩一歩確実にコツコツ頑張る星です。自尊心や自負心が強くプライドもあり、何事に対しても真面目です。スポーツでも練習を怠りません。結果として反射神経と運動神経が優れることになります。

何でも吸収し器用にこなす天報星と真面目で努力家な牽牛星が合わさると、地道に練習を重ね、練習を重ねた分だけ吸収する性質に秀でるので、スポーツ界でトップクラスの実力者となるでしょう。

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