算命学

天将星(てんしょうせい)の男女別の運勢と初年期・中年期・晩年期の運気

天将星は十二大従星の中で最もエネルギーが強い星です。パワフルさが特徴のこの星は「リーダーの星」と呼ばれます。

人生のサイクルでとらえると、経験も実力も地位も備わった50代。最も充実した年代に例えられるのが天将星です。

天将星の持ち主は度胸があり、さまざまな困難を乗り越えることで自らを磨いていく大器晩成型。リーダーとしてあらゆる分野で活躍できる強運な星なので、周囲から頼られる場面が人生を通じて多くあるでしょう。

 天将星(てんしょうせい)男女別の総合運

十二ある従星の中でも最強パワーを誇る天将星。そのエネルギーと華やかさはまるで枯れることを知らない大輪の花のようです。たとえ静かにしていてもその存在感の大きさは隠すことができないほどのインパクトを周囲に与えることでしょう。

良くも悪くもとても目立ちやすいタイプですので、善行を心がけることが大切になります。人の嫌がる仕事を率先して行い、リーダーシップをとって遂行することが開運につながるでしょう。

天将星の人生で最も重要なのは、天将星の持つエネルギーをきちんと使っていくことです。高い理想を持ち自らに鞭打って目標を達成していくことが運気を高めます。

人が尻込みするような大仕事を引き受けたりボランティアで身を粉にして尽くしたりすることがなどが良いでしょう。フルにパワーを出し切りましょう。天将星はその強いエネルギーを余すところなく出し切ることが成功につながります。

天将星をもつ男性は、周囲に頼りになる存在として慕われます。別名「皇帝の星」ともいわれる天将星ですから、勇敢さとリーダーシップを武器に成功をおさめるでしょう。動乱の時代に強いのが天将星の特徴なので、困難にひるむことなく立ち向かうことで実力を発揮し、成功の扉を開くことができます。

天将星を持つ女性は、一昔前なら強すぎる女性と呼ばれたかもしれません。なぜなら一族を頭領としてまとめ上げることができるほどの力量の持ち主だからです。

もともとそれほどに強くたくましい心を表すのが天将星。女性の天将星は別名「女王の星」とも呼ばれます。周囲からは、頼りになり一目置かれる姉御キャラとして慕われることが多いでしょう。

【初年期】左肩に天将星(てんしょうせい)が入る時

初年期に天将星がある人は強いエネルギーを上手く消化するために、心身をスポーツなどで鍛えると良いでしょう。

天将星は初年期の過ごし方が中年期に大きく影響するのが特徴です。初年期が波乱万丈で苦労をした人は中年期以降に実力を発揮しやすくなります。逆に、初年期に甘やかされたり安穏と過ごせていたりした場合は、中年期に実力が伸び悩むことになりかねません。

「若いときの苦労は買ってでもせよ」のことわざがそのまま当てはまるのが初年期の天将星持ち主です。

【中年期】左足に天将星(てんしょうせい)が入る時

初年期にした苦労が実ってそのまま帰ってくる中年期を迎えます。中年期(壮年期)の場所に20~50代を表す天将星があるので、スムーズに充実の年代を過ごすことができるでしょう。 

ただし、初年期に苦労が少なかった人は、この時期が踏ん張りどころとなります。仕事、恋愛、家庭、人間関係などの苦労が多少降りかかるかもしれません。

ですが、この苦労を乗り越えることで必ず大きな幸せを手にすることができるのです。自分の強さを信じ、立ち止まらず動くことが成功への一歩となるでしょう。

仕事では本格的な実力を発揮し、安定した地位と達成感を得ることができます。リーダーシップをいかんなく発揮し、周囲のためにフルパワーで前進することで自らの満足度も高くなるでしょう。自分を甘やかすことなく突き進んでいくパワフルな仕事の進め方が天将星中年期には最適です。

結婚に関しては、やはり同じようにエネルギーが高い星を持つパートナー選びが幸せな結婚生活を送るためのひとつの条件となります。星の中で最大ともいわれる天将星エネルギーを結婚生活で受け止めてくれるような相手を選ぶのが大切です。

また、結婚後に大家族の世話をする、自営の家業をパートナーと一緒に繁栄させていくなど、天将星の強いエネルギーを完全燃焼できるような結婚のあり方も良いでしょう。

【晩年期】右足に天将星(てんしょうせい)が入る時

天将星が晩年期にある人はとてもパワフルな老後となります。穏やかな晩年という言葉には無縁のエネルギッシュな老年期を過ごすでしょう。

80歳を過ぎても第一線で仕事をしていたり、なんらかの活動をしていればその組織の第一人者となりリーダーシップをとっていたりすることも大いにあり得ます。

 

常にパワー全開でいるのが天将星の性分ですから、毎日を若々しくはつらつと生きることとなります。老後の生きがいとなる打ち込める趣味や仕事を作っておくと良いでしょう。

2つ以上天将星(てんしょうせい)が人体図に入る時

2つ以上強運の星が存在するということはエネルギーが強すぎるということになります。つまり天将星を複数もつ人は、普通の人と同じように考えて行動していては常に物足りないのです。 

多くのことを成し遂げる力があるので、強すぎるエネルギーを燃焼するために自分に負荷がかかるくらいの役目を担うくらいの生き方がちょうど良いでしょう。ハードな仕事をこなすことや海外に出てチャレンジすることなどの冒険も吉となります。 

また、世のため人のために役に立つことが天将星という強星を2つ以上持った人の使命です。人情に厚く度胸の据わった性質をフルに活かし、自らを役立てていくことが幸運を招くカギとなるでしょう。

十大主星との組み合わせ

天将星と玉堂星

普段はあまり感情を表に出さない理性派タイプです。知識欲が旺盛で、浅く広くさまざまな分野についての詳細な知識を持っています。 新たなことを学び自分の知恵とすることに喜びを感じる人でしょう。その探究して得た知識を周囲の人と分かち合うことでさらに満足度が高まります。

また豊かな感性に恵まれており、芸術の才能を発揮していくと大成するでしょう。

天将星と調舒星

独特な世界観をもっており、それをとても大切にします。一言でいえば「感性の人」。そして自分の中に芽生えた気持ちを表現し、発信していく力もある人です。

また、この組み合わせの人にとって大切なのは夢です。夢をかなえる目標がないとやる気が起きず、生活にハリがなくて天将星の強いエネルギーを持て余してしまうかもしれません。有意義な日々を送るためには、人生を通じて常に具体的な目標を用意しておくと良いでしょう。

天将星と石門星

天将星のリーダー気質と石門星の調停力を兼ね備えた根っからのリーダータイプです。社交性と政治力を有し、周囲を巧みに統率することができます。地に足がついた抜群の安定感を持っているでしょう。

柔和で穏やかな印象ですが、まさに「外柔内剛」。良好な人間関係を保ちながらリーダーとして自分の意志を曲げることなく目的を達成するたくましい生き方ができる人です。

天将星と司禄星

この組み合わせを持つと、リスクをとることを良しとしない安定志向型のリーダーとなります。司禄星は保守的で堅実な性質であり、天将星の型破りな猛進にブレーキをかけて調整するためです。

このタイプの人は「真面目なしっかり者」として周囲から頼られることが多くなります。天将星のリーダー気質に司禄星のもつ優秀なサポート能力が加わることで、取り組んだ物事には着実に結果を出していく人となるでしょう。

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