易経

易占い【63】水火既済(すいかきせい)の意味や爻を解説!

水火既済(すいかきせい)の解説|卦辞の読み解き方

「既済」とは完成。この卦は爻の全てが正位を得ているため、このような意味を持つのです。

ほとんど終わってしまった状況ですので、何かをやりたくてもやるべきことがありません。そのために「亨小」とあり、ちょっとしたものしかできないのです。

そして大事をやり遂げたとなると、本当に大変なのはここからだと考えた方が良いでしょう。現状を保つのは簡単ではありません。卦辞には「初吉。終乱」と記されており、初めは良くてもやがて現状は乱れていってしまうのです。

水火既済(すいかきせい)の意味|大象の解説

終わりであり、本当の始まりを意味する卦です。大変な苦労をして手に入れた成功ではありますが、新たな運命の序章に過ぎません。十分に喜びを噛み締めたのであれば、そこで再び気を引き締めるようにしましょう。

今後はいまの幸せを保つ努力をしていくことになります。油断すればすぐあちこちに綻びが生まれてしまうでしょう。トラブルはつきものですので、予め何かが起きても大丈夫なように備えをしておいてください。

また、既に現状は完成いるため“これ以上”を求めてはいけません。もっと良くできないかと考えたり、別のことも始めるべきではと検討したりするべきではないでしょう。これからできるのは、手元にあるものを丁寧に磨いていくことだけです。

水火既済(すいかきせい)の解釈|目的別の解釈

恋愛 もう結ばれている二人なら努力次第で幸せを維持できます。
そのような関係でない場合は、幸福を得られるものの油断してはなりません。
片思い 相手はもう当事者と付き合っていると考えている場合があります。
そうでないなら結ばれるまで秒読みです。
復縁 復縁は叶いますが、その後の関係を維持するのには苦労が伴います。
結婚 恋人同士であれば婚期が訪れているものの、幸せの維持に努力を要します。
これから相手を探すのであれば、結婚できますが自分磨きを怠らないように。
相手の気持ち 当事者との関係に満足しています。
この関係が続くように努めていきましょう。
仕事 いま取り組んでいることをブラッシュアップしていけば吉。
転職 当事者にとって現状の職場がベストだといえるでしょう。
ここから動くべきではありません。
運勢 大変素晴らしい時期ですが、この状況を保つのには弛まぬ努力が求められます。
金運 現状に満足するのが吉。
欲をかけば衰退するでしょう。
失せ物 見つかりません。
失われる宿命にあったのだと考えてください。

水火既済(すいかきせい)の爻|小象の解説

易の中で唯一、初爻から上爻までの全てが正位を得ています。初爻、三爻、五爻は陽の気が強まるため軽はずみな言動を控えるようにしてください。二爻、四爻、上爻は陰の気が増すので、現状の維持がより大変になるでしょう。

なお、初爻から上爻へ向かうにつれて徐々に苦労が増えていきます。

上爻の意味 せっかく完成したものを手放し、余計なことをしてしまいます。以前までの幸せは取り戻せずとも、急いで現状を見直せばわずかな希望が残るでしょう。
五爻の意味 見栄を張っても得はありません。このままではやがて、いまの幸せが崩れ去るでしょう。堅実な振る舞いが吉運を呼びます。
四爻の意味 少しずつ衰退の兆しが見え始めます。常に気を張っていなければなりません。準備不足がないかよく確認すること。
三爻の意味 自ら厄介事に手を出し、そのために長い間つらい思いをすることになります。やろうとしていることは想像以上に大変ですので挑戦すべきではありません。
二爻の意味 チャンスを逃したと思っても慌ててはいけません。放っておけば戻ってきます。人任せにするのも良いでしょう。
初爻の意味 もう十分に幸せな状況です。前に進むべきではありません。この幸せを保つにはどうするべきかを考えると良いでしょう。

 

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