八白土星の基本｜性格・相性・吉方位・ラッキーカラーを占い師が解説

八白土星は、二黒の耕地、五黄の大地とは異なり、高く積み上がった「山」や「盆地」などを意味しています。そして、八白土星の本位である北東は、太陽が沈む丑の刻と、再び登り始める寅の刻を象徴しているため、「陰気と陽気の移り変わり」を表しています。

このような八白土星を本命星にもつ人は、強い意志のもと、こつこつ努力を重ねて山の頂点に立つ「大器晩成型」です。本記事ではそんな八白土星の基本性格や相性について、詳しく解説していきますよ。

八白土星の運勢

八白土星の人は一言で言えば「質実剛健」タイプ。課題を目の前にすると、解決のために一生懸命取り組みます。真面目な性格なので、どんなに厳しい課題でも途中で投げ出すことはありません。たとえ結果が振るわなかったとしても、原因を見つけて自分の力にしていけるでしょう。

この星の人は、「いつも心が平穏であること」が重要と考えています。そのため、リスクの多い道は選びません。選択するのは、着実に前進できる道です。

とはいえ、八白土星の人は困難をはねのける強さも持っています。精神面を鍛えることで物事のプラス面を意識できるようになり、問題をバネに大きく成長できるでしょう。そうして独自の経験を重ねて活かしていくことで、後の人生を明るいものとしていきます。

仕事は大器晩成型。あまり社交的ではないため、最初のうちは周りから「近寄りがたい人」と思われることも多いかもしれません。ですが、一度功績を認められればコツをつかみ、ぐんぐんと才能を開花させていきます。

周囲の評価が高くなっても人の助言を大切にするので、さらに発展していけるでしょう。その謙虚で真面目な姿勢により、「信頼できる同僚・上司」として頼りにされることもしばしばです。

ただ、限界を超えて努力してしまう傾向があるので、疲れを感じた時は適度に休憩することを意識しましょう。

八白土星の人は、穏やかな恋愛を好む傾向にあります。努力家で冷静に物事を進める性格の持ち主なので、刺激を求めるよりも安定を好む性質があるためです。情熱的で燃えるような恋よりは、お互いを認め合いながら、少しずつ関係を構築していく恋愛だと充実するでしょう。

理想的な恋愛のスタイルは、「お互いに言いたいことが言い合える、風通しの良い関係性」。この星の人は恋愛において一途なところがあります。

しかし、真面目に考えすぎるがゆえに、ささいな出来事でも思い悩んでしまい、相手との間に緊張感が漂ってしまいかねません。そんな誠実な八白土星の人だからこそ、いつでも気楽に話せる関係性を目指すと、一途に相手と向き合う面を活かせます。

八白土星の人の結婚生活は、家庭運に恵まれたものとなるでしょう。この星は親族との縁が深く、子孫繁栄にも恵まれる星といわれています。

男女ともに身内への面倒見が良いので、温かな生活を送れるでしょう。中年期には自分が理想とする家庭を築き上げ、晩年はその家族たちに囲まれて幸せな日々を過ごしていけるはずです。

八白土星の人の大きな魅力は、生まれ持った忍耐強さ。人によっては嫌気がさしてしまいそうな場面でも、八白土星の人は短気を起こさずに我慢できます。

なぜなら、子どもの頃から「根気強く物事を成し遂げる」という体験を重ねてきたからです。こうした体験は大人になってからも活かされて、真面目にコツコツと努力を続けて成功への道を歩んでいくでしょう。

色々な理由で仕事を転々としてきたタイプの人は、それまでに重ねてきた経験が晩年の仕事に大きく活かされます。なかなか思い通りにならないことがあっても諦めずに、自分が経験してきたことを信じて、忍耐強さを発揮することが成功のカギとなるでしょう。

九星気学でみた八白土星の人間関係は、誰とでも堅実で良好な関係を維持できる運勢です。この星の人は「強い信念を持った人」と、周囲から一目置かれやすい傾向があります。ただ、そのぶん頑固なところも。

そんな八白土星と相性が良いのは、周囲の人との関係を取り持ってくれる人物です。とくに八白土星の考えを理解して心を和らげてくれる人物は、心強い存在となるでしょう。

真面目な人同士の相性も良好です。