四柱推命

丁丑(ひのとうし)はどんな年?生まれの性格や特徴を紹介【四柱推命】

四柱推命は的中率の高い占いとして知られており、「占いの王様」と呼ばれるほどです。命式にある天干(てんかん)と地支(ちし)を組み合わせることで、価値観や行動パターン、運気の流れなどがわかります。

丁丑(ひのとうし)は例えるならば「冬場の土の上に置かれた火」です。冬の土は春を待つ根気強さを、儚く熱く燃える火は繊細な情熱を表わしていますよ。そのため丁丑生まれの人は自分にストイックで、豊かな感受性の持ち主と言えるでしょう。

こちらでは丁丑生まれの人の基本的な性格や男女別の性質、男女別の恋愛傾向、結婚運、仕事運、良い相性と悪い相性、丁丑生まれの有名人をお伝えします。

丁丑生まれの基本的な性格・特徴

控えめで物腰柔らか

温厚で人当たりが良く、優しい丁丑の人。誰に対しても同じように接して、和やかな態度を崩しません。いつも落ち着いているので、丁丑の人の存在を心の拠りどころにしている人がたくさんいます。

他人とのコミュニケーションでは聞き役に回る場合も多く、また本人も聞き上手です。落ち着いて話を聞いてくれるので、普通に会話しているつもりがいつのまにか悩み相談に発展する場合も。

優しくて何でも受け止めてくれるような包容力もありますから、皆ついつい丁丑の人に何でも話したくなってしまうのですね。派手で目立つようなタイプではなくてもいつも大勢の人に囲まれているのは、持って生まれた柔和な雰囲気と心根の優しさ故なのです。

マイペースなのんびり屋

丁丑生まれの人は、とっても大らかでマイペースです。話すテンポがゆっくりだったり、身のこなしがおっとりとしていたりするので、見ていると何となく癒やされるような気持ちになる人も多いでしょう。

温和で物腰が柔らかい面に加えて情緒に安定感があるので、周囲に大きな安心感を与えます。ちょっとした騒ぎが起きても、慌てふためいて取り乱したりもしません。つねに心に余裕があるからこそ、いつもゆったりと行動できるのですね。

また、丁丑の人は夢中になれるものごとに対しては深く集中していきます。「とことんまで気になる事柄を突き詰めたい!」という気持ちになると時間や周りを忘れて没頭するので、それも周囲からマイペースな人と思われる大きな理由なのかもしれませんね。

豊かな感受性に恵まれている

丁丑の人の情感の豊かさは、感受性の強さに由来しています。大らかであまり大袈裟に態度に出さないので傍から見ると少しわかりにくいかもしれませんが、身の周りのちょっとした変化や他人の心の動きを見逃さないほどに敏感です。

その感受性の豊かさが、他人に対する優しさや思いやりに繋がっていきます。丁丑生まれの人が周囲に対して思いやり深いのは、そんな繊細さがあるからこそ。敏感に他人の気持ちを汲み取り、その人の身になって対応するからなのですね。

強い感受性は豊かな情緒を生み出してくれますが、自分の感情をあまり表に出さないので気疲れが溜まりやすい場合も。気兼ねせずに本音で語れる人に心の内を打ち明けると、上手に気持ちがリセットできるようになりますよ。

独創的

丁丑生まれの人は、他人に合わせていこうとする気持ちの強い人ですが、実は発想はかなり独創的です。豊かな感受性に恵まれていることは先にお伝えしましたが、その感受性が独自の発想を生み出して斬新なアイディアを作りあげるのが得意なのです。

おっとりとして共感力も高いほうではありますが、「これだけは譲れない!」という自分なりの美学もしっかり持っています。人の好い丁丑の人ですが元々芯の強い面もあり、そのこだわりだけはどんなに他人の干渉があったとしても決して揺るぎません。

他人に合わせてばかりいると自分を見失ってしまう人もいますが、丁丑生まれの人には「確固たる自分」があります。周囲に合わせるのは得意ですが、安易に流されたりしないブレない人でもあるのです。

自分に厳しくても他人には優しい

前述したように他人にはトコトン優しい丁丑生まれの人ですが、その一方で自分には妥協を許さない厳しさがあります。丁丑の人は一つのものごとを突き詰めたいという気持ちが強く、それに加えて辛抱強くて粘り強い性格です。

自分自身に対してはどこまでもストイックで、何事もしっかりと結果を出したいと思っています。わからないものごとは理解できるまで学ぼうとしたり、時間が掛かっても良いものを作り出そうとしたりする、根っからの努力家です。

物腰も柔らかで謙虚ですが、陰ではそうした努力を忘れません。自分に与えられた課題は自分一人でも最後まで全うしようとします。丁丑の人が他人から信頼されるのは、温かい人柄に恵まれているからだけでなく、こうした責任感の強さもあるからなのです。

丁丑生まれの女性は「マイペースでたおやかな人」

丁丑生まれの女性は、総じて艶っぽい華やかさがある人です。健康的な輝かしさだったり、おっとりしている雰囲気からくるアンニュイさだったりと様々ではありますが、決して厭味な艶っぽさではありませんよ。そのため同性からも羨ましがられるようなタイプです。

周囲の人たちに親切なので、いつも頼られていますよ。控えめで落ち着き払ったような安定感もあり、周りの人たちにとっては無くてはならない存在です。あまり積極的に周囲と関わろうとする人ではありませんが、いつも何かしら他人から求められています。

それは丁丑生まれの女性がいつも他人を励ましたり、元気付けたりしてくれる存在だからなのかもしれませんね。のんびり屋さんではありますが、さり気なく周囲に気を利かせられる気配り上手でもあります。

丁丑生まれの女性は、普段からとてもマイペースです。おっとりとした雰囲気は、本人も無自覚のうちに周りの人たちに安心感と癒やしを与えていますよ。

丁丑生まれの男性は「心優しくて頼もしい人」

丁丑生まれの男性は協調性が高くて、周囲に歩調を合わせていける人です。基本的に大人しくて寡黙な人ですが、他人を思いやる心は天下一品です。グイグイと積極的には来ないものの、気が付いたら内側に入り込んできているような不思議な魅力があります。

深い洞察力があり、人の気持ちを理解する能力に長けていますから、自然に優しく人の心の内に寄り添えるのです。また、どんなことがあっても滅多に動じたりしませんから、傍にいると大きな安心感が得られますよ。

物静かで自己主張もあまりしない丁丑生まれの男性ですが、実は意外と交渉上手です。聡明な頭脳と巧みな話術、落ち着いた雰囲気があるので、言葉にとても説得力があります。おっとりしているように見えますが、相手をしっかりと自分のペースに引き込むのも得意です。

野心が無いように見えますが、つねに高い理想を持っています。コツコツと粘り強く継続する能力に恵まれているので、努力しているうちにいつの間にか理想にたどり着いている頼もしい人です。

丁丑生まれの女性の恋愛傾向・好みのタイプ

丁丑生まれの女性には「魔性の女」っぽい面があります。自然にしていても外にあふれ出る色香があり、それが男性の心をトリコにして離しません。本人が自覚していないだけで、意外とあちこちでモテていることも多々ありますよ。

自分に厳しい丁丑生まれの女性は、本当はとっても甘えん坊です。でも、「男性にあまり甘えてはいけない!」と自分に厳しく思い込んでしまっているので、なかなかその気持ちを素直に出せないケースも。

そんな性格だからこそ、好きな人にだけ見せる甘えた姿の破壊力はバツグンです!ただ、もったいないことにお付き合いが長引くと恋人に嫌われたくない気持ちが先行して、そんな可愛らしい姿も控えてしまいがちに。

せっかく自分にとってもっとも近い位置にいる恋人ですから、遠慮せずにもっと素直な気持ちを出していきましょう。元々、丁丑生まれの女性は包容力のある男性を好みますから、自分が選んだ人の器の大きさを信じてあげるといいですよ。

丁丑生まれの女性の好き嫌いは割とはっきりしています。苦手なタイプには目もくれず、大人しいながらも好きな人には意外とストレートにアタックしたりもしますよ。好きなお相手を一途に想い続ける、情熱家なのです。

丁丑生まれの男性の恋愛傾向・好みのタイプ

丁丑生まれの男性は、とても誠実で一途です。恋人がいるときは彼女以外の女性に、好きな女性がいるときにはその人以外に目移りしたりしません。自分が心に決めた女性以外からお誘いされたとしても、きちんとお断りできる実直な性格です。

なによりも争いごとが嫌いですから、揉めごとの種になるような行動は避ける傾向にありますよ。現実的でしっかり者ですから、恋愛も浮かれたようなものでなくしっかりと将来を見据えた堅実なものとなります。

明るくて穏やかな性格ですから、女性にはモテます。頼りがいもある上に優しいので、女性のほうが放っておかないでしょう。ただ、丁丑の男性は自分から好きになって自分からアタックしたいタイプなので、余程でないと女性からのアプローチは受け入れないかもしれませんね。

そんな丁丑の男性の理想のタイプは、自分と同じく堅実で真面目な女性です。恋愛イコール結婚という価値観ですから、落ち着きが無かったり、幾ら美人でも派手で遊び好きだったりするような女性との恋は望みません。

丁丑の男性は普段から言葉も少なく、肝心なことは心に秘めるところがあります。丁丑の男性にアプローチを考えている人は、そんな心の内をわかってあげられるように、普段からよく見て気持ちに寄り添うようにすると仲良くなれる可能性が高まりますよ。

丁丑生まれの結婚運

丁丑生まれは一途で家族を大切にする人ですから、安定した結婚運に恵まれます。男性も女性も配偶者を大切にしてお相手に尽くすのを第一としますから、外での浮気などは一切考えられないタイプです。

女性は良妻賢母に、男性は家族のためにしっかりと義務を果たす頼れる夫・父親となりますよ。安全第一で現実的な丁丑の人は、危うい道に迷い込んだりしません。結婚して身を固めるとなると、さらにそういった気持ちも強まっていきます。

丁丑生まれの男性は長男でないとしても、自分の生家を継いだり、親の面倒をみることになったりする人も多いので、特に家庭を妻に任せっぱなしにしないほうがよいでしょう。自分の親と妻との間の緩衝材の役割を果たせば、幸せな結婚生活が続きますよ。

女性の場合、結婚後に同居するかどうかは別としても、配偶者の親との繋がりが濃くなりやすいです。ですから、最初から無理して「出来の良い嫁」を演じずに自然体でいたほうが吉。お互いに気兼ねのない本当の親子のような関係を築いていくといいですよ。

男性も女性も他人に本音を見せようとしない一面があります。でも、せっかく生涯の伴侶となったお相手には、そうならないように気をつけたいところですね。心と心の深い繋がりを信じて大切にすると、さらに幸せな結婚生活が送れますよ。

丁丑生まれの仕事運・適職

丁丑生まれの人はどちらかと言うと大器晩成型です。コツコツと粘り強くものごとに取り組みますから、仕事面でも年齢を重ねるごとに存在感が増していきますよ。周囲との人間関係も良好に保てますから、仕事の運気はとても安定したものとなります。

人当たりも柔らかく、交渉術にも長けていますから、販売やサービス業、営業職などが天職です。スピード感が要求されるようなものではなく、積み重ねで結果が出せるような仕事を選ぶと大成するでしょう。

持ち前の独創性やアイディア力が活かせるクリエイティブな職業もオススメです。デザイナーや作家など、創造性が発揮できて、ある程度は時間に余裕が持てる仕事を選ぶといいですね。時間に追われる仕事だと焦りが出てしまい、本来の能力が発揮し辛くなります。

また、お金を扱う仕事にも適性がありますから、金融業や会計士、税理士などもおすすめです。真面目で几帳面な性格が存分に活かせますし、対人面での信頼感も高いので成功をつかみやすくなります。

丁丑生まれの人は状況を把握したり、人の心を見抜いたりつかんだりするのが得意です。これらは仕事で成功を収めるためにはとても重要な才能ですから、意識して伸ばしていくと立身出世も夢ではありませんよ。

丁丑生まれと相性の良い十干十二支

丁丑生まれの人と相性が良いのは、「丙子(ひのえね)・己巳(つちのとみ)・甲子(きのえね)・己酉(つちのととり)・壬子(みずのえね)」の人たちです。総じて子のグループの人たちとは、とても良い関係が築けます。

ここには挙げていませんが、戊子(つちのえね)、庚子(かのとね)の人たちとも関係性は良好ですよ。子のグループの人とは性格や行動パターンがまったく違いますが、だからこそ気を許しあえたり、お互いに癒やしを与え合ったりできます。

子の人たちは丁丑の人が困ったときには手を貸してくれますし、まったく違った角度から解決方法のアドバイスをくれるので、迷ったときには率先してヘルプを出すといいですよ。

己巳の人とは、己巳の人のほうが丁丑の人を大いに気に入る関係となりやすいでしょう。どちらも穏やかで繊細、そして芯の強い面が似通っています。距離が近付くまで少し時間は掛かりますが、お互いに理解しやすい相性です。

己酉の人とは持ちつ持たれつの関係となります。お互いにマイペースなので、テンポも距離感もつかみやすく、自然と仲良くなれるお相手です。さらに己巳の人を交えた三人でタッグを組めば、怖いもの無しの協力体制も生まれますよ。

丁丑生まれと相性の悪い十干十二支

丁丑生まれの人と相性が悪いとされているのは、庚午(かのえうま)・甲戌・(きのえいぬ)・辛未(かのとひつじ)・癸未(みずのとひつじ)・丙戌(ひのえいぬ)の人たちです。感性が違ったり、価値観が違ったりします。

でも、悪いとされている相性の人とも時間を掛ければわかり合えたり、反対に壁を乗り越えて誰よりも強い絆で結ばれたりする可能性もありますから心配しなくても大丈夫ですよ。

思い切りが良く行動派の庚午の人に対して丁丑の人はおっとりしていますから、ペースや考えが合わないかもしれません。ですが、根はさっぱりとした正直な人ですから、打ち解け合えれば無二の存在となる可能性も高いですよ。我慢せずに本音でぶつかるとうまくいきます。

辛未と癸未の人とは、価値観が合い辛い傾向にあります。お互いに譲れないものに対するこだわりが強いので、そこには極力触れないようにするといいですよ。最初のうちは第三者に同席してもらうのも一つの手ですね。

甲戌と丙戌の人たちとも、お互いに譲れない面に対するこだわりの強さが似通っています。ライバル関係にもなりやすい相性ですが、だからこそお互いに意識し合って切磋琢磨できるお相手ですよ。お互いの長所を認め合えるようになれば、固い絆で結ばれるようになります。

丁丑生まれの有名人・芸能人

  • 阿久 悠:1937年2月7日(作詞家、放送作家、詩人)
  • 加山 雄三:1937年4月11日(歌手・俳優)
  • モンキー・パンチ:1937年5月26日(漫画家)
  • 伊東 四朗:1937年6月15日(タレント・俳優)
  • 杉咲 花:1997年10月2日(女優)
  • 玉城 ティナ:1997年10月8日(モデル)
  • 宇野 昌磨:1997年12月17日(フィギュアスケート選手)
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