四柱推命

【四柱推命】傷官の性格や恋愛傾向!通変星や十二運との組み合わせは?

的中率の高さから「占いの帝王」とも呼ばれている四柱推命。生まれ持った宿命や運勢だけではなく、後天的な運命までも的確に予測できるので、さまざまな占術のベースにもなっています。

四柱推命を通して「自分がなぜ生まれてきたのか」「この世で何をするべきか」を知れば、人生をより良く生きるためのヒントも見つかるはずです。

今回は、四柱推命の重要な要素である通変星の中から傷官の星について解説します。性格や恋愛傾向、適職、他の星との相性もご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

四柱推命の傷官(しょうかん)の読み方や意味は?

四柱推命は、古代中国から長い年月をかけて、同じ生年月日や時間に生まれた人の類似点を分析して確立された占術です。四柱推命には、中国2000年の英知が詰まっているといっても過言ではありません。

四柱推命では、生年月日と出生時間をもとに割り出した十干十二支を、年柱・月柱・日柱・時柱の4つの柱に割り振り、「命式」を作ります。命式は、人生の縮図のようなものです。

命式を読み解くときに役立つのが、通変星です。通変星は、自分自身をあらわす日柱の十干と他の柱の十干との関係性を示しています。月柱の通変星を見れば、その人の本質的な性格が分かるといわれています。

10種類の通変星の中でも傷官の人は、明晰な頭脳や鋭い感性をもつカリスマタイプ。繊細でナイーブな面もありますが、傷つく恐怖を乗り越えれば、活躍の場をどこまでも広げられるでしょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)の性格や特徴

心優しい夢追い人

傷官の人は、溢れる才能をもつロマンチストです。自分の能力をいかに世界に広めていくか、大きな夢を描いてワクワクしています。

自信のある言動から、何でも一人でこなしていくタイプだと思われることも多いですが、決して独断専行はしません。むしろ人一倍、周囲に気を使っています。

そんな傷官の人は、周りの反応に一喜一憂しがち。褒められればますますやる気が出て、批判されれば酷く落ち込みます。傷官の人が何かに打ち込んでいるときは、親に褒めてもらおうと頑張っている子どものような状態です。

傷官の人自身が自分を認めてあげるか、または周囲がうまくモチベーションを維持してあげれば、才能豊かな傷官の人の可能性は無限に広がっていくでしょう。

感受性が豊か

傷官の人は感受性が豊かで、感情の機微には特に敏感です。頭の回転も速く、一つの物事から膨大な量の情報を読み取ります。

そのためちょっとした態度の違いで、相手の不調や悩みを見抜くことができます。人には言いづらいトラブルを抱えた人には、傷官の人が救世主のように見えるかもしれませんね。

傷官の人は、相手の幸せを第一に考える優しい心の持ち主です。誰よりも親身になってくれる相談役として、多くの人に頼りにされるでしょう。

傷官の人は感じたことを表現するのも得意で、芸術的な才能も持ち合わせています。直感も鋭く、傷官の人がピンときたときには何かがあります。インスピレーションを作品として昇華すれば、傷官の人にしか生み出せないものとして高く評価されるはずです。

実は傷つきやすい

感受性が豊かな傷官の人は、他人から向けられる悪意にも敏感です。細かいところまで目が行き届く分、相手の何気ない言動を深読みしてしまうこともあるでしょう。天才肌で目立つ存在だからこそ、いわれのない誹謗中傷の対象にもなりやすいです。

一度傷つくと、自分を守るために攻撃的な態度をとってしまいます。そんな態度がさらなる批判を呼び、ますます傷つけられることも。毒舌になったり傍若無人な振る舞いになったりしたときは、傷官の人が苦しんでいるとき。家族や友人、恋人には、適切なフォローが求められます。

傷つきやすい分、人の苦しみも深く理解できるのは、傷官の人の素晴らしい長所です。しかし時には鈍感な人を手本にして、些細なことは笑い飛ばす強さを身につければ、他人の言葉に左右されずに自分の人生を歩めるようになります。

寂しさを表現できない天邪鬼

傷官の人は、実はかなりの寂しがり屋。傷つきやすいのに一人では生きられず、「みんなと一緒がいいのに、一人がいい」という相反する感情を抱えています。

複雑な気持ちは態度にもあらわれ、仲良くなりたい人にこそ冷たく接してしまいます。カリスマ的な魅力もあいまって、どこか近寄りがたい印象を与えてしまうかもしれません。

人付き合いに悩んだときは、自分の優れた直感を信じてみてください。第一印象が良い人とは、関係が長続きしやすいです。傷官の人の思いとは裏腹な態度を優しく受け止めて、真意を読み取ってくれます。さらに集団に溶け込むための手助けもしてくれるでしょう。

良き理解者の力を借りれば、心優しい傷官の人の魅力は必ず周囲に伝わります。

物事をつい批判しがち

客観的な視点をもつからこそ、何でも批判的に考えてしまう傷官の人。特に興味のないものに対しては、厳しい批判や皮肉をぶつけてしまいます。

例えばどんなに人気の作家・作品であっても、自分が面白いと感じなければ、容赦なく欠点を指摘します。たとえ正論だとしても、その作家や作品のファンからはあまり良く思われません。言い方によっては「何もそこまで言わなくても……」と、傷官の人自身が批判されることも。

しかし大衆の意見に流されず、自分の意見をはっきり主張できるのは、傷官の人の強みです。何かを批判するときは、相手の気持ちまで否定しないように気をつけてみてください。表現方法さえ工夫すれば、相手も傷官の人の鋭い意見に感心しながら話を聞いてくれるはずです。

四柱推命の傷官(しょうかん)の恋愛傾向・好みのタイプ

傷官の人は、恋愛においてもロマンチスト。ドラマティックな演出やシチュエーションを重視しています。映画やドラマの登場人物のような洗練された雰囲気をもつ人には、それだけでキュンとすることも。一目惚れも多いかもしれませんね。

傷官の人の好みは、愛情を言葉でストレートに表現してくれる人です。傷官の人は、パートナーには自分と同じくらいの熱意をもってほしいと考えています。「好き」という言葉や褒め言葉を聞くと、愛されている実感が湧いてくるのです。

一方、傷官の人自身は傷つくのを恐れるあまり、自分から思いをアピールすることは少なめ。しかし相手からのアプローチを待っているだけでは、せっかくの恋を逃してしまうかもしれません。パートナーに対しても相手に求める分、自分もしっかり愛情を表現するのが、関係を長続きさせるコツです。

気配り上手で優しい傷官の人は、好きな人が苦しんでいるときは真っ先に駆け寄り、自分にできる限りのことをします。人生をともに歩むパートナーとしても、これ以上なく頼りになる人です。

四柱推命の傷官(しょうかん)の適職・仕事運

クリエイティブな才能をもつ傷官の人は、芸術家や演出家に向いています。また、客観的な視点を活かせるニュースキャスターや評論家としても大成するでしょう。

大切なのは、否定的な意見やプレッシャーに負けず、オリジナリティを全面に出すこと。たとえ最初は受け入れられなくても、徐々に傷官の人にしか出せない味になるはずです。

組織の中では、リーダーよりもサポート役に適しています。リーダーになると、メンバー一人ひとりを大切に思うあまり、チームとしての意思統一には苦労しがち。単独で動くか、周りをぐいぐい引っ張っていく人の相談役になったほうが、実力をうまく発揮できそうです。

傷官の人は、相手の年齢や肩書きにとらわれず、言うべきことははっきりと言うタイプ。言いづらいことを言ってくれる存在として重宝される一方で、保守的な人からは煙たがれることも。うまく仲裁に入ってくれる良き相棒を見つければ、傷官の人はさらなる飛躍を遂げられるでしょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)の金運

傷官の人は、恵まれた金運と人運の持ち主です。傷官の人の才能に惚れ込んだ人が、さらなるご縁とお金を連れてきてくれます。

そんな傷官の人の金運をアップさせる方法は、応援してくれる人を大切にすること。傷官の人のファンへはもちろんのこと、家族や友人などいつも支えてくれる人へ感謝の気持ちを伝えるためにお金を使いましょう。

ただし、お金で人の気を引こうとするのはNGです。周りの人は、傷官の人のもつお金ではなく傷官の人自身に惹かれていることを忘れないでくださいね。

また寂しがり屋の傷官の人は、時に散財することで心の穴を埋めようとしてしまいます。散財しても虚しさを感じるときは、正しいお金の使い方を考えるチャンスです。本当に自分が幸せになれる使い方は何か、じっくり考えてみましょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)とほかの通変星の相性

四柱推命の傷官(しょうかん)と比肩(ひけん)

競争心の強い比肩の人と多才な傷官の人は、お互いの存在が良い刺激になります。切磋琢磨しながら、高みを目指せる二人です。

しかし、どちらかの無神経な発言がきっかけで大喧嘩になることもあります。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を忘れずに。

四柱推命の傷官(しょうかん)と劫財(ごうざい)

傷官の人と劫財の人は似た者同士。どちらも頭の回転が速く、一緒にいると他の人にはないテンポの良さを感じます。

出会うとすぐに熱く盛り上がり、友人としても恋人としても二人の関係は長く続いていくでしょう。切っても切れない絆で結ばれる組み合わせです。

四柱推命の傷官(しょうかん)と食神(しょくじん)

いつも周りを気遣う傷官の人と、サービス精神旺盛な食神の人。お互いの思いやりの精神に好感を抱き、恋愛関係にも発展しやすい組み合わせです。

壁にぶつかったときも、お互いに支え合いながら乗り越えられます。人生の苦楽をともにできる最高のパートナーといえるでしょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)と傷官(しょうかん)

いつもは他人に気を使ってしまう傷官の人も、同じ傷官の人が相手なら気楽に付き合えます。軽い冗談を交わしながら、楽しい時間を過ごせるでしょう。

しかし冗談も度が過ぎると、相手を傷つけてしまうかもしれません。仲が深まってきたときほど、発言には気をつけてくださいね。

四柱推命の傷官(しょうかん)と偏財(へんざい)

傷官の人と偏財の人には、華やかでドラマティックな雰囲気を好むという共通点があります。しかも相手の考えが手にとるように分かるくらい、馬が合います。

偏財の人の経済観念がしっかりしていることもあり、お金を正しく使いながら豪勢な旅行や遊びを楽しめるでしょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)と正財(せいざい)

正財の人は、直感の鋭い傷官の人が自然に好意を抱く存在です。性格に共通点は少ないものの、初対面のときからなぜか気が合います。正財の人も、他の人とは違う何かを感じ取っているかもしれませんね。

一緒にいて居心地が良く、お互いの良き理解者になれる組み合わせです。

四柱推命の傷官(しょうかん)と偏官(へんかん)

親分肌で押しの強い偏官の人に、ナイーブな傷官の人は振り回されがち。二人とも強い信念の持ち主なので意見がぶつかることもありますが、そんなときは感情的にならず優しい言葉をかけるよう心がけてみてください。

思いやりをもって接することで、ちょうどいい付き合い方が見つかるはずです。

四柱推命の傷官(しょうかん)と正官(せいかん)

冒険心溢れる傷官の人と、基本や安定を重視する正官の人。価値観や考え方の違いから、相手を理解するのには時間がかかってしまいます。

関係を進展させたいなら、お互いに何でも言葉にするよう心がけてみて。気持ちを察し合えない二人だからこそ、コミュニケーションで補いましょう。

四柱推命の傷官(しょうかん)と偏印(へんいん)

より多くの人に認められたいという大志を抱く傷官の人と、自由奔放な偏印の人。どちらも外の世界に目が向いているタイプで、一緒にいると言葉にはできない居心地の良さを感じます。

新しいことへのワクワクを共有しながら、楽しい時間を過ごせる二人です。

四柱推命の傷官(しょうかん)と印綬(いんじゅ)

傷官の人と印綬の人の相性は良く、お互いの価値観を深く理解し合えます。ただし、どちらも自分なりのこだわりを持っているので、干渉しすぎると衝突してしまいます。

そんなときは、冷静になって距離をとりましょう。一度離れることで、改めてお互いの良さが見えてきます。

傷官の人は優しさとロマンにあふれたカリスマ

芸術的なセンスや明晰な頭脳など、他の人にはない魅力が盛りだくさんの傷官の人。より多くの人に認めてほしいという思いから、精力的に活躍の場を広げていきます。

傷官の人が頑張れるのは、周りの人が見ていてくれるからこそ。そのため誰かが苦しんでいるときは誰よりもその辛さに寄り添います。

傷官の人は人を愛する気持ちが強い分、人一倍傷つきやすいです。自分を守るために、あえて攻撃的な態度をとって人を遠ざけようとすることもあるでしょう。

しかし傷つく恐怖を乗り越えた先には、傷官の人の才能を認めてくれる人たちが待っています。どんなときでも人前に立つことを恐れないことが、傷官の人が理想の未来を掴むための重要なポイントです。

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