四柱推命

【四柱推命】偏財の性格や恋愛傾向!通変星や十二運との組み合わせは?

世の中に沢山の占術がありますが、その中でも的中率の高い占術と言われるのが四柱推命です。それというのも、四柱推命は膨大なデータに基づく統計学だからなんですよ。

そこで、今回は四柱推命の中の「月柱の通変星」に注目。月柱の通変星を見れば、その人の性格や本質が明らかになります。

今回は10種類ある通変星の一つ、偏財(へんざい)の星について詳しく説明していきますね。また性格や恋愛傾向、仕事運や金運、そして他の星との相性もお伝えしていくので、ぜひ今後の生き方の道標にお使いくださいね。

四柱推命の偏財(へんざい)の読み方や意味は?

古代中国で生まれたとされる四柱推命は、膨大なデータをもとに研究された占いです。そのため的中率は驚異的!古い時代から現代まで長く使われているのも納得できます。

四柱推命の占い方は、その人の生年月日と出生時間をもとに天干(十干)や地支(十二支)、通変星を割り出します。そして4つの柱「年柱・月柱・日中・時柱」に、それらを入れ「命式」を作成。それぞれの十二運を加えて見ると、その人の運命が鮮明に浮き上がるのです。

そこで、今回は4つの柱の中の月柱に注目。月柱の通変星をみればその人の性格・本質が分かるので、お相手との相性がよく分かるのです。

通変星には10種類の星がありますが、その中の「偏財(へんざい)」は経済観念が発達している星です。偏財には投資や商業、信用などの意味があり、一言で表すと「流動の財」です。つまり偏財の人はお金を稼いでは、それをまた違った形にして、また稼ぐという性質を持っているのですね。

四柱推命の偏財(へんざい)の性格や特徴

損か得かで考えるも、目先の利益には惑わされない

偏財の人は、何らかの決断を迫られたとき、損か得かで物事を判断する傾向にあります。しかしそんな場面に出くわした時、いっときの感情に惑わされ目先の利益をとったりすれば、さすがに周りの人もあまり良い顔をしないでしょう。

しかし「財の星」を持つ偏財の人だけあって、きちんと合理的な考えができます。それゆえ目先の利益に惑わされることはありません。その瞬間の感情に振り回されることなく、ロングスパンで物事を捉えて判断するので、周りの人から「欲深い」と思われることは皆無。

それどころか、偏財の人の「人あたりの良さ・面倒見の良さ」から、周りの人は偏財の人に対して好印象を抱いていることのほうが多いでしょう。

地位や名誉よりも報酬重視派

正財の人と同じく「財の星」を持つ偏財の人。自身の働きぶりを報酬や地位、名誉で評価されるのを好む正財の人と違い、偏財の人は報酬のみで評価されるのを好みます。それゆえ「成果を出してよく頑張った」と上役から褒められたり、地位や名誉をもらったりしてもあまりピンとこないのですね。

そんな偏財の人は、一つの仕事だけに集中するのは少々苦手な傾向にあります。それというのも、偏財の人は次から次へとアイディアが降りそそぐので、それを試したくてウズウズするから。

時には副業として動画サイトに動画をアップし広告収入を得たり、または不動産の売買を繰り返し資産を増やしたりと、お金を稼ぐためにあらゆるアイディアを試そうとします。副業であっても、きちんと行動した分は報酬をきっちり得ていけるのが偏財の人なんですよ。

嗅覚が鋭く、副収入を得られる天性の勘の持ち主

競馬やパチンコなどのギャンブルには、全く興味のない偏財の人。それというのも、そういったものは長期的に見たら儲からないと知っているから。深入りすることはないでしょう。

それよりも、まとまったお金ができたなら株などを買ったりすることの方が多いです。偏財の人は嗅覚に優れているので、ちょっとした情報から株価の上がる銘柄がピンときます。買ってみたらググッと儲かったなんてことも。

天性の勘の良さを持ち合わせているので、副収入を得やすいといえますよ。

だからといって、偏財の人は収入を得て貯め込むわけではありません。その収入を趣味にあてたり、ちょっと普段は行かない高級なお店に行くのに使ってみたり。その場で出会った人と会話を交わし高級なお酒を飲んだりすることで、また話題となる体験をして新たな人脈を広げていこうとします。

そうやって、偏財の人は稼いだお金を情報や人脈を広げる道具としてクルクルと回していくのですね。

少し相手に合わせすぎる一面も

サービス精神旺盛な偏財の人。お相手を楽しませたくて、聞き役に徹したり、さり気なくお相手が嬉しくなる言葉を言ってみたり。相手の立場や気持ちを考えて行動するため、偏財の人と話したお相手は「○○さんと話した時間はとても楽しかった。また話したいな!」と思うことが多いです。

ただし良かれと思って、あまりにも相手に合わせすぎると、会話を交わした相手同士が偏財の人の言動をすり合わせた結果、矛盾が発覚し思わぬ事態へと発展……!ということにも。そうなれば、信用を失うことにもなりかねません。

ですので、お相手を喜ばせたい気持ちは分かりますが、「お調子者」と言われないように、そこそこにしておく方が無難といえますよ。

一点集中よりも分散型

偏財の人は、何かにつけて一つのことに集中するのが苦手な傾向にあります。たとえば趣味であっても一つに絞りきれず色々なことに手を出す、なんてことも稀ではありません。それゆえ多趣味であることが多いでしょう。一つを深く学ぶよりも、「広く浅く」が基本なんですね。   

それというのも、偏財の人は好奇心旺盛で様々なことに興味・関心があるから。「これ良いかも。面白そう!」と思ったらすぐに行動しようとします。それゆえ気づけば、たくさんの趣味を持っていたということになるのですね。

ですが、「それも良し!」と思っているのが偏財の人。なぜならたくさんの趣味があれば、それだけ周りの人との会話が弾むと考えるからです。そんな風にどんなことでも人脈を広げていく糧にしてしまえるのが、偏財の人の強みといえますよ。

四柱推命の偏財(へんざい)の恋愛傾向・好みのタイプ

偏財の人は、一言で言えば男女問わず「モテる人」。聞き上手な上にお相手が嬉しくなるような言葉もサラッと言ってのけられるからです。偏財の人と会話をすると、楽しい時間を過ごせたという思いから、いつしか好意を抱く人も少なくありません。

また絶妙な距離感を保ちながら、たまにお相手に好意があるかのような仕草をする「恋の駆け引き」上手な一面があります。そのため、偏財の人にのぼせ上がってしまう人も多く、あとになって「そこまで好きじゃない」と言われたお相手が意気消沈してしまうことも……。

人を惹き付ける魅力たっぷりな偏財の人ですので、あまりお相手を翻弄し過ぎないようにしましょうね。

本来、偏財の人は本音を語り合わないような距離感を保った恋愛を好みます。ちょこちょこと興味・関心が移る偏財の人ですので、本音を語る恋愛は息苦しくなってしまうのですね。それよりもつかず離れずくらいのライトな恋愛の方が好きです。

ある程度気ままに、自由にさせてくれる懐の深い人に好意を持つことが多く、特に経済力のある人に惚れる傾向がありますよ。玉の輿を狙いたいと思いつつ、自分もしっかり稼ぐのが偏財の人なのですね。

四柱推命の偏財(へんざい)の適職・仕事運

嗅覚が鋭くお金を生み出す才能に長けている偏財の人。商売に関する仕事なら、どんなものでも成果を出せるでしょう。

なかでも営業職は一番の適職。偏財の人は臨機応変に対応できる資質の持ち主だからです。ちょっとした相手の仕草や態度から、本音を読み取りきめ細やかに対応できるので、顧客の心をグッと掴めます。

また世の中の流れを掴むことが上手いので、広報やマーケティングも適職といえます。「今の時代、人は何を求めているのかな?」と常々、人との会話から想像をめぐらせている偏財の人。顧客のニーズを誰よりもいち早く掴めるでしょう。

それゆえ、顧客を喜ばせる商品やサービスを作り会社の売り上げに大きく貢献!なんてことも起きそうです。もちろん貢献した暁には、仕事ぶりは報酬できちんと評価してもらおうと考えます。

テキパキと仕事をこなす偏財の人ですので、部下や後輩からは尊敬の眼差しでみられることも多いでしょう。ただあまりにも上手く立ち回リすぎると、同僚から嫉妬されることも。ほどよくコツコツと努力する姿を見せておくと、快適な職場環境になりそうです。

偏財の人はどんな状況に陥っても、自身のヒラメキや人脈を駆使して仕事を生み出せるので、仕事運はかなり良いといえますよ。

四柱推命の偏財(へんざい)の金運

偏財の人の金運は、とても良いといえます。ただし大きく稼いで大きく使うといった具合です。同じように「財の星」を持つ正財の人とは全く違い、貯め込むことはしません。それよりも稼いだお金を趣味のものに費やしたり、交際費にあてようとしたりします。

いっけん散財しているようにも見えますが、そうすることで常に新しい話題を得て、人脈を広げていけるのですね。豊富な人脈が、また収入を得るための架け橋になるので、いつもお金がぐるぐると回っている感じです。

たとえ事業を起こして失敗したとしても、再度盛り返すことが可能なのが偏財の人。そんなピンチが起きた時こそ、広げておいた人脈を使う「ちゃっかりさ」も持ち合わせているので、生涯を通じて金運に見放されるといったことはまず起こらないでしょう。

四柱推命の偏財(へんざい)とほかの通変星の相性

四柱推命の偏財(へんざい)と比肩(ひけん)

偏財の人と比肩の人は、少々ぶつかり合うことが多い相性といえます。それというのも、比肩の人は嘘やでまかせは絶対に許せないタイプ。一方、偏財の人はその場の雰囲気でで思ってもないことがポロッと出ることが。それゆえ意見が衝突してしまいます。 

ですので、お互いの間では「どんな時でも相手に対してでまかせは言わない」というルールを決めると吉。そうすることで、比肩の人は偏財の人と安心して付き合えますよ。

四柱推命の偏財(へんざい)と劫財(ごうざい)

偏財の人と劫財の人は、お互いに惹かれ合いやすいです。偏財の人は劫財の人のゴージャスでドラマチックな恋愛をするところに惹かれますし、劫財の人は偏財の人が様々なジャンルの話題を楽しく話してくれる姿に惹かれるでしょう。お互いにとても楽しい時間を過ごせる相手です。

ただ、お互いの金銭感覚にズレが生じると途端にかみ合わなくなるので、お互いの金銭感覚やお金のかかる趣味についてよく話し合うことが大切。その点だけ気をつければ、とても意気投合しやすい相性といえますよ。

四柱推命の偏財(へんざい)と食神(しょくじん)

偏財の人と食神の人の相性は、すこぶる良いといえますよ。どちらも相手が喜んでくれると分かれば、全力投球できる人達です。お互いに力を合わせて目標に向かって突っ走れるので、ビジネスパートナーとしてGOOD!

ただ食神の人は短期決戦タイプなので、長期にわたって目標を達成する時には偏財の人のリップ・サービスが必要です。お互いの行動や働きぶりを評価しあえれば、精神的に満足のできる充実した関係を作れますよ。

四柱推命の偏財(へんざい)と傷官(しょうかん)

偏財の人と傷官の人は、お互いに求める愛情を交換しやすい相性といえますよ。どちらもお相手の感情の機微にとても敏感なので、良い関係性を築きやすいです。

気の利く偏財の人が、少しシャイでロマンチストな傷官の人に、華やかなデートを提案すれば「私を大切にしてくれてる!」と感じとても喜んでくれるでしょう。

相手を喜ばせるのが好きな偏財の人と素直に喜びを表現する傷官の人はベストカップルになれるといえますね。

四柱推命の偏財(へんざい)と偏財(へんざい)

偏財の人同士の相性は、まずまずというところ。性格が同じため、相手の欠点が見えてしまうと自分自身の欠点と重なり、同族嫌悪してしまうかも知れません。ですので、お互いの欠点は片目を瞑るつもりで接し、お互いに思いやりあう姿勢が大切となりますよ。

反対にしっかりと欠点を認識し合い、お互いがお互いの良くない部分を正し合えれば、一緒になって成長できる間柄になれるので、人間的成長には欠かせない相手となるでしょう。

四柱推命の偏財(へんざい)と正財(せいざい)

偏財の人と正財の人は、どちらも「財の星」を持つため性格的に似ているところが多く、わかり合いやすい相性といえます。唯一似ていない点と言えば、柔軟性に富んでいるかどうかでしょう。

正財の人は生真面目な傾向にあるので、柔軟性に富んだ偏財の人がサポートすれば喜ばれるでしょう。またコツコツと頑張ることであれば、偏財の人が正財の人に任せると得策。お互いに足りない部分を支え合うことで、さらに高みを目指せる組み合わせですね。

四柱推命の偏財(へんざい)と偏官(へんかん)

偏財の人と偏官の人は、素のままで付き合える相性です。偏官の人はリーダー気質なので色々なデートコースを提案しては、偏財の人を楽しませてくれるでしょう。

ただ偏官の人はある程度お付き合いが深まると、ドキドキワクワクするような華やかなデートよりも、まったりとした「おうちデート」を楽しもうとするので、マンネリ化しないようにお互いが適度にサプライズを仕掛けていくと吉ですよ。

四柱推命の偏財(へんざい)と正官(せいかん)

偏財の人と正官の人は、素晴らしい相性といえますよ。正官の人は真っ直ぐな性格ですので、少し調子良く見える偏財の人と一見合わないようにみえます。しかしトラブル時には臨機応変さに長ける偏財の人が、正官の人を助けてくれるでしょう。

一方、上手く立ち回る偏財の人のことを影で悪く言う人がいれば、正義感の強い正官の人が意見します。互いに相手の弱みを上手くカバーし合えるのが、この組み合わせ。この二人が力を合わせたならば、どんな困難でも乗り越えられること間違いなしですね。

四柱推命の偏財(へんざい)と偏印(へんいん)

偏財の人と偏印の人は、どちらも自由奔放でいたいタイプ。それゆえ、阿吽の呼吸で相手の気持ちがわかり合え、相手を束縛することがないので非常に馬が合うでしょう。

しかし、お互いにあまりにも違う方向をみて歩んでいきすぎると、関係が薄れてしまうことにもなりかねません。ですので、共通の趣味を持ったり、共有できる仕事(副業)を持ったりと、あえて一緒に何かをする口実を作るとGOODです。

四柱推命の偏財(へんざい)と印綬(いんじゅ)

偏財の人と印綬の人は、理解し合うには少々時間を必要とします。距離感ある恋愛を楽しみたい偏財の人と、精神的に強く繋がりたい印綬の人では考え方が大きく異なるからです。

ですので、お互いに相手に理解してもらえるように、印綬の人ならばプライドを捨てて素直な気持ちを表現していくこと、偏財の人ならば印綬の人に信用できるところを見せていくことが必要。

お互いに理解し合おうとする心と、どうすれば相手に理解してもらえるかを考えることで関係性はグッと良くなりますよ。

まとめ:天性の勘を生かして、お金を回し続けられるのが偏財の人!

偏財の人は一つのものを深く掘り下げるよりは、色んなものを学んでいきたいタイプ。それゆえ、仕事であっても本業だけでは飽き足らず、副業する人も多いです。アイディア豊富で、天性の勘を持ち合わせているので、副業でも収入を容易く得られるでしょう。

得た収入は貯蓄に全て回すのではなく、趣味に使ったり高級なお店で使ったり。そういった体験にお金を使い、情報を得ては新たな人脈を作ろうとします。

新たな人脈ができれば、新しい仕事が舞い込むことも予想されますし、さらにお金を生み出せると考えるのですね。ぐるぐるとお金を回し、稼げるシステムを作っていけるのが偏財の人なのです。

今の時代、いつ仕事を失っても不思議ではありません。しかし、そんな世の中でさえスイスイと泳いでいけるのが偏財の人の強み。たくさん稼ぎ、たくさん世の中に還元し、心をどんどん豊かにできる人です。

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