易経

易占い【60】水沢節(すいたくせつ)の意味や爻を解説!

水沢節(すいたくせつ)の解説|卦辞の読み解き方

「節」とは節度のこと。ほどほどの振る舞いを意識していけば願いは通じるでしょう。

ただし「苦節不可貞」とあるように、意識し過ぎるのは考えものです。行動が縛られて苦しむようになってしまってはいけません。“ほどほど”も突き詰めれば逆に厄介なものなのです。

限界を越えて何かをするのは慎まなければなりませんが、だからといって何もしないのもまたいけません。丁度良いところを探し、それを目安として取り組んでいくのが良いですね。

水沢節(すいたくせつ)の意味|大象の解説

何かをやり過ぎてしまっていることを教えてくれる卦です。完璧にこなそうとしてストレスを抱えてしまっている場合もあれば、目に余る行為をしてしまっている場合もあるでしょう。

いずれにしても加減をしていくのが良いでしょう。完全にやめる必要はありません。少し抑えるくらいで大丈夫です。たまに限度を越えてしまう分には問題ないでしょう。それもまた“ほどほど”で良いのです。

なお、運勢についてこの卦を得たのであれば平運とします。つらいこともなければ、嬉しいこともありません。落ち着いているため、ある意味では幸せだといえますね。

ただ、スムーズにいきそうなことも一時止まります。何事も二度手間になりやすいですが、それが現状のベストです。

水沢節(すいたくせつ)の解釈|目的別の解釈

恋愛 節度ある付き合いができるため吉運を得やすいでしょう。
進展がのんびりであっても相手のペースに合わせていけば吉。
片思い 貞淑な態度でアプローチしていけば結ばれるでしょう。
復縁 進展がなかなかありませんが、少しずつ以前の関係に近づけます。
結婚 人並みの幸せを得ようとすれば幸せに恵まれます。
また、再婚だとなお吉。
相手の気持ち 当事者を大切にしたいという想いが強いです。
普通に接していくのが良いでしょう。
仕事 大きなトラブルもなく過ごしていけます。
無理をしなければ吉。
転職 時間はかかるものの、それなりに良い職場に移れます。
運勢 勢いはあまりありません。
自分をよく見直すべき時期です。
金運 浪費を抑え、高望みしないようにしましょう。
特に困ることはありません。
失せ物 なかなか見つかりません。
同じ場所を二度探すようにすると吉。

水沢節(すいたくせつ)の爻|小象の解説

初爻、四爻、五爻、上爻が正位を得ています。初爻、五爻は陽の気が増すのでやり過ぎに注意です。四爻、上爻は陰の気が強まるため動けなくなりがちですが、四爻ではそれが吉とでます。上爻は注意してください。

残りの二爻、三爻は不正であり、いずれも落ち着いた対処が求められます。

上爻の意味 頑固になり過ぎるあまり孤立してしまいます。つまらないことにこだわっていますので、もっと寛容になりましょう。
五爻の意味 欲を出さずに済む環境が出来上がっています。十分に満足できるでしょう。落ち着いて過ごしていれば大丈夫です。
四爻の意味 丁度良いペースで物事を進められており、そんな態度が振る舞いが人に認められます。これからもみんなに合わせていくのが良いでしょう。
三爻の意味 感情に任せて行動し、そのために泣きを見ることになります。自分のことをよく振り返り、直せるところから改善してみてください。
二爻の意味 好機が訪れているのに二の足を踏んでしまいます。モタモタしている暇はありません。ここを逃してしまえば、次はいつになるかわからないのですから。
初爻の意味 落ち着いて状況を見直すべきときです。動き回らない方が良いでしょう。のんびりとチャンスを待っていれば問題ありません。

 

RELATED POST