もくじ
ペンタクル(金貨・コイン)の4はどんなタロット?基本の意味や概要を解説!
王冠をかぶり黒と赤の服を着た人物が、王冠の上に、両足の下に、両腕で抱えるように金貨を持っている絵柄を持つ、ペンタクルの4。
座っているのが王座ではないことから、この人物が王ではないとされています。
この王冠は「力」「プライド」を意味し、服の赤は「欲望」、黒は「闇」を意味します。
抱え込むように金貨を手にしていることから「自分の財産」を絶対に人に渡さない意志が伝わってきます。
これらの様子から「執着」と読み取ることもできます。
また、この人物の背景の空は灰色、奥には高い塔や家といった街並みが描かれています。
背景に街が描かれていることから、文化や人々との交流が得られず、新たな創造が今後ないことも意味します。
正位置の意味や対策は周囲のバッシングに負けないように
ペンタクルの4が正位置で出現すると「独占欲」「保守的」「財産」といった意味になります。
今の地位・立場を守り、財産を確保し続けたいことを示しています。
つまり大損をする行動をとることなく、確実に堅実に物事を進めていくことを暗示するカードになります。
人から見たらその行動が執着であったりケチだといったネガティブな面に捉えられやすくなりますが、気にすることなく、己の道を進むと良いでしょう。
そういった行動から、周りの人から「ケチ」や「堅物だ」とバッシングを浴びることがあるかもしれません。
融通が利きにくくなっている可能性もあるので、適度に周りの人とコミュニケーションをとると吉です。
逆位置の意味や対策は必要なものは買いましょう
ペンタクルの4が逆位置で出現すると「執着」「ケチ」「浪費」といった意味に変化します。
「ケチ」と「浪費」と対極の意味の読み解きになるので、混乱してしまうかもしれません。
これは「ケチ」になりすぎてかえって「損」をしたり「必要以上にお金を使ってしまう」出来事が起こることを意味します。
いくら安くても、それが欠陥品である可能性もあります。
二重に買ってしまい、損してしまう可能性もあるでしょう。
財産を守ろうとすることに執着しすぎて、大損をしてしまうのは良いことではありません。
必要なものは必要な時に訪れます。
無理をして得を選ぶのではなく、本当に必要なものを獲得するよう心がけてください。
それが、損せず財産を執着なく守るために必要なことです。
タロットカード・ペンタクルの4|意味(キーワード)まとめ
正位置の意味(キーワード) | 独占欲 保守的 堅物 所有 経営手腕 |
---|---|
逆位置の意味(キーワード) | 執着 ケチ 浪費 無遠慮 私利私欲 |
タロットカード・ペンタクルの4|悩み別の解釈例まとめ
相手の気持ち | 正位置 | 独占欲の暗示。互いが心地よく居られる距離感を模索するとき |
---|---|---|
逆位置 | 無遠慮な執着心を抱いている暗示 | |
片思いの成就 | 正位置 | 保守的で頑なになっているかも。自然体でアプローチすると良い |
逆位置 | 相手への執着心から無遠慮な態度をとってしまう暗示 | |
仕事 | 正位置 | 利益を生み出すための手腕を発揮できる暗示 |
逆位置 | 私利私欲に走り、無遠慮な人物とレッテルを貼られることになりそう | |
対策・アドバイス | 正位置 | 堅実な姿勢は、過度でなければ幸運を呼び寄せる強みになる |
逆位置 | 執着や私利私欲は失敗のもと。周囲との協調を心がけると良い |
【恋愛】相手の気持ちの悩みでペンタクルの4が出てきたときの意味とは?
正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は相手の立場や気持ちを理解すること
ペンタクルの4の意味は「執着」「所有欲」などです。相手の気持ちを占って正位置で出た場合の結果は、相手が現在のポジションに執着していると読みます。恋愛の場合は、現状を維持したい気持ちから守りの姿勢に入ります。仕事やサークル内では、立ち位置を保持するために変化を嫌います。また、ペンタクルは物質的な要素を表すスートですので、金銭や物質的な豊かさが絡んでいるようです。相手に変化を迫る場合は難航が予想されますが、現状維持を望む場合は問題ありません。対策は、守備に徹する相手の立場や気持ちを理解してあげることです。
逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は柔軟な発想です
いつまでも凝り固まった思考を続けて、相手の本当の気持ちに気づかないまま時が流れていく暗示が出ています。このままでは何のアクションも起こせないまま自分の殻に閉じこもってしまう可能性すらあるのです。打開策を講じるためにも、相手の気持ちを丁寧にくみ取っていくための工夫が求められます。出来るだけそばに寄り添って、邪魔にならない程度のコミュニケーションを続けるのです。その先に通じ合う部分が見つかるイメージも示されています。
【恋愛】片想いの悩みでペンタクルの4が出てきたときの意味とは?
正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は誤解させないこと
ペンタクルの4の意味は「執着」「所有欲」などです。片思いの恋愛を占って正位置で出た場合の結果は、どうしても付き合いたいという気持ちです。ペンタクルは物質的な要素を表すスートなので、相手や相手との関係を自分のもののように見てしまう側面があります。片思いの現状に執着している場合は、恋に恋している状態を終わらせたくない、とも読めるでしょう。しかし、お互いを想う気持ちにペンタクルの4が正位置で出た場合は心配無用です。相手はあなたを誰かに奪われたくないと思っているので、誤解を招く言動や行動は控えましょう。
逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は頑張りぬくことです
長期戦を覚悟して臨まなければならない片思いの状態がイメージされているので、すぐに諦めないことが重要なポイントとなります。すぐに片が付くような心理戦ではないのです。相手の気持ちが少しずつ変化していく様子を観察しながら、自分にも関心を持つてもらえるよう努力をし続けることです。根競べの面もあるので、負けない工夫も求められています。このまま粘り続けば、いつか相手に強い思いが通じる暗示もはっきりと出ているのです。
【恋愛】復縁の悩みでペンタクルの4が出てきたときの意味とは?
正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は新しい関係を目指す
ペンタクルの4の意味は「執着」「所有欲」です。ウェイト版カードの絵柄が示すように「どうしても手放したくない」という強い想いがあります。どちらかと言えば静的なカードで、現在もしくは過去に所有していた物、人、関係性などへの執着を表します。復縁は過去の恋人なので成功の可能性は高いでしょう。他のカードと合わせて「既に新しい恋人がいて手放せない」とも読めます。復縁結果で出た場合の対策は、同じ問題を繰り返さないよう注意しながら、新たな関係を目指すと良いでしょう。
逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は失望しないことです
期待外れの結果が出て、気落ちした状態が長期間続いていく暗示が出ていますが、気にしすぎてはいけません。一度落ち込み始めると、どこまでもネガティブな思考に陥ってしまうリスクも指摘されているのです。無理にでもポジティブになって、失望の境地から抜け出すことが先決であると言えます。少しでも前向きになることで、復縁の可能性は蘇ってくるのです。少し心を休めたのなら、また一からコツコツと努力をしていけば良いのです。
【恋愛】仕事の悩みでペンタクルの4が出てきたときの意味とは?
正位置で出た時の意味や未来の結果、対策はお金にこだわらない
ペンタクルの4が正位置で出た場合、経済的な安定が期待できることを告げています。
このカードは、経済面で恵まれていることをあらわしていますが、本人が満足していない状況も示しています。
裕福さへの愛情が、他人より多いのかもしれません。遺産相続でもめていて、お金のことしか考えられない状況なのかも。もしくは、自分はもっと認められて、もっと高給であるべき、と思っているのかもしれません。
今の現状は、あるていど満たされているはずです。お金にこだわりすぎるのは、気をつけたほうが良いでしょう。
逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策はケチに徹する
ペンタクルの4が逆位置で出た場合、お金に困りやすい状況をあらわしています。
せっかくチャンスをもらえても、昇級試験に落ちてしまったり、支払いが遅れたりしてしまいそうです。今は、安定を望んでも、なかなかうまくはいかないでしょう。もしも遺産のお話があったとしても、保留状態になってしまうかもしれません。
とにかく今は、せっせと働いて、財産や金銭を貯める努力をしましょう。蓄財的手腕を磨いて、ケチに徹していきましょう。