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ペンタクルの2の意味(正位置・逆位置)|恋愛・相手の気持ち・復縁などの悩み別解釈例で分かるタロット解説

もくじ

ペンタクル(金貨・コイン)の2はどんなタロット?基本の意味や概要を解説!

大道芸人と思われる男性が、人の顔の大きさほどあるペンタクルを2つ、8の字につながっている帯(リボン)を手にしています。
その背景には大波、そしてその波の上には大きな船と小さな船が一隻ずつ描かれています。
ペンタクルを手にする大道芸人は「陽気」「道楽」「楽しみ」といった意味を持ち、2個の大きなペンタクルは「表と裏」を意味し「成功」と「失敗」を意味するようになります。
大道芸人が手にする帯が8の字を描いていることから“無限”や“永遠”を意味します。
大きな波は感情の起伏を示し、船は進んでいることから未来を示すので、変化しながら不安定ながらも未来へと向かっていることを意味します。

ペンタクル自身が金銭面・現実面を意味することも外さずに読み解きを行っていきましょう。

正位置の意味や対策は良い変化に順応をすると吉

ペンタクルの2が正位置で出現すると「繰り返し」「柔軟」「良い変化」といった意味になります。
各スート(小アルカナに描かれているマーク)の2を見てみると「平均」や「均衡」といった意味が多いのですが、ペンタクルの2の解釈は少し異なります。
未来に向かって変化は時に起こるものですが、このカードが正位置で出現した場合は、良い変化が起こる前兆もしくは良い変化が起こったことを意味します。
一見、その変化は良いものではないと思われるかもしれません。
ですが、長い目で見たり、未来から今の自分を見た時に「確実に自分を良い未来に導く変化」であることを気付かせてくれるカードでもあるのです。
そのほかにも他者との関わり合いが欲しい時、関わり合いが吉となっている時に出現をするカードでもあります。
人とのコミュニケーションが良い変化をもたらす場合もあるので、今連絡したいと思う人がいるのであれば、連絡を取ってみるのも良いでしょう。

逆位置の意味や対策は二者択一がポイント

ペンタクルの2が逆位置で出現すると「金銭問題」「コミュニケーションの不通」「選択により拓かれる未来」を意味するようになります。
良い流れを生んでいたペンタクル2正位置でしたが、逆位置だと全てその反対になっていきます。
先が見えなくなっていたり、頭が硬くなってしまい良いアイディアが生まれなくなってしまうこともあるでしょう。
また、正位置ではコミュニケーションによるチャンスの到来でしたり、人との関わりがうまくいく予兆がありますが、逆位置ではその力がうまく発揮されないようになります。
物事がスムーズにいかない理由は2つのことを天秤にかけて考えすぎてしまうことにあります。
うまく2つを追おうとすると泥沼にはまってしまうので、きっぱりと1つを選ぶように心がけましょう。
そして、金銭面や対人面の問題が浮き彫りになりやすい時期でもあります。
大ごとになる前に、金銭問題や対人関係についてしっかりと考えるようにしましょう。

タロットカード・ペンタクルの2|意味(キーワード)まとめ

正位置の意味(キーワード) 繰り返し 柔軟 良い変化 交流 適応能力
逆位置の意味(キーワード) コミュニケーションの問題 適当 裏切り 二転三転 判断不能

タロットカード・ペンタクルの2|悩み別の解釈例まとめ

相手の気持ち 正位置 二人にとって良い変化が起きそうな予感
逆位置 コミュニケーション不足で、心が通じ合っていないと感じている暗示
片思いの成就 正位置 何度も何度もアプローチすることで相手が振り向いてくれるかも
逆位置 ころころ態度を変えるのはNG。一途で素直な思いを伝えると良い
仕事 正位置 周囲と交流を深めると良い変化が生まれそう
逆位置 意思疎通が図れず、判断ミスを起こす暗示
対策・アドバイス 正位置 柔軟な姿勢、変化に適応する力が成功のカギ
逆位置 適当にやり過ごすことなく、丁寧に事に当たると良い

【恋愛】相手の気持ちの悩みでペンタクルの2が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は想いのズレ

相思相愛の関係から少し距離が出来てしまう暗示が出ています。自分が思っているほど、相手からは好意が寄せられていなかった可能性があるのです。これまで安心しきって深く考えなかった点を、再点検していくことが重要視されるでしょう。直接コミュニケーションをとって、真剣に語り合う機会を設けるのもアリです。駄目な自分もさらけ出しながら、ざっくばらんに話していくのです。その中で感覚のズレを補正していくのが良いでしょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は間接的に聞くことです

謎に包まれていた相手の気持ちが、唐突に理解出来るようになる兆しが映し出されています。それが確定的にものであるか否かは、時間をかけて見つめていく必要があります。与えられた情報をもとにして、具体的に気持ちを知るためには、第三者に頼るのも方法の一つとなります。タロットからは、間接的に気持ちを知ることの有効性が示されています。明らかになっていない部分も含めて、邪魔にならない向き合い方を模索していくのが良いでしょう。

【恋愛】片想いの悩みでペンタクルの2が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は真面目になることです

実らない片思いだと思い込んで、一か八かのアプローチをしてしまう未来がイメージされています。賭けに出ず、慎重に言葉を選んでコミュニケーションをとらなければいけません。安易に飛び込んでいかず、真面目に向き合う姿勢を見せる必要性も暗示されているのです。物腰を柔らかくして、丁寧な会話をすれば次第に心の交流が盛んになっていきます。その先に、片思いの状態から一歩抜け出すタイミングが訪れる可能性が見えてくるでしょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は変化と準備不足

通じ合えない片思いの辛さが、カードを通して滲み出ています。近い未来に想像を絶するような急展開が起こる可能性を示唆されているので、心構えをより確かにしておくことが必要です。準備不足によって、本来伝わるはずの思いが曲がった形で届いてしまうリスクが暗示されています。注意深く様子を観察して、適切なアプローチの中に反映させていく必要性があります。手探りでも納得のいく形で進める大切さが強く示されているのです。

【恋愛】復縁の悩みでペンタクルの2が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は調子を合わせることです

相手のペースを考えてコミュニケーションをとることの必要性が強く表されています。不信感を持たれない様にする努力が重要なのです。過去の自分を客観的に振り返って、相手に対する立ち振る舞いがどのように映っていたのか再認識する姿勢が求められています。相応しくないアプローチを続けて居たとすれば、今からでも遅くは無いので改めていくべきです。改善点を見つけて修正していく様子が、相手から再度評価されて復縁に繋がるイメージも示されています。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は直接確認することです

分からないままになっている相手の心境について、直接しっかりと確認すべきことが示されています。本当に復縁することが望ましい結果を生むのか、相手次第になっている状況が暗示されているのです。このままなし崩し的に関係が修復されても、それは表面上のものと言えます。満たされない思いがそのまま残される結果がイメージされているのです。不足している信頼関係を取り戻すことが先決なので、優先する順位の確認が求められます。

【恋愛】仕事の悩みでペンタクルの2が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は楽しさと創造性

時と場合に応じた変化を受け入れ、仕事に生かしていくことができます。それは難しいこともありますが、絶妙なバランス感覚に優れている今、同じ事を繰り返すだけの単調な仕事は、むしろ楽しみを見いだせない可能性もあるでしょう。真剣に向き合わざるを得ないことが多いのが仕事であるといえますが、これまで培った能力があれば、楽しい側面を見つけていくことは十分可能であると言えます。創造的な意識で、不確実な事象に対しても、臨機応変な対応を心がけましょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策はもう少しの辛抱です

ペンタクルの2が逆位置で出た場合、別離や分配を意味しています。
仕事上のパートナーとの別離、会社の分裂など、物事が分けられる状況を示しています。また、仕事に関して言えば、指示される内容に対して、本人の実力不足で困惑している状況を示す場合もあります。金銭的には借金をつくりやすく、返すために借りる、いわゆる自転車操業的な状況に陥りそうだと注意しています。
どちらにしても、このゴチャゴチャとした状況は、終わりに近づいています。ストレス発散のための憂さ晴らしは、今は自重したほうがよさそうです。