タロット

棒(ワンド)の8の意味(正位置・逆位置)|恋愛・相手の気持ち・復縁などの悩み別解釈例で分かるタロット解説

ワンド(棒)の8はどんなタロット?基本の意味や概要を解説!

ワンドというスート(小アルカナに書かれているマーク)はタロット4大元素「火」に属し、情熱・エネルギー・活力を蓄えているカードになります。
同時に「火」は外側へと力を放つということから「自分から他者(周りの環境)」へと影響を与えるという力を持つカードであると位置付けをされます。
またワンド(棒・杖)は家を作るときに礎や、支えとなる柱になることから「物事の始まり」「基礎」「原始的な力」といった意味も力として備えています。
8の数字を持つタロットカードはそれぞれのスートの力を強める働きがあります。
ですので《ワンドの8》となると単純に「他者への影響」が強まると読み解くことができますが、あまりにも8の力が強いので「周りへの影響だけではなく、変化までもたらしてしまう」ような
状況になってしまいます。

タロットの絵柄は8本のワンド(棒)が空中を飛んでいる様子が描かれています。
人物は描かれていません。
この8本のワンドが空中を飛んでいるということから、ワンドの力が人智を超え、「自分が想像しないようなところで物事が動かしてしまう」を意味します。

正位置の意味や対策は「流れに乗る」と吉

ワンドの8が正位置で現れると「急展開」「タイミング」「流れ」と読み解くことができます。
「周りへの影響」の力が強いワンド、そして8が持つの「それぞれのスートの力を強める」作用により、自分が気づかない場へと良い影響が与えられていきます。
ワンドの8が現れた後、自分が思う以上に物事がスムーズに動いていくため、驚いてしまうかもしれません。
状況が驚くほど速く展開していきますが、基本的に良い方向へ進んでいるので、不安に思わず安心して過ごすとよいでしょう。

先ほども申しましたように、この良い流れのスピードは想像以上に速いのも特徴です。
ぼーっとしていると、良い流れに乗り遅れてしまうこともあるので注意しましょう。
何かしら良い流れだと思うものを察知したら、すぐその流れに乗るようにしていきましょう。

その反対に自分の身の周りで何も起きていないと感じるのであれば、良い流れを見逃してしまった可能性が高いです。
あまりにも急激なの現象なので、良い変化や流れが終わってしまっている場合もあります。
その場合は、自分の身の周りにどのような変化があったのか確認をとるようにしましょう。
確認をすることで、変化後の振る舞い方や行動の出方が楽に行え、目標達成やゴールへ進むのも楽に行えるようになっていきます。

逆位置の意味や対策は「待つこと」が大切

逆位置でワンドの8が現れた場合「停滞」「進まない」「スムーズに物事がいかない」といった意味に変わってしまいます。
正位置ではワンドと8の数字の力がそのままで発揮をされるのですが、逆位置になるとその作用が反対の意味になり、カード本来の力がスムーズに発揮されないようになるからです。
理由は分からないけれども何故だか思うように進まない状態になっている可能性があります。
更には状態を好転させたい気持ちが強まり、空回りしてしまうことも多くなり気疲れしやすいので要注意。

ワンドの力が強まっているので「感情」の部分もいつもより激しくなってしまうのも特徴です。
自分と周りの温度差が異なっていて、摩擦になってしまうこともあるので穏やかで過ごせるよう努めると吉です。
同時に客観性を失いやすいので、一歩引いて物事をみることも重要です。
そうすると、マイナスにあった状態から通常の地点まで状態を引き上げやすくなり、物事をスムーズに進めやすくなっていきます。

逆位置ではありますが、正位置と同様にワンドの8の効果が保たれるスピードも早く短いので、停滞が収まるまで待つのも有効です。
ネガティブなことが起こったとしても、しばらく放っておくとその出来事が終息していることも多いです。

タロットカード・棒の8|意味(キーワード)まとめ

正位置の意味(キーワード) 思わぬ好調 急展開 ハイスピード 新たな方向性 好機到来
逆位置の意味(キーワード) 停滞 空回り 感情的 横槍が入る 再考の必要性

タロットカード・棒の8|悩み別の解釈例まとめ

相手の気持ち 正位置 チャンス到来の予感。急展開になりそう。
逆位置 再考の必要性に迫られることの暗示。
片思いの成就 正位置 思わぬ好調状態に。好機到来の暗示。
逆位置 ライバルの出現。空回りすることになりそう。
仕事 正位置 ハイスピードで駆け抜けることができそう。
逆位置 停滞してしまうかも。一度考え直す必要があるかも。
対策・アドバイス 正位置 どんなチャンスも逃さないように。
逆位置 感情的にならず、冷静に。

【恋愛】相手の気持ちの悩みで棒(ワンド)の8が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は取り乱さないことです

心の乱れが大きくなるイメージがとても強く示されています。穏やかな精神状態を保つことに意識を傾けておくことが必要です。慌てて早計な対応をしてしまうと、トラブルの連鎖が止まらなくなってしまうリスクがあります。

取り乱さず、最も適切な選択をしていけば、徐々に状態は改善していくでしょう。悪あがきをしなければ、吉兆がもたらされる可能性も示唆されています。相手の気持ちが自分に向いているか慎重に見極めることも大事です。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は一途に思うことです

一層相思相愛の関係になれるチャンスが、手の届くところにあることが、イメージとして提示されています。あまり遠くない未来に、関係性の発展に資するような出来事に遭遇するでしょう。

どのタイミングで訪れるチャンスかは判然としなたいめ、常に気を張っていなければいけません。自らの魅力を高め、相手の気持ちが変わっても堂々としていられるよう意識するのです。日頃のこうした心掛けが、良い結果を生み出すことになっていきます。

【恋愛】片想いの悩みで棒(ワンド)の8が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策はいつも通りにしていることです

状況の変化に対応することが難しくなるような暗示が表されています。気分が高揚して、いつもと異なる言動が目立つ可能性が高いため、注意が必要です。

相手から持たれている印象も左右しかねないので、しばらくの間は心を静めていつも通りの対応に終始する姿勢が求められます。誇張した表現や態度が、思いがけず嫌悪感に繋がっているリスクを想定しておく必要があるのです。

中期スパンで片思い状態の変化が起こる兆しも示されているので、今は特に注意が求められます。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策はゆとりを感じさせることです

急いては事を仕損じる、という暗示がはっきりと表れているので、ゆとりを持って相手と接することが大切です。これから先、良い関係を作っていく中でも、一つ一つのプロセスを大事にしなければなりません。

急いで失敗するリスクを考えると、むしろ心に余裕を持たせるための工夫をした方が無難です。あまり無理をせず、自分なりのペース配分で片思いからの進展を図っていくのです。次第に状況が良化していくのを、じっと待つ姿勢が求められています。

【恋愛】復縁の悩みで棒(ワンド)の8が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は急ぎ過ぎないことです

静けさの中に身を置いて、じっと我慢しておくことが重要であるという暗示が出ています。まだまだ復縁のタイミングには至っていないので、強引に迫ったりしないことが肝心です。相手の気持ちの整理がつくまで、待ってみると良いでしょう。

その間にお互い大きな変化が訪れるかもしれません。自然体で過ごして、成り行きに身を任せてみるのも有効な策となります。本当に復縁することで幸せになれるのか、再検討の余地が残されているのです。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は再起を期すことです

再チャレンジして関係を回復させられるチャンスが巡ってきたことを暗示するカードです。滅多にない機会なので、しっかりとチャンスをつかみ取れるようにした方が良いでしょう。昔の失敗を糧として、今こそ再起を期すタイミングです。

ダメ元でも良いので、果敢に復縁に向けたアプローチをしてみましょう。全力を尽くして、あとは結果を待つのみという状態に持っていければベストです。粘り強く、諦めない姿勢が成功への鍵となります。

仕事の悩みで棒(ワンド)の8が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は実直さです

在らぬ疑いをかけられて精神的に弱ってしまう局面が訪れるかもしれません。真面目に取り組んでいても、なかなか正当な評価を受けられない暗示も出ているのです。腐ってしまわずに、身の回りの整理をしたり、目先の仕事を片付けて様子を見るのが重要です。

こんな時こそ焦りは禁物で、今まで通り実直な姿を周りに見せておかなければなりません。急に態度を変えてしまうと、かえって怪しまれることに繋がります。しっかり評価される時を待ちましょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は煩悩を捨てることです

様々な雑念が入って、仕事に身が入らない暗示が強く示されているため、注意しなければなりません。今最も大事にしている仕事だけば、どんなことがあろうとも手を抜いたらいけないのです。大きく評価を左右する出来事が、かなり近い時点に迫っています。

恐れる必要はありませんが、煩悩が邪魔をして、ミスに繋がらないか懸念があります。何度もチェックして、確実性を高めていくことが、これからの仕事の成功に繋がっていくでしょう。