タロット

棒(ワンド)の7の意味(正位置・逆位置)|恋愛・相手の気持ち・復縁などの悩み別解釈例で分かるタロット解説

ワンド(棒・杖)の7はどんなタロット?基本の意味や概要を解説!

ワンドはタロット4大元素のうち「火」に属し、情熱・エネルギー・活力を司ります。
自ら力(火)を発することから「自分から他者(周りの環境)」へと影響を与えるという意味も持ち合わせます。
またワンド(棒・杖)は家を作るときに、礎や支えとなる「柱」になることから「物事の始まり」「基礎」「原始的な力」も意味します。
7のカードは周りに翻弄されるのではなく「自ら動く」といったような「行動」を示すカードです。

絵柄は小高い丘に一人の男性が長いワンド(棒)を手に、丘の下から突き出ている6本のワンドと戦っている様子が描かれています。
この男性の靴は左右異なるものを履いていて、何か焦っているような様子が伺えます。
この情景である小高い丘は、自分自身が優位になっていることを意味します。
そして、突き上げてくる6本のワンドは、次々と自らを襲ってくる出来事の示唆です。
左右異なる靴を履いている様子から、慌てていて余裕がない現状にあることを教えてくれます。

正位置の意味や対策は「気を抜かず」に対応を

ワンドの7が正位置で出現した場合、「優位・優勢」「独り勝ち」「挑戦」を意味し、「慌ただしさ」や「無我夢中である様」といった状態も示してくれます。
物事を成し遂げるために、自分の意志で動いており、今現在の状態が「優勢」であることを教えてくれます。
しかし、出来事や事件が四方八方から次々と訪れるため、その忙しさはこれまでにない程になっていくでしょう。
また、目の前にある忙しさに気を取られてしまい、作業や対応力が少々荒くなってしまいそうです。

一番大切なことは、このカードが出た時期はまさに「勝負の時期」であるということです。
どのような対応をするかによって、今後の未来が決まってしまうほどの大一番が待ち構えているので、何かを決めるときには詳細に注目し、何か漏れがないか確認を怠らないようにしましょう。
ここで、手を抜いてしまうと、優勢の立場が逆転してしまうこともあるので要注意。

また、忙しさは永遠に続くということではありませんので、手を抜かずに注意深く物事に対応するように努めましょう。
今が頑張り時だと割り切って、一つ一つ集中して取り組むのが一番です。

逆位置の意味や対策として「頼ること」も視野に入れて

ワンドの7が逆位置になると「不利な立場」「対応しきれない」「物事に追われる」という意味に変化をします。
正位置と同じく、あまりにも多くの出来事が訪れますが、処理しきれなくなってしまい最終的に消化不良となり思うように進んでいきません。
さらに不利な立場で物事が進んでいくので、うまく乗り越えることが難しくなってしまうことが多くなっていきいます。
そうなる前に、「今の状態をどうすれば切り抜けられるのか」を軸に体制を立て直すと吉。
人に頼ることや協力してもらうと状態が良くなっていく可能性があります。
相手の立場や状態を加味した上で、協力を仰ぐと良いでしょう。
その場合、足元を見られてしまったとしても、ぐっと堪えて状況を切り抜けるよう努めていきましょう。

タロットカード・棒の7|意味(キーワード)まとめ

正位置の意味(キーワード) 優位 挑戦 無我夢中 孤軍奮闘 困難に直面する
逆位置の意味(キーワード) 不利な立場 力不足 信念の揺らぎ 人海戦術を駆使する 効率的な行動の必要性

タロットカード・棒の7|悩み別の解釈例まとめ

相手の気持ち 正位置 少し挑戦する必要があるかもしれない。
逆位置 周りの協力をえて確かめることになりそう。
片思いの成就 正位置 困難に直面することになりそう。
逆位置 力不足を痛感することになりそう。
仕事 正位置 孤軍奮闘することになりそう。
逆位置 効率的に行動することを求められそう。
対策・アドバイス 正位置 無我夢中に目の前のことに挑戦する。
逆位置 自分磨きに力をいれるといい。

【恋愛】相手の気持ちの悩みで棒(ワンド)の7が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は見定めていくことです

見えていない相手の気持ちを無理に探っていくことが、最終的に悪い状況を生み出していく可能性が示されています。

注意深く観察して、しっかりと中身を捉えてからでも遅くはありません。タイミングを見定めて、相手にとって最良の瞬間を狙っていく姿勢が問われているのです。

重要なのは、自分本位にならず、思いの先には必ず相手の心があることに気づくことです。信頼できる関係作りを意識を傾注していくことが、未来を明るく照らすポイントとなるでしょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は説き伏せることです

どうしても優先したい自分の気持ちを、抑えなくてはいけない局面が訪れそうなイメージです。些細なことで喧嘩をしたり、険悪な雰囲気を生み出してしまう暗示でもあるので、注意深く観察する姿勢が求められます。

相手の気持ちを性格に推しはかることが出来ず、ヤキモキすることもあるでしょう。しかし、対策としてはしっかり相手と話し合って、譲れない部分はなんとか説き伏せていくことが肝心です。不用意な言動だけは控えた方が良さそうな暗示も出ています。

【恋愛】片想いの悩みで棒(ワンド)の7が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は褒めていくことです

急激に気になる相手との距離を縮めていけるチャンスが、間近に迫っていることを予感させるカードです。雰囲気も高まって、どんなことでも上手くいきそうな局面に入っているのです。出来る限り相手の良い所を褒めて、心地よさを演出することが効果的です。

ささやかなプレゼントをあげたり、これまでの感謝を伝えるなど、相手の気分を高揚させることが肝心です。舞い上がったところで、告白すれば成功率は格段に向上していくことが暗示されています。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は真剣に思うことです

恋愛における大きな転機の到来がイメージとして明示されています。これまでの向き合い方を少し変えて、新しいアプローチの方法を見出すことが出来れば、片思いの状態を打破できるかもしれません。

明るい未来のイメージと、少しずつ暗い方向に向かっていく暗示が両面から示されている点にも注意が必要です。自分の言動次第で、どのようにも転じていくのだと肝に銘じておく必要性があるかもしれません。

保守的になりすぎず、真剣に考えていくことの大切さが表されています。

【恋愛】復縁の悩みで棒(ワンド)の7が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は迫っていくことです

現状維持に徹していると、次第に相手が遠ざかっていく暗示が出ています。じっと我慢していても、ほとんど状況は動かないばかりか、悪化の一途を辿っていく懸念さえあるのです。

自分から積極的な仕掛けていって、気持ちに迫る姿勢がとても重要なテーマとなって表されています。無理だと考えずに、とりあえず動いてみるという精神が、状況を良化させるポイントです。

これまでの復縁に向けた取り組み方を抜本的に見直して、アクティブに迫ってみるのも一つの手となります。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は守りに入らないことです

攻めの姿勢を崩さずに、相手に迫っていくことで、少しずつ復縁に向けた変化を生み出せる兆しが、タロットから解釈出来ます。目まぐるしく変化するお互いの心を繋ぎとめているのは、過去への悔恨です。あの時こうしておけば良かった、という思いが深く心の中で凝り固まっているのです。互いに歩み寄れるタイミングは、これから訪れるかもしれません。そのタイミングで、しっかりと相手と向き合うのです。守りに入らず、真剣に対峙する必要性が表されています。

仕事の悩みで棒(ワンド)の7が出てきたときの意味とは?

正位置で出た時の意味や未来の結果、対策は勇気を持つこと

棒(ワンド)の7が正位置で出た場合、討論や商談が有利に運ぶことを示しています。
今現在おこっている問題には、人間関係や健康面などが、複雑に絡み合っているようです。

この問題を乗り越えるためには、問題を整理し優先順位をつけ、ひとつひとつ確実に解決していく必要があります。

簡単な争いではありませんが、勇気と決断力さえあれば、勝てる戦いです。自分を信じて、自信を持って、解決に尽力すれば、問題はきっと乗り越えられるでしょう。

逆位置で出た時の意味や未来の結果、対策は現状維持

棒(ワンド)の7が逆位置で出た場合、討論や商談が、水かけ論でまとまらないことを示しています。次から次へと訪れる障害に、てんてこ舞いの状況です。わけのわからない、困惑するような出来事も、起こるかもしれません。

とりあえず問題を整理して、一番気がかりになっている難題から、解決を試しながらも現状維持を心がけ、新しい決断は後回しにするようにしましょう。今の状況での決断は、敵をますます作ってしまう可能性があります。